コパチンスカヤ、ビエリ、レシチェンコ/『Take 3』
2023年12月06日 (水) 17:00 - HMV&BOOKS online - Classical
コパチンスカヤと友人たちのトリオで聴く、東からの風
パトリツィア・コパチンスカヤの「ALPHA」デビュー盤であり、様々なアーティストとの二重奏を集めて大きな話題となった『Take Two』から10年。そのアルバムにも参加したクラリネット奏者のレト・ビエリと、こちらも長年の盟友ポリーナ・レシチェンコとの共演による『Take 3』が登場。タイトルはもちろん、デイヴ・ブルーベックの演奏で知られる名曲『Take Five』にちなんだものと思われますが、このアルバムでも奏者が3人ということに加え三拍子が重要なテーマとなっています。
プログラムはプーランクとバルトークの作品を中心としたものですが、コパチンスカヤならではのはち切れんばかりのダイナミックな表現はそのルーツに深く切り込み、これらの作品がオーストリアなどのワルツのみならず、東欧の伝承曲やクレズマー、ロマなどと深い関連があることを際立たせています。またジャズやフォークなどのイディオムを取り込むクロスオーヴァーな作風で知られるアメリカの作曲家ポール・シェーンフィールドの作品を収録しているほか、ルーマニアのシェルバン・ニキフォルによる小品にはイリヤ・グリンゴルツなどのゲストも参加、アルバムに色を添えています。(輸入元情報)
【収録情報】
01. フランシス・プーランク[1899-1963]:ためらいのワルツの動機〜城への招待 FP.138より
02. ポール・シェーンフィールド[1947-]:クラリネット、ヴァイオリン、ピアノのための三重奏曲
03. プーランク:ボストンのテンポで〜城への招待 FP.138より
04. プーランク:ヴァイオリンとピアノのためのバガテル ニ短調
05. プーランク:狂おしく速く陽気に〜城への招待 FP.138より
06. プーランク:クラリネット・ソナタ FP.184
07. プーランク:タランテッラのテンポで〜城への招待 FP.138より
08. ベラ・バルトーク[1881-1945]:ヴァイオリンとピアノのためのブルレスク Op.8c-2
09. プーランク:非常に速く、非常にいたずらっぽく〜城への招待 FP.138より
10. バルトーク:ヴァイオリン、クラリネット、ピアノのためのコントラスツ Sz.111
11. プーランク:タンゴ〜城への招待 FP.138より
12. シェルバン・ニキフォル[1954-]:クレズマー・ダンス
パトリツィア・コパチンスカヤ(ヴァイオリン)
レト・ビエリ(クラリネット)
ポリーナ・レシチェンコ(ピアノ)
イリヤ・グリンゴルツ(ヴァイオリン:12)
ルスラン・ルツィック(ダブルベース:12)
録音時期:2020年11月
録音場所:スイス、SRF放送チューリッヒ・スタジオ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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