Neo-Porteインタビュー第3弾!渋谷ハル×白雪レイド

2022年08月18日 (木) 18:00

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事務所のあれこれや今後のビジョンまで?ネオポルテ所属の2人にインタビュー!


VTuberの渋谷ハル、eスポーツグループ「Crazy Raccoon」、歌手のまふまふ、そらるがプロデュースするVTuber事務所「Neo-Porte」(ネオポルテ)。1期生6人も順調にデビューし大きな注目を集めているが、なぜ今、VTuber事務所を立ち上げたのか。運営に携わる渋谷と、初期メンバーとして所属する白雪レイドの2人に話を聞いた。

(インタビュー・文/宮崎新之)


渋谷ハル(シブヤ ハル)
[Twitter / Youtube]
VTuber最協決定戦主催。APEX LEGENDSの配信および動画投稿をメインに活動しているVTuber。過去に競技シーンでも活躍しており、APEX LEGENDSの世界大会への出場権利を獲得している。

白雪レイド(シラユキ レイド)
[Twitter / Youtube]
朝起きたら本人も知らない間にNeo-Porteに所属することが決められていた、スノーホワイト王国の王子。不憫な一面もあるが、万人に愛される性格とさわやかな声で多くの国民を集めている。




――まず渋谷さんにお聞きします。率直に、なぜ事務所を立ち上げようと思ったのでしょうか。

渋谷 VTuberとして活動する前から、箱というか事務所をいつかつくりたいとは思っていたんです。活動をしていく中で、大きな母体を運営している人と知り合う機会もあり、お話をしているうちに具体的にやってみても面白いのではないかと思ったのが最初ですね。ほかの運営陣も含め、やってみよう!となりました。配信者やVTuberは人が多ければ多いほど、できることが増える。企画の幅も広がると思っています。

――白雪さんはスターティングメンバーのひとりですが、新たな立ち上げについてはどのようなお気持ちでしたか?

白雪 僕は運営に携わっているわけではないので、ここまで来ちゃった、みたいなところはありますけど(笑)。運営陣は熱量も経験値もある方ばかりなので、安心して参加しました。お話をもらった時点のメンバーは今までにもお世話になったことがある人が多かったし、信頼できるメンバーでしたから。言っていることはメチャクチャでも、何とかなると思えました。

merise(Neo-Porte変名前の事務所名)初発表の配信でも、社長陣4名の事務所に対する意気込みが伺える。朝起きたら事務所所属になっていた白雪レイドさんのエピソードも語られている

――ネオポルテが他と違う、差別化できているところはどこだと思いますか?

渋谷 うちは運営のほどんどが活動者で、そういう経験を活かしてアドバイスしてあげたり悩みを聞いてあげたり、ブランディングをつくるようなお手伝いができるのは強みだと思っています。

――今年、1期生がデビューしましたが、オーディションの時に1期生に求めていたものはなんでしたか?

渋谷 フレッシュさが欲しい、というのが運営陣全員の意見でした。能力のある方はたくさんいらっしゃって、こんな実績のある人まで応募してくれたんだ!という魅力的な方も多かったんです。ですが、ネオポルテは新しく生まれる予定の事務所だし、実績のある方よりも磨けば光る原石のような方が合ってるんじゃないかと考えていました。

――具体的な選考ポイントなどはありましたか?

渋谷 最終選考に残ったのが10人くらいで、最終的に残ったのは6人。でもその10人の方々は絵とか歌とかゲームとかクリエイティビティとかモデリングが出来るとか、何かしらの能力をお持ちの方ばかりでした。でも、最終的には人柄とか愛想、雰囲気ですね。1期生っぽいなという感じがデビュー前からある、そう感じられるような人たち、というのが最終的な決め手だったように思います。

