【発売】コジェナー、ラトル&チェコ・フィル/『チェコの歌曲集』
2024年04月26日 (金) 18:00 - HMV&BOOKS online - クラシック
コジェナー、「PENTATONE」レーベル第5弾は、
ラトル率いるチェコ・フィルとの共演でチェコの歌曲を録音!
世界最高の名歌手マグダレーナ・コジェナー、「PENTATONE」レーベル第5弾は、主君サー・サイモン・ラトル率いるチェコ・フィルハーモニー管弦楽団との共演でチェコの歌曲集!
チェコの作品といえば自然の情景や農民の日常など、のどかで温和なイメージがありますが、当アルバムでは和歌の独語訳からチェコ語訳されたボフスラフ・マルチヌー[1890-1959]の『ニッポナリ』、ナチスの脅威から逃れアメリカで書き上げたマルチヌーの『1ページの歌曲集』、マルチヌーと同時代を生きるも強制収容所で亡くなったハンス・クラーサ[1899-1944]とギデオン・クライン[1919-1944]の作品を収録。母国チェコスロバキアを愛するコジェナーが、今この時代だからこそ世に訴えかけたい、メッセージ性の強いアルバムです。
マルチヌーの『ニッポナリ』は、額田王や小野小町など日本の古代の詩からインスピレーションを得て創作した歌曲集。クラーサの『声楽と管弦楽のための4つの歌曲』(ドイツ語)は1920年代初頭の典型的な前衛音楽で、ナンセンス詩人クリスティアン・モルゲンシュテルン[1871-1914]の詩を見事な歌曲に仕上げた作品。そしてクラインの子守歌は、ユダヤの民謡を基にしたフランスの音楽様式を取り入れた美しい歌曲です。
チェコの歌曲といえばアントニーン・ドヴォルザーク[1841-1904]。歌曲の多くはピアノ伴奏でよく知られ、コジェナーも幾度となく歌ってきましたが、今回の管弦楽伴奏ではあらゆる色彩を見事に表現しており、現在のコジェナーの充実ぶりを示したものとなっております。母国への愛の詰まった充実のアルバム、ご期待ください!
コジェナーが「PENTATONE」レーベルからリリースしているタイトルはどれも高い評価を得ており、バロック・レパートリーを歌った『ため息の庭』、ラトルがピアノ伴奏で共演した『ソワレ』、ブロンフマンと共演した『郷愁』、そしてラトル指揮チェコ・フィルとの『民謡集〜バルトーク、ベリオ、ラヴェル、モンサルバーチェ』をリリースしております。(輸入元情報)
【収録情報】
● マルチヌー:ニッポナリ『日本の和歌による7つの歌』 H.68
01. 第1曲『青い時間』
02. 第2曲『老いた時』
03. 第3曲『回想』
04. 第4曲『夢を見ながら生きていく』
05. 第5曲『雪の上の足跡』
06. 第6曲『振り返ってみると』
07. 第7曲『聖なる湖』
● マルチヌー:1ページの歌曲集 H.294
08. 第1曲『露』
09. 第2曲『言葉で鍵を開け』
10. 第3曲『最愛の馬に乗って』
11. 第4曲『歩く道』
12. 第5曲『母と家に』
13. 第6曲『乙女の夢』
14. 第7曲『ローズマリー』
● ドヴォルザーク:夕べの歌 Op.3より
15. 第7曲『私が空を見たら』
16. 第5曲『木の葉のざわめきも静まり』
17. 第2曲『君の死んだ夢をみた』
18. 第3曲『私はおとぎ話の騎士だ』
19. 第4曲『神が愛に満ちた心になれば』
● ドヴォルザーク:歌曲集 Op.2より
20. 第2曲『ああ、それは金色に輝く素敵な夢だった』
21. 第6曲『私の心はしばしば苦しみに沈む』
● クラーサ:声楽と管弦楽のための4つの歌曲 Op.1
22. 第1曲『ヤギとアシナシトカゲ』
23. 第2曲『いやだ!』
24. 第3曲『ため息』
25. 第4曲『絞首同盟員が処刑人の女中ゾフィーに贈った歌』
● クライン:
26. 子守歌
編曲:イジー・テムル(08-14)、イジー・ゲムロト(15,16,19,20,21,26)
マグダレーナ・コジェナー(メゾ・ソプラノ)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮)
録音時期:2022年11月(ドヴォルザーク、クラーサ、クライン)、2023年2月(マルチヌー)
録音場所:プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホール
録音方式:ステレオ(デジタル)
エグゼクティヴ・プロデューサー:ロベルト・ハンチ(チェコ・フィルハーモニー管弦楽団)&ルノー・ロランジェ(PENTATONE)
レコーディング・プロデューサー:マルケータ・トムコヴァー・ヤナーチコヴァー
ディジパック仕様
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※表示のポイント倍率は、ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。