ヴォイジャー四重奏団/ワーグナーとマーラー作品を弦楽四重奏で
2021年02月25日 (木) 12:10 - HMV&BOOKS online - クラシック
愛の使者〜ワーグナーとマーラー作品を弦楽四重奏で
ワーグナーは青年時代に弦楽四重奏曲を書きましたが、楽譜は散逸しており実際にその音を聴くことはできません。またマーラーも弦楽四重奏曲を書いた記録はありますが、やはり楽譜が残っておらず、こちらも演奏は不可能です。
ワーグナーとマーラーの弦楽四重奏曲を聴いてみたい、そんな思いを叶えたのがこの『愛の使者』と題されたアルバムです。ドイツの現代作曲家アンドレアス・ヘーリヒトが、それぞれの作品から愛のメッセージが込められた曲を選び、見事な弦楽四重奏曲へとアレンジしました。
ワーグナーは、マティルデ・ヴェーゼンドンクを思いながら作曲した『トリスタンとイゾルデ』の前奏曲と、ヴェーゼンドンク歌曲集の弦楽四重奏版、そして、マーラーは、初期のピアノ四重奏曲を第1楽章とし、アルマにあてて書いた交響曲第5番のアダージェットを第2楽章、第10番を第3楽章、そして残された断片を自由に組み合わせた曲を最終楽章に置いた『弦楽四重奏曲第1.0番』。どちらも魅力的な作品へと変貌を遂げています。演奏は、以前、同じくアンドレアス・ヘーリヒトによる編曲版の『冬の旅』をリリースしたヴォイジャー四重奏団。かつては有名クァルテットに在籍したり、バイエルン放送響のメンバーであった奏者により2014年に結成されたアンサンブルです。(輸入元情報)
【収録情報】
ワーグナー/ヘーリヒト編:
● 『トリスタンとイゾルデ』前奏曲
● ヴェーゼンドンク歌曲集(天使/とまれ/温室にて/悩み/夢)
マーラー/ヘーリヒト編曲&構成:
● 弦楽四重奏曲第1.0番
I. Moderato - Allegro(原曲:ピアノ四重奏曲)
II. Adagietto(原曲:交響曲第5番〜第4楽章)
III. Adagio(原曲:交響曲第10番〜第1楽章より)
IV. Allegro(マーラーの断片素材をもとに)
ヴォイジャー四重奏団
録音時期:2020年12月12,13日
録音場所:バイロイト、ヴァーンフリート館
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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