矢野泰世/シューベルト:ピアノ・ソナタ第7、19番

2022年06月24日 (金) 18:00 - HMV&BOOKS online - クラシック


矢野泰世/シューベルト:ピアノ・ソナタ集 第2集

ローマ・サンタチェチーリア国立音楽院を首席で卒業後、スイス、ルツェルン音楽院で研鑽を積んだ東京出身のピアニスト、矢野泰世。彼女はもともとモダン・ピアノの演奏家でしたが、2001年にジュリアーノ・カルミニョーラとアンドレア・マルコンが演奏したモーツァルトのヴァイオリン・ソナタの響きに感銘を受け、以来、フォルテピアノの演奏も始め、現在ではモダン・ピアノ、フォルテピアノの双方を自在に弾きこなす演奏家として活躍しています。
 矢野はかねてからシューベルトの音楽に深い思いを寄せていましたが、モダン・ピアノでは自らの思い描くシューベルトを表現しきれないと感じ、一念発起してクリストファー・クラークに晩年のシューベルトが持っていたコンラート・グラーフのレプリカを発注しました。注文から10年を経てようやく完成した楽器を使い、シューベルトが完成させたソナタ11曲の録音を開始しました。これは第18番と第16番を収めた前作に続く第2弾。
 古楽器のサウンドはマイルドと思っている方は、第19番冒頭のサウンドからその激しさに驚かされることでしょう。演奏時間約31分という引き締まったテンポによる劇的な起伏はまさに「ベートーヴェンへのオマージュ」という評価に相応しいものです。両端楽章が「アレグロ・モデラート」と指定された第7番は一転して晴朗で穏やかなムードを基調とした演奏。若きシューベルトに期待する旋律美や伝統舞曲のリズムが随所に華やぎを添えています。
 今回は楽器製作者のクリストファー・クラーク自身が録音に立ち会い、6本のペダルを持つグラーフのレプリカから時に嵐のような響きさえ引き出し、その表現力の多彩さを聴かせます。そのサウンドの生々しさを伝える録音も聴きもので、シューベルト好きや歴史的ピアノ好きには聴き逃せない1枚です。(輸入元情報)(写真 輸入元提供)

【収録情報】
シューベルト:
● ピアノ・ソナタ第19番ハ短調 D.958
● ピアノ・ソナタ第7番変ホ長調 D.568, Op.122


 矢野泰世(フォルテピアノ)
 使用楽器:シューベルト所有のコンラート・グラーフのレプリカ、クリストファー・クラーク制作

 録音時期:2020年11月9-12日
 録音場所:ルツェルン、Church St. Idda Bauen
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 楽器調整、調律:ポール・マクナルティ
ピアノ・ソナタ第19番、第7番 矢野泰世(フォルテピアノ)

CD輸入盤

ピアノ・ソナタ第19番、第7番 矢野泰世(フォルテピアノ)

シューベルト(1797-1828)

価格(税込) : ¥3,080

会員価格(税込) : ¥2,286

まとめ買い価格(税込) : ¥2,286

発売日: 2022年09月15日

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