ヴァイグレ/シュレーカー:歌劇『はるかなる響き』(3CD)

2021年03月09日 (火) 10:00 - HMV&BOOKS online - クラシック


シュレーカー:歌劇『はるかなる響き』

1912年8月18日にフランクフルト歌劇場で初演されたフランツ・シュレーカーの歌劇『はるかなる響き』。彼の2作目の歌劇であり、ワーグナーやリヒャルト・シュトラウス直系の濃厚なロマンティシズムを持つこの作品は初演と同時に大人気を博し、1920年のプラハではツェムリンスキーがチェコ初演を指揮、また1925年にはエーリヒ・クライバーがベルリン国立歌劇場で上演を行うなど人気を獲得していきました。
 この作品はシュレーカーの名声を押し上げるのに一役買いましたが、後にナチスにより「退廃音楽」の烙印を押されてしまい、その後は歌劇場のレパートリーから姿を消してしまいました。20世紀末になってようやく人気が復興、近年は日本を含め世界中の歌劇場で上演が行われています。
 2019年に読売日本交響楽団の常任指揮者に就任し、2020年12月にもコロナ禍の中来日し、第九を演奏したセバスティアン・ヴァイグレは、20世紀初頭の作品を重要なレパートリーにしており、このフランクフルト歌劇場にとっても大切な作品である『はるかな響き』では、オーケストラの厚い響きにも負けない強靭な声を持つ歌手を揃え、熱意を持って演奏しています。(輸入元情報)

【収録情報】
● シュレーカー:歌劇『はるかなる響き』全曲


 グレーテ・グラウマン…ジェニファー・ホロウェイ(ソプラノ)
 フリッツ…イアン・コジアラ(テノール)
 ヴィルト・アントニー…ロビン・シュナイダー(バス)
 役者…ユーリ・サモイロフ(バリトン)
 老グラウマン/合唱団員 2…マグヌス・バルトヴィンソン(バス)
 女…バルバラ・ツェヒマイスター(ソプラノ)
 ヴィゲリウス博士…ディートリヒ・フォッレ(バリトン)
 老婆…ナディーヌ・セクンデ(ソプラノ)
 ミツィ…ジュリア・ドーソン(メゾ・ソプラノ)
 騎士/合唱団員 1…テオ・レボウ(テノール)、他
 フランクフルト歌劇場のエキストラ
 フランクフルト歌劇場管弦楽団&合唱団
 セバスティアン・ヴァイグレ(指揮)

 録音時期:2019年3月、4月
 録音場所:フランクフルト歌劇場
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
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