白雪 1期生、フレッシュさはあるよね。配信を見ていて、すごくそう思います。或世イヌとか、いい意味で抜けているというかぶっ飛んでいるというか(笑)。最初は緊張する部分が多かったと思いますが、いいハプニングとかも含めて配信活動のライブ感が大事なのかなと思っていて。本来はよくないハプニングだったと思いますが、そういう部分も含め落ち込まず楽しそうに前向きにやっていたところとかはすごいな、配信が合っているのかなというイメージがありますね。

渋谷 全員それぞれ特徴があるよね。6人の中でキャラ被りもない。それぞれ独自の世界観を持っているのは強いと思います。個人的に印象に残っているのは、天帝フォルテ。配信で、コメントとかでいじられているけど本人はいじられている感じではないとうか、独特でね。本人が恥ずかしがっているのか恥ずかしがっていないのか、僕たちが見ていてもわからない絶妙なテンションでやっていて。この子はリスナーに愛される子になるんだろうな、と1回目の配信で思いました。

1期生のインタビュー記事はこちら!


――1期生6人は、渋谷さんが企画する「VTuber最協決定戦 Ver. APEX LEGENDS」にも2チームに分かれて出場しました。こちらも当初からビジョンからあったんですか?

渋谷 実はあまりなくて、V最協とネオポルテのリリースを同時に進めていく中で「本番日が近いな」と気づいたんですよ。どちらも合わせたらいいんじゃ?と、もろもろ進めてから合わせたので、片方のスケジュールを大幅に巻いて、いろいろ無理はしました(笑)。でも、VTuberとしてデビューしました、というだけでは、受け入れられるものではないんです。大事なのはVとしてデビューして、どのくらいV活動に対して熱量を持っているかとか、どうやって活動していくかとか、リスナーは結構見ているんですよ。V最協を通して「この人ら本気なんだな」と他の活動者にも伝わって受け入れられていったのではないかなと思います。

Vtuber60名が参加する『VTuber最協決定戦 Ver. APEX LEGENDS』。2022年4月17日に開催された第4回ではネオポルテ一期生も出場した

――2期生のオーディションも進められていると思いますが、どのような想いでいらっしゃいますか。

渋谷 僕は本当に心の底から、長く続けてほしいと思っているので。今の1期生も今後の2期生以降もそうですし、本人が納得したうえで活動し続けられるだけの土壌を僕らがつくっていくので、本人が気持ちよく長く活動してくれるといいなと思っています。この界隈どうしても心を病んでしまう方も多くて、たくさんの方の感情がありますから。いい感情もたくさん集まりますけれど、たくさんの負の感情が集まってしまうこともある。そういう時に頼れる仲間や友達がいるかとかでその人の運命が大きく変わってくると思っています。難所は誰にでも訪れますから、その時にどんな環境に身を置いておけるかは大事だと思います。

――白雪さんが後輩に期待していることは?

白雪 VTuberにかかわらずひとりでできることって限られている。大人数でないとできないことってたくさんあるので、今後ネオポルテの人数が増えた時に他の企業とかに負けないような企画とかイベントができる機会があるのかなと思うと、その辺りは期待してしまいます。

――個人としては、今後のビジョンをどう描いていますか?

白雪 本当にできるかは分からないですけど…今まで避けていたのは、音楽なんです。歌とかは今まであまり触れてこなかった部分ですが、運営に歌に強い方がいらっしゃいますから、どこかしらで挑戦できる機会があるのかな?とは思っています。自分はゲームが好き!で始まっているので、音楽について精通しているわけではないし、恥ずかしくて敬遠していたところはあります。憧れに近い。だからこそハードルは高いですが、チャレンジする精神は大事ですよね。

――やってみたいジャンルの音楽はありますか?

白雪 パッとは思いつかないんですけど、ヒップホップとかのジャンルに挑戦されている人はまだ少ないのかな? あんまり表には出していないんですけど、個人的な趣味でヒップホップを聴いたりもするんですよ。音楽は雑食気味で、しっとり系も尖っている系のジャンルも聴きます。

弾き語り配信も人気のレイドさん。時には真面目に、時には笑いを交えながら様々なジャンルの曲を歌い上げる

――けっこう意外な気がします(笑)。渋谷さんは今後の個人的なビジョンはどう考えていらっしゃいますか?

