トム・ジョーンズ 最新アルバム『Surrounded By Time』 ボブ・ディラン、ミシェル・ルグラン、トッド・スナイダーらの名曲を採り上げた渾身のカヴァーコレクション 国内盤には「サントリー オールフリー」CMソングにも使用されている「よくあることさ」をボーナス収録

2021年03月22日 (月) 22:30

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トム・ジョーンズ 6年ぶりのニューアルバム『Surrounded By Time』 今回も自らが愛する音楽ルーツとその造詣の深さが明らかにされた渾身のカヴァーコレクション

ゴスペル、ブルース、トラディショナルソングからポップス、ロックへの愛情溢れるカヴァーが満載の『Praise & Blame』(2010年)、『Spirit In The Room』(2012年)、『Long Lost Suitcase 』(2015年) といった近作同様、今回も自らの愛する音楽ルーツへの造詣の深さが明らかにされた、まさに “魂が宿る” コレクションともいうべき6年ぶりの最新アルバム『Surrounded By Time』が完成。

アルバムには、ボブ・ディランの「One More Cup Of Coffee (コーヒーもう一杯)」、アメリカ出身の歌手で社会活動家、哲学者であるバーニス・ジョンソン・リーゴンの「I Won't Crumble With You If You Fall」、フランスの巨匠ミシェル・ルグランが作曲し、俳優・歌手のノエル・ハリソンが歌ってアカデミー賞主題歌賞に輝いた名曲「The Windmills Of Your Mind (風のささやき)」など、いわば知る人ぞ知る隠れた名曲の数々をカヴァー。

アメリカ出身のオルタナティヴカントリー/アメリカーナ系のシンガーソングライター、トッド・スナイダーの作品を歌った「Talking Reality Television Blues」では、「ビデオの普及でラジオ・スターは葬り去られ、(リアリティ番組の台頭で) 現実がビデオスターを葬り去った」と、現代社会を痛烈に皮肉るなど、80歳にして今もなお独特の視点で強烈なメッセージを放ち続けている。





ほか、マイケル・キワヌーカの「I Won't Lie」、ザ・ウォーターボーイズの「This is the Sea」、トニー・ジョー・ホワイトの「Ol' Mother Earth」、テリー・キャリアーの「Terry Callier」、そしてトム・ジョーンズのオリジナル曲「Samson And Delilah」など全12曲が収録される。

アルバムからの第1弾シングルとなった「Talking Reality Television Blues」は、テレビがその誕生から現在まで与えてきた影響と果たしてきた役割の変化を、驚くような歌に乗せた作品で、緊迫感すら感じる疾走感溢れるトラックに乗って、クールなスポークンワードを披露するその人は、まさに公私共にテレビの申し子だ。この曲について、トム・ジョーンズは次のように語っている。「テレビ放送が始まったのを僕はこの目で見ている。まさか自分がその一部になるとは思ってなかったがね。テレビのパワーは人間の素晴らしさ、クレイジーさ、発明の才や独創性を今一度、我々に思い出させてくれると同時に、そこに映し出される現実がどれほど恐ろしいものかを教えてくれるんだ」。


Talking Reality Television Blues (Official Video)




また、3/18 (木) には、ボブ・ディランのカヴァー「コーヒーもう一杯」もデジタル配信でリリースされた。トムが「コーヒーもう一杯」と初めて出会ったのは、およそ44年前のことだ。トムは今回ついに、自分が思い描いていた通りの形にこの曲を仕上げることができた。つまり、原曲で設定されている状況に、経験や、簡潔さ、そして枯れた遊び心を、しっくりなじむように溶け込ませて融合。そして、それをある種のコンテクストに落とし込んでいるのである。

「昔のことなんだがね」と、微笑むトム。「私は向こう見ずな若者で、気づいたら本来いるべきではないマズい状況に陥っていたり、一緒にいるべきではない人たちと過ごしていたりしたことがあったんだ。あれから何年も経った今、”谷へと下る” という一節を聞いて思い浮かぶのは、そういった無茶をするという現実の出来事だけではなく、二日酔いのことであったりもする。もうあの頃の自分には戻れないが、それでもこの曲を歌い始めると、すぐにあの場所に引き戻されるんだよ」とトムは語っていまる。


One More Cup Of Coffee




プロデューサーのイーサン・ジョンズとは、高い評価を受けた2010年のアルバム『Praise & Blame』でタッグを組んで以来10年以上にわたって協力関係が続いており、彼にとってはキャリア史上最も長い音楽的コラボレーションとなっている。今回のアルバムにはその関係性が反映されており、青年時代からより最近にまで及ぶ過去を深く掘り下げ、時代と共に変化し続ける音楽の世界を横断しながら、今日的な意義のある物語を備えた親しみやすい一連の楽曲が生み出されている本作は、トムにとってこれまでで最もパーソナルな楽曲集に仕上がった。

この6年ぶりのニューアルバムについて、トムは「人生の、そしてキャリアのこの段階で、また80歳という年齢にあって、我が物語を音楽を通じて表現できるというのは、途方もなく素晴らしいこと」と語り、自身にとっての自信作だと胸を張っている。

また国内盤CDにはボーナストラックとして、3/20 (木) より「サントリー オールフリー」のCMソングにも使用されている、1965年の全英No.1ヒット曲「It's Not Unusual (よくあることさ)」が特別収録される。同じく国内盤には、トム・ジョーンズを愛してやまない IL DIVOのカルロス・マリンから寄せられたコメントが日本語解説書に掲載される。


ボーナストラック収録国内盤CD

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