[前編抜粋] 全文は「MUSICA」3月号に掲載!
シカノ店員:今日はゲストに曽我部恵一さんをお呼びしました! 愛すべき音楽を5枚選ぶっていうのはライブラリが大き過ぎて苦労するんじゃないですか?
曽我部:「うんうん。でも意外と大丈夫ですよ、その辺の引き出しもありますから(笑)」
シカノ店員:(笑)では最初の一枚は?
曽我部:「俺、CDで選ぼうと思ってたんだけど……まずこれ、マストでしょ?(と、目の前のアナログコーナーから『Never Mind the Bollocks(勝手にしやがれ!!)』のLPを選ぶ)」
シカノ店員:(笑)目ざとい!
曽我部:「それまではヒットチャートの音楽しか知らなくて、カルチャー・クラブとかプリンスとか。けど、中1か中2の夏休みに、先輩が録ってくれたカセットテープでカルチャー・クラブを聴こうと思ったら、ピストルズが入ってて、いきなり“Holidays In the Sun”が始まったわけ。それでもう本当に腰が抜けて。初めて『否定するロック』があるんだってことを知ったんです(続く)」