ピンク・フロイド『Animals 2018 Remix』ドルビーアトモス収録 ブル...
ピンク・フロイド 1977年の名盤『Animals』のジェームス・ガスリーによるニューリミックス盤『Animals 2018 Remix』(2022年発売) が、ドルビーアトモス、5.1ch サラウンドミックス、DTS-HD ハイレゾステレオなどを収録したブルーレイオーディオで登場。
HMV&BOOKS online-ロック|2024年03月25日 (月) 16:30
2024年04月26日 (金) 18:00
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Photo by Anton Corbijn
ピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモアが、2015年の『Rattle That Lock (飛翔)』以来9年ぶりとなる最新ソロアルバム『Luck and Strange』を 2024年9月6日 (金) にリリース。録音には、ガイ・プラット (b)、ロジャー・イーノ (key)、スティーヴ・ディスタニスラオ (ds)、スティーヴ・ガッド (ds) といった豪華ミュージシャンたちが参加。またタイトル曲には、2007年の故リチャード・ライトとのジャム音源も使用されている。通常盤CDのほか、ドルビーアトモスミックスとハイレゾステレオミックスを収録したブルーレイオーディオでもリリースされる。
収録曲
『Luck and Strange』はブライトンとロンドンで5ヶ月余りをかけてレコーディングされ、デヴィッド・ギルモアの全曲新曲のアルバムとしては2015年の『飛翔(Rattle That Lock)』以来9年ぶりとなる。プロデュースを手がけたのは、デヴィッド・ギルモアとチャーリー・アンドリュー (ALT-Jやマリカ・ハックマン他)。
きっかけはマーキュリー賞を受賞したインディーバンド、ALT-Jを手がけたチャーリー・アンドリューのプロデュース・ワークに感銘を受けたデヴィッド・ギルモアが、彼にインスタグラム上でダイレクトメッセージを送ったことから始まる。これまでにない新たな制作過程についてデヴィッド・ギルモアはこう語る。「チャーリーを家に呼んだんだ。いくつかデモを聴いてくれて “ところでどうしてこんなところにギターソロがないといけないんでしょうか?” “全部フェード・アウト? いくつかはただ終わらせる訳にはいかないんでしょうか?” なんて言っていた。彼は僕がこれまでやってきたことに対して、素晴らしいくらい知識やリスペクトに欠けているんだ。とてもダイレクトで、まったくもって萎縮していない。そこが最高にいいんだ。僕にとってはとにかくとてもいい。ただ言われるがままというのだけは嫌だからね」。
アルバムの歌詞の大半は、この30年間デヴィッド・ギルモアとコラボレーションを行なってきた妻のポリー・サムソンが担当。ポリー・サムソンは『Luck and Strange』のテーマについてこう語る。「年老いていく身の視点から書いたもの。死の必然性が絶えずありました」。デヴィッド・ギルモアもこう付け加える。「僕たちはロックダウンの最中、そして、その後もその手のことを話し合ったり考えたりしながら、たくさんの時間を費やしたんだ」。ポリー・サムソンはチャーリー・アンドリューと仕事を共にする経験によって自由になれたとも言う。「彼は曲の内容を知りたがるし、その曲で演奏する全員が歌詞の内容を演奏に反映させることを望み、それがとてもうまくいきました」。
アルバムは新曲8曲とともに、2000年代初期のインディーデュオ、ザ・モンゴルフィエ・ブラザーズの「Between Two Points」の美しいリメイクを収録する。アートワークと写真は、高名なアーティスト、アントン・コービン (Anton Corbijn) によるもの。
本作に参加したミュージシャンは、ベースのガイ・プラット (1987年以降ピンク・フロイドのレコーディングやツアーに参加) とトム・ハーバート、ドラムスのアダム・ベッツ、スティーヴ・ディスタニスラオ、キーボードのロブ・ジェントリーとロジャー・イーノ (ブライアン・イーノの弟)、ストリングスとコーラスのアレンジを行なったウィル・ガードナー、そして伝説的ドラマー、スティーヴ・ガッドも参加。
タイトル曲「Luck and Strange」には今は亡きピンク・フロイドのキーボード奏者、リチャード・ライトもフィーチャーされており、2007年にデヴィッド・ギルモアの自宅にある納屋で行なったジャムの音源が使用されている。
録音には、2020年と2021年のロックダウン中にデヴィッド・ギルモアと家族が世界のオーディエンスに向けて行なったライヴストリーミング “フォン・トラップト” から登場した者たちもいる。娘のロマニー・ギルモアは歌とハープを担当し、「Between Two Points」ではリードヴォーカルで登場。息子のガブリエル・ギルモアもバッキングヴォーカルで参加。また息子のチャーリー・ギルモアはアルバムの最終曲「Scattered」の作詞を担当し、アントン・コービンが撮影とデザインを手がけたアルバムジャケットのイメージはこの詞からインスピレーションを受けている。
『Luck and Strange』で家族と仕事を共にしたことについてデヴィッド・ギルモアはこう語る。「ポリーと僕は30年以上一緒に曲を書いてきたし、“フォン・トラップト” のライヴストリーミングではロマニーの声やハーププレイの素晴らしい融合が見られた。僕たちはそれによって、僕がしがらみを感じていた過去の一部を捨て去って、それらのルールを投げうって、やりたいと感じるままにやろうという気になったんだ。実に楽しいよ」。
The Piper's Call (Official Music Video)
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