【発売】トレヴィーノ&バスク国立管/ラヴェル:作品集第2集

2022年09月30日 (金) 18:00 - HMV&BOOKS online - クラシック



ラヴェルの生まれ故郷バスクのオーケストラによる好評第2弾、
今作は一層フランス風の響きが強調された作品集


前作の『ボレロ』を中心に名曲を揃えた選曲とローカル色を感じさせる音色、洗練され過ぎず荒々しさを残した演奏が話題となった、トレヴィーノ率いるバスク国立管によるラヴェル作品集の第2弾。今作は『マ・メール・ロワ』を中心としたプログラムを、めくるめくような陶酔感をもって聴かせています。通常組曲版の演奏機会が多いこの作品ですが、トレヴィーノはバレエ版の全曲を演奏。より物語に即した精緻な演奏を披露しており、他の作品も含めて前作にも増して緻密な響きが楽しめます。
 注目はピエール・ブーレーズによる『口絵』の管弦楽版。これはもともと2台ピアノ5手のための作品で、たった15小節、演奏時間は2分ほどの短い曲です。リチャード・カヌードの「ヴァルダルの詩」という詩集の挿入曲として書かれた作品で、3つの独立した旋律が各々奏でられながら絡み合い、最後は全てが冒頭の旋律に集約されるというもの。ラヴェルの生前に一度だけ演奏され、以降は忘れられていました。この作品を蘇演したのがほかならぬブーレーズであり、オーケストラ版への編曲も行っています。ピアノ版よりも各旋律が際立つとともに、この作品が持つアヴァンギャルドな側面が強調され、たいへん耳に残ります。(輸入元情報)(写真 輸入元提供)

【収録情報】
ラヴェル:
1. 高雅で感傷的なワルツ
2. 古風なメヌエット
3. 口絵(ピエール・ブーレーズによる1987年管弦楽版)
4. 序曲『シェヘラザード』
5. バレエ音楽『マ・メール・ロワ』全曲

 前奏曲
 第1場:紡車の踊りと情景
 間奏曲
 第2場:眠れる森の美女のパヴァーヌ
 間奏曲
 第3場:美女と野獣の対話
 間奏曲
 第4場:親指小僧
 間奏曲
 第5場:パゴダの女王レドロネット
 間奏曲
 終曲:妖精の園

 バスク国立管弦楽団
 ロバート・トレヴィーノ(指揮)

 録音時期:2021年12月14-18日
 録音場所:スペイン、Miramon, Donostia-San Sebastian
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 世界初録音(3)


国内仕様盤

※国内仕様盤には井上さつき氏による日本語解説が付属します。(輸入元情報)

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