アリアンナ・サヴァール、イルンド・マリス/スペイン近世の『シビラの歌』とノルウェー古来の『夢の詩』

2023年10月24日 (火) 18:00 - HMV&BOOKS online - クラシック


ヨーロッパの南から北へ、そして再び南へ。ユニークな中世伝承歌の旅

絶美の歌声と古楽器ハープで独自の音楽世界を綴ってきたアリアンナ・サヴァールは、スペイン・カタルーニャ地方出身の偉大なヴィオラ・ダ・ガンバ奏者=指揮者ジョルディ・サヴァールを父に持ち、彼のアンサンブルであるエスペリオンXXIでも活躍してきました。近年は「Carpe Diem」レーベルで、ヴィオラ・ダモーレやハリングフェレ(ノルウェーの共鳴弦付き伝統弦楽器)を奏でるスイスのシンガーソングライター、ペッター・ウトラント・ヨハンセンと共に伝統音楽や中世以前の音楽を絡めたユニークなアルバムを数多く制作していますが、今回はひとつのアルバムの中でスペインと北欧の伝承歌を辿ります。
 『シビラの歌』はイベリア半島各地の教会に写本が残る、カタルーニャ語によるルネサンス期の祭事向け伝承歌。アリアンナの父ジョルディ・サヴァールも「Alia Vox」レーベルでこの曲集をとりあげていますが、今回はカタルーニャ地方のジローナとバルセロナに残る写本を底本に、ヨハンセンと彼女が中世舞曲やグレゴリオ聖歌を交えたスタイルにアレンジ。器楽と声楽アンサンブルの合唱が交錯する独特な音世界が展開します。その間に置かれた『夢の詩』も同様のアレンジが施されていますが、こちらは中世に遡るノルウェーの詩歌で、夢物語を通じて人の生と死を歌い上げるというもの。言葉の響きの違いがもたらす北欧と南欧の音世界のコントラストが、使われる民俗楽器や古楽器の響きとあいまって、アルバムを通じて思いがけない聴覚体験をもたらしてくれます。(輸入元情報)


【収録情報】
● 作者不詳:シビラの歌(バルセロナ大聖堂の写本による)
● 作者不詳:夢の詩
● 作者不詳:シビラの歌(ジローナ大聖堂の写本による)
 編曲:アリアンナ・サヴァール&ペッテル・ウトラント・ヨハンセン

 イルンド・マリス
(声楽&器楽アンサンブル)
  アリアンナ・サヴァール(ソプラノ、ゴシック・ハープ、トロッシンゲン・リラ、ノルウェーのクラヴィク・リラ、シンギング・ボウル=鈴-りん-)
  ペッテル・ウトラント・ヨハンセン(テノール、ハリングフェレ (ハルダンゲルフィドル)、ルネサンス・フィドル)
  イアン・ハリソン(ホイッスル、バグパイプ、ミュート・コルネット、ショーム)
  スヴェイヌング・リレハイアー(ドブロ・ダモーレ)
  ミケル・アンヘル・コルデロ(中世バス・フィドル、ヴィオローネ)
  ダビド・マヨラル(各種打楽器、ベル、サントゥール)
 サン=モーリス声楽アンサンブル(合唱指揮:シャルル・バルビエ、ペッテル・ウトラント・ヨハンセン)

 録音時期:2023年5月14-17日
 録音場所:スイス、マクデン、聖マルティン・キリストカトリック教会
 録音方式:ステレオ(デジタル)
 収録時間:79分

スペイン近世の『シビラの歌』とノルウェー古来の『夢の詩』 アリアンナ・サヴァール、イルンド・マリス

CD輸入盤

スペイン近世の『シビラの歌』とノルウェー古来の『夢の詩』 アリアンナ・サヴァール、イルンド・マリス

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発売日: 2023年11月23日

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