【映像】ドニゼッティ歌劇場/ドニゼッティ:『連隊の娘』
2022年05月05日 (木) 10:30 - HMV&BOOKS online - Classical
ドニゼッティ・フェスティヴァル、キューバ国立歌劇場共同制作による
豊かな色彩と弾ける楽しさに満ちた『連隊の娘』登場!
舞台は19世紀初頭のアルプス・チロル地方。連隊の酒保で働くマリーは、自分の命の恩人である若者トニオと愛し合っています。トニオはマリーと一緒にいたい一心で軍隊に入隊します。ところが長い間孤児だと思われていたマリーが実は幼くして親と生き別れた貴族の娘だったことが判明、パリへ行儀見習いとして行くことになり、2人は一旦別れ別れになってしまいます。慣れないパリの生活を送るマリーに公爵夫人の甥との結婚話が持ち上がりますが彼女は乗り気ではありません。そんなマリーの前に現れたのは大尉に昇進してパリを訪れたトニオでした・・・
1840年に初演された『連隊の娘』。ドニゼッティはこの作品をパリのオペラ=コミック座の依頼を受けて短時間で作曲したとされています。当時、イタリアの作曲家によるオペラ・コミックはとても珍しいものでしたが、同劇場での初演は大成功を収め、何度も再演される人気演目となりました。
新鋭ミケーレ・スポッティの指揮による本上演は、活気に満ちた軍楽調の調べとエレガントな音作りが特徴。キューバの打楽器コンガが舞台で効果的に用いられているのにも注目です。マリー役のサラ・ブランチは輝く声で高音域を自在に歌い上げ、魅力的な女性像を描き出しています。トニオ役のジョン・オズボーンは若々しい声でハイCを幾度となく響かせ、シュルピス役のパオロ・ボルドーニャは安定した歌唱で全体を引き締めます。実母役のアドリアーナ・ビニャーニ・レスカのコミカルな歌唱も聴きどころです。
キューバの映画監督ルイス・エルネスト・ドーニャスの演出は、舞台を現代のキューバとアメリカに置き換え、カラフルな装置と衣装で物語を華やかに描き出しています。(輸入元情報)
【収録情報】
● ドニゼッティ:歌劇『連隊の娘』全曲(歌唱:フランス語)
マリー…サラ・ブランチ(ソプラノ)
トニオ…ジョン・オズボーン(テノール)
ベルケンフィールド侯爵夫人…アドリアーナ・ビニャーニ・レスカ(メゾ・ソプラノ)
シュルピス…パオロ・ボルドーニャ(バス)
クラーケントルプ公爵夫人…クリスティーナ・ブガッティ(台詞)
オルタンシウス…ハリス・アンドリアノス(バリトン)
伍長…アドルフォ・コッラード(バス)
農夫…アンドレア・チヴェッタ(テノール)、他
スカラ座アカデミア合唱団(合唱指揮:サルヴォ・ズグロ)
エルネスト・ロペス・マトゥレル(打楽器)
ドニゼッティ歌劇場管弦楽団
ミケーレ・スポッティ(指揮)
演出:ルイス・エルネスト・ドーニャス
舞台美術:アンジェロ・サーラ
衣装:マイケル・マルティネス
照明:フィアメッタ・バルディッセッリ
振付:ラウラ・ドミンゴ
脚本:ステファノ・シモーネ・ピントル
ドニゼッティ歌劇場財団/キューバ国立歌劇場による共同新制作
収録時期:2021年11月21日
収録場所:イタリア、ベルガモ、ドニゼッティ歌劇場(ライヴ)
映像監督:マッテオ・リッケッティ
収録時間:144分
画面:カラー、16:9
字幕:日本語・イタリア語・英語・フランス語・ドイツ語・韓国語
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