【映像】ルクス&コレギウム1704/バッハ:ブランデンブルク協奏曲
2021年12月24日 (金) 18:00 - HMV&BOOKS online - Classical
ヴァーツラフ・ルクス率いるコレギウム1704のブランデンブルク協奏曲全曲!
ケーテン城「鏡の間」で収録された華やかな映像
2021年は『ブランデンブルク協奏曲』がブランデンブルク辺境伯に献呈されてから300年という節目の年でした。本映像はその記念すべき年に、バッハが宮廷楽長を務めたケーテン城の「鏡の間」で、ヴァーツラフ・ルクス率いるコレギウム1704が『ブランデンブルク協奏曲』全曲収録した映像。この「鏡の間」はバッハが御前演奏を繰り広げた場所であり、『ブランデンブルク協奏曲』を作曲したのもこのケーテンの地でした。バッハは1717年から1723年にかけてケーテンの宮廷楽長を務めており、バッハはこのケーテン時代に素晴らしいオーケストラを従えて高水準の器楽作品を数多く生み出しています。『平均律クラヴィーア曲集』『フランス組曲』『イギリス組曲』、様々なヴァイオリン協奏曲などの作品がここで作曲され、『ブランデンブルク協奏曲』はその最も著名なもののひとつです。
『ブランデンブルク協奏曲』は、バッハ自身の献辞に「様々な楽器のための協奏曲」と付けられていることからもわかるように、6曲とも異なる楽器編成、様式で書かれています。6曲の中で最も編成が大きく、独奏楽器としてホルン、オーボエ、ファゴット、ピッコロが活躍する第1番。トランペット、リコーダー、オーボエ、ヴァイオリンの独奏楽器という輝かしい編成の第2番。独奏楽器をおかない第3番は各楽器の掛け合いが面白い聴きどころ。リコーダーとヴァイオリンが奏でる美しい旋律が印象的な第4番。チェンバロが大活躍する第5番。そしてヴァイオリンを欠いたヴィオラ、ガンバ、チェロ、通奏低音という小さな編成の第6番。6曲それぞれの多様な編成で、演奏者の個性を楽しむことのできる作品群です。
演奏するコレギウム1704は、チェコ・バロック最大の作曲家ゼレンカの作品を積極的に取り上げるなど世界有数のバロック・アンサンブルとして注目されています。様式と構造の多様性に富んだ『ブランデンブルク協奏曲』を様々な楽器の名手、個性豊かなメンバーが集まったコレギウム1704ならではの演奏で聴かせます。(輸入元情報)
【収録情報】
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全6曲)BWV.1046-1051
● 第1番ヘ長調 BWV.1046
● 第2番ヘ長調 BWV.1047
● 第3番ト長調 BWV.1048
● 第4番ト長調 BWV.1049
● 第5番ニ長調 BWV.1050
● 第6番変ロ長調 BWV.1051
コレギウム1704
ヴァーツラフ・ルクス(指揮)
収録時期:2021年6月
収録場所:ドイツ、ケーテン城「鏡の間」
収録時間:96分28秒
画面:カラー、16:9