渋谷 やっぱり事務所のみんながより羽ばたけるようなバックアップをしていきたい。それは数々のリスナーが期待していることでもあるので、応えていきたいです。最近特に自分自身が全部やるというより、周りを巻き込んで大きな企画にしていくほうが向いているのかなと感じることが多くて、個人よりもそちらにシフトしつつありますね。

白雪 過労だけは気を付けてほしい…(笑)

渋谷 プライベートな時間もほとんどないんですよ。毎年「この1年頑張ったら休めるから」と無理やり自分を動かしています。でも、まだ4年目なので、まだまだそれくらい動けると思っています! 10年、20年となると自分を騙せなくなりそうですけど(笑)。でも、できるうちに頑張っていこう!と言い聞かせています。もし、まとまった時間が出来たら――ゆっくり旅行したいです。自分の手を離れても組織が回る状態になって、そちらを気にせずに気持ちが休まるようになったら考えたいです。

――趣味とかの時間もほぼないんですか?

渋谷 そうですね…。起きている時間は、配信をしているか、作業しているかなので。以前はアニメとか漫画が好きでよく見ていたんですけど。漫画だと「葬送のフリーレン」が好きです。割とファンタジーベースの漫画なのですが、王道のファンタジーって魔王を倒しにいくみたいなのが多いですよね。これはそうではなくて、勇者が世界を救ったあとに何が起こっていくのか、というのがこの漫画です。そういう王道の設定とは少し違っていたり、出てくる人物が魅力的で心が暖かくなったりするところが、この作品の魅力的なところです。

――白雪さんは趣味やハマっているものはありますか?

白雪 僕も趣味が配信になってしまいます。それ以外だと、漫画を読んだり。バトルものとか何から何までいろいろ読むんですが、最近は恋愛モノも読んでいます。毎日ゲームと配信ばかりで、恋愛どころじゃないですから、一番のファンタジーなんですよ(笑)。

好きな漫画で『僕の心のヤバいやつ』を紹介するレイドさん

――なるほど(笑)。今後またネオポルテという事務所全体で頑張っていくことも増えていくかと思いますが、最後に事務所としての今後のビジョンをお伺いできますか。

白雪 今後のビジョンを語れるような立場でもないんですが…こういう箱になったらいいなという想いとしては、個人個人がいろんな方向を向いて好きなことをやっているような感じになるといいと思います。個人で頑張るというスタンスはそれぞれ持ちつつ、最終的にネオポルテ全員集まると楽しいよねというか、みんなの心が休まる場所、帰ってこれる場所みたいな。いろんな方面で頑張ったみんなが最終的に帰ってきて楽しむみたいな箱になるといいなと思っています。一方で、僕にしかできないことも探していきたいです。

渋谷 僕はネオポルテってまだまだ人が少ないなと感じていて。8人だと親友みたいな関係の人を見つけ出すのは、まだ少し難しいかなと思っているんです。この人とは波長が合うし何をしていても楽しいしずっと一緒にいたいと思えるような人を探すためにも、僕の立場としては人を増やしていきたい。本当の親友が同じ箱の中から見つけられて、そういう人がいるからより頑張れるし傷ついた時にもケアしてもらえるしみたいないい関係性が増えるんじゃないかな。僕の目指すビジョンは、もっと魅力的な人を探してデビューさせていくというのが現実的なものになるのかなと思います。

――ともに生きる仲間を見つけられる、みたいなことですよね。

渋谷 そこってどうしても波長の話になるので、どういう人だったら絶対波長が合うとかもないし、この人だから一緒にやっていきたいってなると思うので。みんながそういう仲間を見つけていける場所になるといいなと思います。


――ありがとうございました!




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