ショハキモフ&ストラスブール・フィル/プロコフィエフ:交響曲第1番、『ロメオとジュリエット』第1、2組曲

2024年04月26日 (金) 12:30 - HMV&BOOKS online - クラシック


俊英指揮者アジス・ショハキモフの鮮やかな色彩感と歯切れの良い都会的センス、
スコアリングを明確に理解した結果による、新しいプロコフィエフ演奏解釈による名演


ショスタコーヴィチとともに、20世紀のロシア音楽を代表する作曲家プロコフィエフ。二月革命の直後、プロコフィエフが祖国を離れる直前に書かれた交響曲第1番(古典交響曲)は、そのタイトルの通りウィーン古典派の様式に基づいていますが、先鋭的な和声進行や転調も織り交ぜられており、プロコフィエフの初期の代表作に数えられています。また20世紀バレエ屈指の名作『ロメオとジュリエット』は、バレエそのものの都合で上演はすぐには行われず、そのためプロコフィエフはバレエ全曲版から数曲を抜粋して作曲し直し、演奏会用の演目とした組曲を作り上げました。バレエ全曲版の初演は、その後チェコスロバキアのブルノで行われました。どちらの曲にも、プロコフィエフを特徴でもある鋼鉄のモダニズムと、それと相半するリリカルで美しい旋律や響き、そして色彩感や奇抜なアイデアが盛り込まれています。
 アジス・ショハキモフは、ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を2021/2022シーズンより務め、2026年までにさらに契約延長されるほど高評価を浴びています。2018年と2022年に読売日本交響楽団を指揮しています。前アルバム『チャイコフスキー:交響曲第5番、ロメオとジュリエット』では、切れ味のあるリズムに絶妙な味を加えることにより、新しいチャイコフスキー像を作り上げていました。このプロコフィエフでも各曲のテンポは完璧に選択され、全体的にメロディをよく歌わせ、温かくかつ鮮やかな色彩感と歯切れの良い都会的センスは、作曲家の意図を十分に汲み取った自信に満ちた解釈と楽器の特性を最大限引き出しています。様々な楽器が多重に響きを重ねられ、打楽器群の迫力と爽快感にも思わず圧倒。ショハキモフのこの演奏こそスコアリングを明確に理解した結果による、新しいプロコフィエフ演奏解釈による名演といえましょう。

ワーナーミュージック・ジャパン取り扱い輸入盤のみ、日本語解説書・帯付き。日本語解説書には、増田良介氏による書き下ろし解説、オリジナルブックレットの作品解説の訳を掲載予定。(輸入元情報)

【収録情報】
プロコフィエフ:
● 交響曲第1番ニ長調 Op.25『古典交響曲』

● 『ロメオとジュリエット』第1組曲 Op.64bis

 1. 民衆の踊り
 2. 情景(街の目覚め)
 3. マドリガル
 4. メヌエット(客人たちの登場)
 5. 仮面(ロメオとマキューシオの仮面)
 6. ロメオとジュリエット(バルコニーの情景)
 7. ティボルトの死

● 『ロメオとジュリエット』第2組曲 Op.64ter
 1. モンターギュー家とキャピュレット家
 2. 少女ジュリエット
 3. 僧ローレンス
 4. 踊り
 5. 別れの前のロメオとジュリエット
 6. 百合の花を手にした娘たちの踊り
 7. ジュリエットの墓の前のロメオ

 ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団
 アジス・ショハキモフ
(指揮)

 録音時期:2022年10月13,14日
 録音場所:ストラスブール、Palais de La Musique et des Congres
 録音方式:ステレオ(デジタル)
 ワーナーミュージック・ジャパン取り扱い輸入盤のみ、日本語解説書・帯付き。(輸入元情報)
交響曲第1番『古典交響曲』、『ロメオとジュリエット』第1組曲、第2組曲 アジス・ショハキモフ&ストラスブール・フィル

CD輸入盤

交響曲第1番『古典交響曲』、『ロメオとジュリエット』第1組曲、第2組曲 アジス・ショハキモフ&ストラスブール・フィル

プロコフィエフ(1891-1953)

価格(税込) : ¥2,970

会員価格(税込) : ¥2,151

ご予約商品 - 2024年06月07日 発売予定

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