【映像】ボルトン&CMW/ヘンデル:『ジュリオ・チェーザレ』

2022年08月01日 (月) 17:00 - HMV&BOOKS online - クラシック


キース・ウォーナーの革新的演出で魅せる『ジュリオ・チェーザレ』
ベジュン・メータ、クリストフ・デュモー、2人のカウンターテナーの活躍にも注目


1724年ロンドンのキングス・シアターで初演されたヘンデルの『ジュリオ・チェーザレ(エジプトのジュリオ・チェーザレ)』。ジュリオ・チェーザレとは、英語ではジュリアス・シーザーで、あの古代ローマにおける最大の英雄ユリウス・カエサルのこと。
 物語は、ポンペオを追ってエジプトにやってきたチェーザレ。エジプトはクレオパトラとその弟トロメーオによる共同統治を行っていたが、2人の仲は悪く、お互いが相手を蹴落とし王座を狙っていた、という背景で進みます。恋する英雄チェーザレ。そして最初は自身の権力欲でチェーザレに近づいたものの次第にチェーザレに惹かれるクレオパトラ。壮大な歴史劇をもとに、登場人物それぞれの関係に様々な思惑が絡みあう、波乱万丈な愛と権力のドラマ。勝利と悲しみ、絶望と幸福、愛と憂鬱、人間の多彩な感情表現を見事に描いたバロック・オペラとして人気の高い作品です。
 今回は、世界的演出家キース・ウォーナーによる革新的な演出。またレベルの高い歌手陣たちが揃い、丁々発止のやりとりも見逃せません。特に現代を代表するカウンターテナー、ベジュン・メータとクリストフ・デュモーという2人の活躍が舞台を一層際立たせて、またルイーズ・アルダーの魅惑的なクレオパトラも必見。そしてアイヴァー・ボルトン指揮ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスが鮮烈な音楽を聴かせ、ヘンデルの音楽の魅力も存分に味わうことができます。(輸入元情報)

【収録情報】
● ヘンデル:歌劇『ジュリオ・チェーザレ』全曲


 ベジュン・メータ(ジュリオ・チェーザレ/カウンターテナー)
 ルイーズ・アルダー(クレオパトラ/ソプラノ)
 クリストフ・デュモー(トロメーオ/カウンターテナー)
 パトリシア・バードン(コルネーリア/メゾソプラノ)
 ジェイク・アルディッティ (セスト/カウンターテナー)
 サイモン・ベイリー(アキッラ/ バス=バリトン)
 コンスタンティン・デッリ(ニレーノ/カウンターテナー)
 ヨニ・エステルスンド(ポンペオ)
 ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
 アイヴァー・ボルトン(指揮)

 演出:キース・ウォーナー
 舞台&衣装:アシュレイ・マーティン=デイヴィス
 照明:マーク・ジョナサン
 振付:マンディ・ディミトリウ
 映像デザイナー:デイヴィッド・ハネケ
 共同演出:カタリーナ・カステニング
 共同舞台デザイナー:ジェレミー・ダカー

 収録時期:2021年12月
 収録場所:アン・デア・ウィーン劇場(ライヴ)

 映像監督:ティツィアーノ・マンチーニ
 収録時間:183分
 画面:カラー、16:9
 歌唱言語:イタリア語
 字幕:英独韓日
 日本語字幕:井内百合子