【石井玄×佐久間宣行×小御門優一郎】オールナイトニッポン55周年記念『あの夜を覚えてる』上演記念インタビュー

2022年03月15日 (火) 10:00

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深夜の人気ラジオ番組「オールナイトニッポン」が放送開始から55周年を迎えた。これを記念した公演『あの夜を覚えてる』が3月20日、27日に配信で上演される。総合演出の佐久間宣行、プロデューサーの石井玄、脚本・演出の小御門優一郎の三氏に、公演のことやオールナイトニッポンの思い出を語り合ってもらった。

(インタビュー・文/中川實穗 Photo /植田真紗美)



――この企画は「オールナイトニッポン」55周年記念公演として、生配信で演劇を届けるというものですが、どのようにして生まれたのですか?

石井 20年に今作の脚本・演出でもある小御門くんの劇団「ノーミーツ」から、「ラジオの舞台をやりたい」という話があって。それなら「オールナイトニッポン」が55周年だから、そこに向けてつくろうと企画が動き始めたのがきっかけです。

――どんな公演になりそうですか?

小御門 ラジオにまつわるリスナーの物語はこれまでもたくさんあったと思うのですが、今回は、ニッポン放送の実際のスタジオも使わせていただいて、ラジオを届ける側の物語をやります。ラジオの良さみたいなものをなるべくそのまま伝えられるようにしたいです。

――「ノーミーツ」はコロナ禍でオンライン演劇をやってこられた劇団ということは前提としてありますが、なぜオンライン演劇だったのでしょうか?

小御門 オンライン演劇と深夜ラジオは、もしかしたら似ているところがあるかもしれないと思いました。オンライン演劇も、観ている方からのコメントが生で届いて、それを劇中の人たちが拾ったりするんですよ。そういう相互性が面白いので、今回もそれを作品の中で取り入れられたらいいなと考えています。

――佐久間さんはこの話を聞いた時はどんな風に思われましたか?

佐久間 「ノーミーツ」の舞台は最初から観ているので、企画として面白いなと思いました。それに少しでも力になれるんだったらという気持ちで。でも大変なことにチャレンジしているなと思います。
石井 誰に手伝ってもらおうかという話になった時に、「ノーミーツ」から佐久間さんに総合演出をお願いしたいという話が出て、お話をしたら快諾していただいたと。
佐久間 その時は監修みたいな話だったんですけど、今となっては……。
石井 脚本にもだいぶ入ってもらっています。スケジュールをいっぱい押さえていって(笑)。
佐久間 監修のつもりだったけどスケジュールをいっぱい押さえていって、しっかり入ったのは「快諾」とは言わないですけどね(笑)。
一同 (笑)。
佐久間 でも作品のことは本当に考えています。今も一生懸命考えています。

――どんなものを目指していますか?

佐久間 小御門くんが言っていたように、ラジオの特別なあの時間というのは、やはり生だからというのがあるので。その生の感じはオンライン演劇にもあって、逆に編集した映像作品には出せないものだと思います。そこをもっと詰めていって、リスナーと作り手の幸せな夜、みたいなものが生まれるといいなと思っています。

――集まっている方が皆さんラジオ好きだとうかがいました。

石井 そうです。ノーミーツもそうだし、佐久間さんもそうだし、僕もそうだし、キャストの皆さんもみんなラジオが好きなんです。そういう人たちと、ラジオが好きな人が楽しめる作品が、届けられたらいいなと思います。


――佐久間さんは「オールナイトニッポン」のパーソナリティを務めていらっしゃるし、石井さんはもともと「オールナイトニッポン」のディレクターで佐久間さんとも一緒に番組をつくっていらっしゃいましたが、小御門さんはどんなふうにラジオと関わってこられましたか?

