ウォーターボーイズ 1989〜90年 名盤『Fisherman's Blues』『Room To Roam』制作時の記録をパッケージ　デモ、スタジオセッション、ライヴなど 80曲以上の未発表音源を収録したCD５枚組＋DVD ボックスセット

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ウォーターボーイズの重要作『Fisherman's Blues』『Room To Roam』制作時の記録　未発表音源 80曲以上を収録したCD５枚組＋DVD ボックスセット

スコットランドが生んだ現代の吟遊詩人 マイク・スコット率いる ザ・ウォーターボーイズ。1983年に結成され、『The Waterboys』『A Pagan Place』『This Is The Sea』といった名アルバムをリリースしてきた彼らのサウンドは “BIG MUSIC” とも形容される、ニューウェーヴの要素にケルティック音楽の要素を取り入れたロックサウンドだったが、彼らのサウンドの大きなターニングポイントとなったのがこの４作目のスタジオアルバム『Fisherman's Blues』だった。

スコットランド出身のマイクが新たにウォーターボーイズに加わったスティーヴ・ウィッカムの招きにより、アイルランドのダブリンへと移り住み、地元のミュージシャンとの交流を交えながら作り上げた本作は、これまでの彼らのサウンドから大きく変化し、アイリッシュフォークやロックンロールの影響を強く感じさせる楽曲が収められていた。

この大きなサウンドの転換は、音楽メディアやファンからは賛否両論で受け止められたが、それでも『Fisherman's Blues』はその当時のバンドにとってチャート最高位である全英アルバムチャート13位を獲得し、英国でゴールドアルバムに認定されるヒット作となった。続けて発表された『Room To Roam』も、前作と同じゴールウェイのSpiddal Houseでレコーディングされ、彼らの新たなフォークロックサウンドをより突き詰め、深みを出した作品となった。

こちらのアルバムもまた全英アルバムチャートの５位を獲得するヒットとなり、またビートルズの「Yellow Submarine」をほんの一部引用したシングル「A Life Of Sundays」は米ビルボード誌のモダンロックシングルチャートのTOP20入りしている。

※ 参考音源 Fisherman's Blues

今回リリースとなるCD５枚、DVD１枚からなるボックスセット『Magnificent Seven: The Waterboys Fisherman's Blues / Room To Roam Band, 1989-90』は、《Fisherman's Blues 1989〉ツアーから1990年発表のアルバム『Room To Roam』までのバンドの物語をたどる、まさにウォーターボーイズの音楽的転換点を捉えた音楽的ドキュメンタリーである。

ボックスセットを構成する膨大な楽曲には、デモ音源や未発表スタジオ録音、ライヴやジャムセッション音源など80曲以上の未発表音源が含まれているほか、CD５には 2008年リマスター音源の『Room To Roam』も収録されている。

さらに DVDには、1989年のグラストンベリー・フェスティヴァル、そしてミラノのライヴのオーディエンス映像が収録されているほか、『Room To Roam』制作時にSppidal Houseで撮影された映像や、2010年と2012年にバンドが再びSppidal Houseを訪れた時の短編映像など、パーソナルで貴重な映像がフィーチャーされている。

またスーパーデラックスエディションには、マイク・スコットによる 50,000文字からなる “7人編成だった時代のウォーターボーイズ” の物語をフルで収録した 240ページの豪華本も収録。こちらの本には多数の未発表写真やバンドメンバー全員による楽曲解説、地図や歌詞、手書き原稿などのメモラビリアも掲載。この時期のウォーターボーイズを知る上で貴重な資料となっている。

ウォーターボーイズが大きな音楽的転換点を迎え、その新たな方向性が一つの頂点を極めた1989年から1990年。彼らにとって重要な時期を、中心人物のマイク・スコットとともに深く掘り下げた貴重なコレクションの登場である。

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