アンナ・ヴィニツカヤ/『ピアノのための舞曲集』
2024年03月15日 (金) 19:00 - HMV&BOOKS online - Classical
ヴィニツカヤが描き上げるピアノの舞曲
ロシア出身で2007年のエリザベート王妃国際音楽コンクールのほか数々のコンクールを制し、2009年にCDデビュー、同年より母校でもあるハンブルク音楽演劇大学で後進の指導にもあたっているヴィニツカヤ。
2021年の「ショパン: バラードと即興曲」以来3年ぶりとなる今作のテーマは舞曲。モーリス・ラヴェル[1875-1937]の名作2曲では、持ち前のテクニックに支えられた繊細かつダイナミックな表現を存分に聴かせます。ドミトリー・ショスタコーヴィチ[1906-1975]の『人形の踊り』は彼が映画などのために書いた曲を再構成した子供のための易しいピアノ曲ながら、ヴィニツカヤはほんの10年ほど前に出会ってぜひ録音したいと願っていたもので、愛らしい曲想を慈しむように聴かせます。カーネギー・ホールの依頼で2012年に書かれたイェルク・ヴィトマン[1973-]の『サーカス・ダンス』は、芸術的あるいはピアニスティックな視点のみならず、彼自身の履歴書のような意味合いがある作品とされ、ヴィニツカヤは今回の録音の前にヴィトマンと語り合う機会を得たことで、作品理解が大きく深まったと語っています。その終曲はヴィトマン自身のオペラ『バビロン』から引用された軍楽隊の賑やかな行進曲です。(輸入元情報)
【収録情報】
● ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
● ショスタコーヴィチ:人形の踊り
I. 抒情的なワルツ
II. ガヴォット
III. ロマンス
IV. ポルカ
V. おどけたワルツ
VI. 手回しオルガン - VII. 踊り
● ヴィトマン:サーカス・ダンス
I. Fanfare
II. Boogie-Woogie
III. Erster Walzer
IV. Vier Strophen vom Heimweh
V. Valse bavaroise
VI. Valse sentimentale
VII. Kinderreim
VIII. Karussell-Walzer
IX. Hebraische Melodie
X. Venezianisches Gondellied
XI. Bayerisch-babylonischer Marsch
● ラヴェル: ラ・ヴァルス
アンナ・ヴィニツカヤ(ピアノ)
録音時期:2023年6月
録音場所:ベルリン、テルデックス・スタジオ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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