ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレ/ジェズアルド:マドリガーレ集 第1巻
2022年01月27日 (木) 18:00 - HMV&BOOKS online - クラシック
ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレ、ジェズアルドのマドリガーレ集 第1巻
モンテヴェルディの傑作『聖母マリアの夕べの祈り』で2017年レコード・アカデミー賞「音楽史部門賞」を受賞し、一躍その名を世界へ轟かせた屈指のラテン系ヴォーカル・アンサンブル「ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレ」。レコーディング第11弾は「マドリガーレ集第6巻」、「レスポンソリウム集」、「マドリガーレ集第3巻」、「マドリガーレ集第2巻」と、同グループが最初の録音から度々取り組んできた異端の天才、カルロ・ジェズアルドの音楽。「Glossa」では、ラ・ヴェネクシアーナ(別名義の団体ですが複数の主要メンバーが重複しているアンサンブル)がマドリガーレ集の第4巻と第5巻を録音しているため、これでジェズアルドの5声のマドリガーレ集全6巻のレコーディング・プロジェクトが20年超をかけてようやく完結しました。
聖職者の家柄、ヴェノーザ公、コンツァ伯という貴族であると同時に、妻と不倫相手を殺めた血塗られた側面、晩年の孤独な末路という数奇な人生を歩んだ天才作曲家、カルロ・ジェズアルド。第2巻と同時期の1594年(当時28歳で、不貞の妻殺し事件の4年後)にフェラーラで出版された5声のマドリガーレ集第1巻は、おそらく1591年より前に作曲されていた作品を集めたもので、後期の有名な実験的作風とは遠く離れた、若い作曲家の明快で申し分のない、そして効果的な音楽からなります。
当時の音楽と詩に対する深い知識、美しい声と精確なチューニング、そしてこれらの作品に含まれる豊かな愛情(affetti)を表現する上での絶妙な表現力により、この要求の多いレパートリーの新たなマイルストーンとなるであろう素晴らしい録音が実現しました。アディショナル・トラックとして「ラ・キメラ」が演奏する器楽作品、ポンポニオ・ネンナの5声のマドリガーレ集第8巻に収録されたジェズアルドの2つのカンツォネッタも収録。(輸入元情報)
【収録情報】
ジェズアルド:
1. マドリガーレ集第1巻(5声)(フェラーラ、1594)
2. ヴェノーサ公のガリアルダ(器楽)
3. カンツォネッタ『わが心のひとよ、どのように生きているのか』
4. カンツォネッタ『月桂樹の木陰で』
ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレ
ロッサーナ・ベルティーニ(ソプラノ)
フランチェスカ・カッシナーリ(ソプラノ)
エレーナ・カルツァニーガ(アルト)
ジュゼッペ・マレット(テノール)
ラッファエーレ・ジョルダーニ(テノール)
マッテオ・ベッロット(バス)
ダニエーレ・カルノヴィチ(バス)
ラ・キメラ(古楽アンサンブル)(2)
録音時期:2019年8月、9月、10月、2020年7月
録音場所:イタリア
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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