小御門 僕が深夜ラジオを聴くようになったのは、「オードリーのオールナイトニッポン」なんですけど、ラジオ好きの友達に勧められたんですよ。
石井 それがまさに「あの夜」なんだよね。
小御門 そうなんです。大学時代に友達の家に泊まりに行っていて、夜寝る時に友達が流してくれました。電気を消した後に、誰かが話しているのを聴いて、時々クスクス笑い声がして、「あ、まだ起きてるんだ」みたいな。あの、夜に耳の近くで誰かが喋っているのはすごく安心するし、ラジオという比較的自由なメディアでの人の話っておもしろいなと思って、だんだん聴くのが習慣になっていきました。

――石井さんと佐久間さんにとっての「あの夜」もうかがいたいです。

佐久間 僕は「オールナイトニッポン」を始めて2カ月後くらいかな、伊集院光さんがゲストに来てくださった時です。僕が「オールナイトニッポン」で最初に聴いたパーソナリティが伊集院さんなんですよ。中1の時、水曜27時に放送されていて。僕が今やっているのも同じ時間なんです。その伊集院さんが来てくださったのは、僕にとって一生忘れない夜です。逆に言うと、緊張しすぎて何も覚えてないんですけど。
石井 僕もその夜は忘れられないです。もともとTBSラジオが大好きで、伊集院さんの番組のヘビーリスナーだったので。あの時は佐久間さんも喜んでいたけど、僕も同じかそれ以上くらい喜んでいました(笑)。放送前に伊集院さんと打ち合わせをして、30分くらいお話しできたことが嬉しくて、鮮烈に覚えています。

――キャストはどんなふうにして選ばれたのですか?

石井 まず千葉雄大さんと高橋ひかるさんは、おふたりとも有名なラジオリスナーなので、自然と名前が挙がりました。とはいえ無理だろうと思いつつもオファーしたら、これは正真正銘「ご快諾」でした(笑)。
小御門 それ以外のキャストはオーディションなんですけど、1500人の応募がありました。「ラジオが好きだから出たい!」という熱量の高い方がたくさん来てくださって。
石井 選考基準は、まずは演技力で、そしてラジオが好きな方。あとは小御門くんがすごく柔らかい人だし、ラジオ好きってちょっとナイーブな人が多いので、人柄が良さそうな方がいいよねって(笑)。
佐久間 実際、稽古が始まって、ラジオが好きな気持ちでつくっていることがビンビンに伝わってきます。すごく嬉しいですし、全体的に話が早い。

――最後は、HMVのオンラインでグッズも販売するので、オススメもうかがいたいです。

石井 やっぱり佐久間さんと僕のイラストがデザインされた「OJISANS」トレーナーが推し商品です!
佐久間 そうですね!
石井 三四郎・相田さんの「P」トレーナーには負けたくないという個人的な思いもあります。
一同 (笑)。
小御門 全体的にサイズ感もおしゃれですよね。この前「あの夜」Tシャツを着たんですけど、ビッ グシルエットがいいなと思いました。
石井 「夜の少女パーカー」のイラストを描いてくださっているダイスケリチャードさんもラジオ好きなんですよ。

――イラストまでラジオ好きの方が!

小御門 そうなんですよ。主題歌もCreepy Nutsさん、Ayaseさん、幾田りらさんが作ってくださいますし。
佐久間 そういうスタッフとキャストみんなでつくる特別な一夜の空気が、配信を観てくださる方も感じられるようにしたいですね。ラジオには空気があるので。それがうまくこの配信の舞台にも出るように、みんなで模索していきます。

――本日はありがとうございました!

サクマ ノブユキ
テレビ東京で『ゴッドタン』『あちこちオードリー』などを手掛けるプロデューサー。現在はフリーとなり、演出家、作家、ラジオパーソナリティーとしても幅広く活躍。

イシイ ヒカル
'11年にニッポン放送系列のラジオ制作会社サウンドマン(現ミックスゾーン)入社。数多くのラジオ番組にディレクターとして携わり、'18年にオールナイトニッポンチーフディレクターに就任。

コミカド ユウイチロウ
ストーリーレーベル「ノーミーツ」主宰。脚本家。YOASOBIの「三原色」の原作小説『RGB』、『最果てのミステリーサーカスからの脱出』、『EVEN』などの脚本を手掛ける。



オールナイトニッポン55周年記念公演『あの夜を覚えてる』公式グッズ販売中!


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受付期間:2月2日(水)18:00〜4月30日(土)23:59

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配信視聴チケット4,200円

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