ロック・ファンのためのR&B/ソウル入門
2005年1月19日 (水)
ロック・リスナーのためのR&B/ソウル特集ビートルズやストーンズなどロックを代表するグループやアーティストの作品を聴き進めていく際、必ずぶつかるのがブラック・ミュージックです。彼らのルーツを探る上でも避けては通れないジャンルです。しかし何から聴いていいのかわからない、ブラック・ミュージックをロックと関連つけて聴いてみたいという方のために、今回、ロック・リスナーのためのR&B/ソウル特集を組むことにしました。これがきっかけでソウルやR&Bに興味を持っていただければ幸いです。
●ビートルズ
ビートルズの場合、初期は特にR&RやR&Bからの影響が色濃く、メンバー達も自ら認めているほど。例えば、 カバー曲では、初期Isley Brothersの"Twist & Showt"や、60年代のモータウン黄金期のSmokey Robinson & The Miracles の"You've Really Got A Hold On Me"、Marvelettesの"Please Mr Postman"、Barrett Strongの"Money"など多数。またJohn Lennonは特にニューオリンズ出身のピアニスト/シンガーLarry Williamsが大のお気に入りで"Dizzy Miss Lizzy"、"Slow Down"、"Bad Boy"の3曲をカバーしています。
またオリジナル曲でも、彼らの大好きなSmokey Robinsonを彷彿とさせる"All I've Got To Do"や"In My Life"や、Marvin Gayeの"Can I Get A Witnessからイメージして作られたという"When I Get Home"等、初期モータウン・サウンドの影響はとても大きかったようです。 後期ではR&B/ソウルからの影響は少なくなるようですが、彼らの代表曲とも言える"Hey Jude"とDriftersの"Save The Last Dance For Me(ラストダンスは私に)"の関連性はファンの間では周知の事実として語り継がれています。
■ BeatlesがカヴァーしたR&B/Soulのオリジナル曲収録アルバム
*こんなCDもあります「John Lennon's Jukebox」。
●ローリング・ストーンズ
ストーンズはMuddy Watersの"Rolling Stone"からバンド名をとったということはあまりにも有名ですが、前身バンドLittle Boy Blue & The Blue BoysもBobby “Blue”Blandから引用。さらに 彼らの初レコーディング曲の"Come On"はR&Rの神様であり、キースの永遠のアイドルChuck Berryのカヴァー(『Hail!Hail! Rock'n Roll』は必見!)、"I Wanna Be Loved"はマディの曲という筋金入りのブルース/R&Bファン。
もちろん彼らの趣味はブルースだけにとどまりません。 "Stoned"はBooker T & The Mg'sの"Green Onions"を思わせたり、誰よりも早くMarvin Gayeをカヴァーしたり、"Satisfaction"はMartha Reeves & Vandellasにヒントを得ていると言われています。 カヴァー曲では、モータウンばかりでなく、Solomon BurkeやSam Cooke、Bobby Womack、Ray Charlesといったソウルの大御所の楽曲も取り上げており、ミックは黒いフィーリングを見事に発揮。また、Otis Reddingは"That's How Strong My Love is I've Been Lovin You To Long"のお返しに"Staisfaction"をカヴァーしています。
■ Rolling StonesがカヴァーしたR&B/Soulのオリジナル曲収録アルバム
その他、Rascals、Van Morrison、David Bowie、Paul Weller、Robert Palmer、Steve Winwood、Hall & Oates、Rod Stewartなどブルー・アイド・ソウルというジャンルのアーティストやR&B/ソウルに大きな影響を受けたアーティストのルーツも是非辿ってみてください。
さて、ここからはロック・リスナーのソウル入門編として最も適しているであろう3ジャンルをご紹介!
●60'sモータウン
【 ブリティッシュ・ビート・グループ(Who、Zombies、Kinks、Small Faces)、T Rex、David Bowie、Paul Weller、80年代ポップス(Culture Club、Wham、Hall & Oates...)向き。】
史上最強のソウル・レーベル、モータウンの黄金期60年代のサウンドはロック・ファンにとって最もとっつきやすいジャンルの一つでしょう。SupremesやTemptations、Four Tops、Miraclesらのヒット曲の特長である跳ねるビートとキャッチーなメロディはブラック・ミュージックという枠を超えたポップスとして受け入れられるはず。また既にモータウンを制覇したという方は、ライターチームH=D=Hがモータウンを離れた後にはじめたInvictus/Hot Waxレーベルの作品に挑戦してください。めちゃくちゃキャッチーで聴きやすい作品ばかりです。
オススメ作品
・「Motown #1's」 ・・・モータウンのNo.1ヒットばかりを集めたコンピ
・Diana Ross & Supremes 「Ultimate Collection」・・・モータウンの顔、Supremesのヒット曲集
・Honey Cone 「Soulful Tapestry」・・・HotWax/Invictusの大傑作。ワクワクするような名曲オンパレード
●ニューソウル
【 全ロック・リスナー向け。しいて言えば時代的背景も考えて70年代アメリカン・ロックが好きな方には是非併せて聴いていただきたいです】
70年代はソウル・ミュージック・シーンが最も成熟した時期でもあります。Marvin Gayeがモータウンで初のコンセプト・アルバム「What's Going On」をリリースしたのを皮切りに、Stevie Wonder、Curtis Mayfield、Donny Hathawayといったアーティストが次々と社会的メッセージを込めたアルバムを発表。この姿勢はかなりロックです。またBilly PrestonはBeatlesと共演し"Let It Be"を制作するなどロックフィールドとの交流も増えた。
オススメ作品
・Marvin Gaye 「What's Going On」・・・ご存知70年代ソウルの金字塔
・Stevie Wonder 「Song Review」・・・Stevieベスト。改めて才能に感服する名曲群
・Donny Hathaway 「Live」
・・・史上最強ライヴ盤。あまりにも感動的で泣けます
●ファンク
【 ジミヘン、ハードロック、プログレには共通点がありそう。 ハードロック、とりわけレッド・ツェッペリンのドラマージョン・ボーナムのドラミングのドス黒さはJBやモータウンの影響大!】
ファンクならJB、P-Funk、Sly & The Family Stoneが登竜門!タイトさとキレが命のJames Brown、フリージャズやゴスペル、サイケなど様々なサウンドのアクを集めたような強烈なパワーを持つP-Funk、ロックにより近い形でファンクを究極の形まで磨きぬいたSly & The Family Stone。どれもロックファンにはとても刺激的なサウンド。その他、ロック的なアプローチで考えるとジミヘンがギターで参加したことがあるIsley Brothers、Graham Central Station、War、初期Kool & The Gangもオススメ。
オススメ作品
・James Brown 「James Brown Best」・・・70周年記念ベスト。代表曲を網羅。
・Parliament 「Mothership Connection」・・・P-Funkの大傑作アルバム!本作か「Earth Tour」を!
・Sly & The Family Stone 「Greatest Hits」・・・スライ初心者はこれでノックアウト!
■ R&B/ソウル名盤100選
■ モータウン名盤
■ ファンク名盤
ソウル/ファンク最新商品・チケット情報
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
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輸入盤
Going To A Go-go / Away We A Go-go
Smokey Robinson & The Miracles
価格(税込) : ¥2,200
会員価格(税込) : ¥1,914発売日:2002年03月26日
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グレイテストヒッツ 輸入盤
Song Review: Greatest Hits Collection
Stevie Wonder
価格(税込) : ¥2,200
会員価格(税込) : ¥1,914発売日:1996年11月11日
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