アンサンブル・シュヴェルプンクト、他/クセナキス:金管楽器のための作品集

2023年03月02日 (木) 18:00 - HMV&BOOKS online - クラシック


ギリシャの巨匠クセナキス。金管楽器のための作品集!

ベルリンのラグジュアリー・レーベル「bastille musique」からリリースされる23番目のアルバムは、数学と建築学の知見を活かし、コンピュータを使った確率論的手法で多くの斬新な作品を残した20世紀を代表する現代作曲家のひとり、ヤニス・クセナキスが残した金管楽器のための作品集。
 ハノーファー音楽大学出身の奏者たちにより、2009年に結成された金管五重奏団「アンサンブル・シュヴェルプンクト」は、金管楽器のレパートリーにおける従来の音色や楽器の可能性をさらに広げることを目標としており、すでに現代で最も革新的な作曲家たちとのコラボレーションにより、これまでに数十の新作を発表してきました。本アルバムのメイン・プログラムでもあるクセナキス最大の傑作のひとつ、5本の金管楽器(2本のトランペット 、3本のトロンボーン)とピアノによる協奏曲『エオンタ』では、ピアノの超絶技巧と、5本の金管楽器が奏でる音の粒が、計算され尽くされた独特の世界観を生み出しています。
 レコーディングには、スウェーデンを代表する金管五重奏団「ストックホルム・チェンバー・ブラス」のメンバーでもあるトム・ポールソンや、ラデク・バボラークの後継者的存在としてその名を世界に轟かせたチェコの天才ホルン奏者、プジェミスル・ヴォイタと言った錚々たる奏者達が参加していることもポイントのひとつ。2022年に生誕100周年を迎えたこの大作曲家の思い描いた音楽の真髄を伝えています。現代音楽ファンはもちろんのこと、ブラス・ファン要注目のアルバムとして仕上がっています。
 作品解説やインタビューを掲載した全48ページの2か国語ブックレット(英語、ドイツ語)に加え、作曲家や収録の様子を撮影した写真などを印刷したリーフレットが付属しています。(輸入元情報)

【収録情報】
クセナキス:
1. エオンタ (1963-64)
〜ピアノ、2本のトランペットと3本のトロンボーンのための
2. リネア=アゴン (1972)〜ホルン、トロンボーンとテューバのためのミュージカル・ゲーム
3. セラプス (1976)〜コントラバスのための
4. カール・ペール (1983)〜2本のトランペット、ホルン、トロンボーン、テューバとパーカッションのための
5. ケレン (1986)〜トロンボーン独奏のための
6. Mnamas Xapin Witoldowi Lutoslawskiemu (1994)〜2本のホルンと2本のトランペットのための

 アンサンブル・シュヴェルプンクト
  マシュー・サドラー(トランペット:1,4,6)
  マシュー・ブラウン(トランペット:6)
  セシーリエ・マリー・シュヴァーガー(ホルン:2,4,6)
  ミカエル・ルドルフソン(トロンボーン:1,2,4,5)
  ヤンネ・マティアス・ヤコブソン(テューバ:2,4)

 アレシュ・クランチャル(トランペット:1)
 トム・ポールソン(トランペット:4)
 プジェミスル・ヴォイタ(ホルン:6)
 ミヒャエル・ビュトラー(トロンボーン:1)
 フレデリック・ベッリ(トロンボーン:1)
 ロレンツォ・スーレ(ピアノ:1)
 エディクソン・ルイス(コントラバス:3)
 ディルク・ロトブルスト(パーカッション:4)
 ペーター・ルンデル(指揮:1)

 Produced by WDR, 2021-2022
 録音場所:ケルン、シュトルベルガー・シュトラッセ・スタジオ(1)、クラウス・フォン・ビスマルク・ザール(2,5,6)、WDR放送センター内クライナー・ゼンデザール(3,4)
 録音方式:ステレオ(デジタル)
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