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ROCK NEXT STANDARD 日本のシンガーソングライター特集ストア

2009年4月10日 (金)

MMMRadio_logo    
mito mito
from clammbon
クラムボンのベーシスト。いくつかのソロプロジェクトや多方面のアーティストのプロデュース活動も活発に行うオールラウンド・プレーヤー。
 
MMMatsumoto MMMatsumoto
from 「MARQUEE」
ポップカルチャーとマニアックな視点で独自な音楽を紹介する音楽雑誌「MARQUEE」の編集長。
 
『MMM Radio Psychedelic』 X 「3.10MMM」 X HMV

音楽雑誌「MARQUEE」で好評連載中のクラムボン・mitoさんと MARQUEE編集長・MMMatsumotoさんによる「3.10MMM」が、 WebDice上でネットラジオとしてスタート! その名も 『MMM Radio Psychedelic』。 今回は第6弾です。2人による音楽談義がギュッと詰め込まれた、他では聴けない超レアな番組。 HMV ONLINEでは「3.10MMM」と『MMM Radio Psychedelic』で紹介したアイテムを合わせてご紹介!必見必読です!






【Mito氏からのコメント!】

どもです、ミトです。隔月恒例の『 MMM Radio Psychedelic 』、なんとめでたく今回で一周年でございます!! いやはや、何とはなしに始めてみたこのラジオ。相変わらず松本さんとののほほんトークではございますが、内容の 濃さはどんどん増してきて、毎回毎回がホントに楽しいものになってきている気がします。この調子でどんどん皆さんに 楽しい音源を紹介していきたいと思いますので、これからもぜひともごひいきに!さて、今回も新鮮で良作のサイケデリック から進出気鋭のクラシックまで、どんどん垣根を飛び越えた選曲でお届けいたします。それではいってみましょうっ

【MMMRadio Psychedelic 2009 Vol.6】

音楽雑誌「MARQUEE」とMMMRadio Psychedelicで紹介したPlay Listをご紹介
  1st Set
DEERHUNTER
DEERHUNTER / Microcastle
mito 「サイケっぽいんですけど非常に聴きやすい」
MMMatsumoto「いいですよね、ポップだし。」
mito 「フロントマンはBradfordというひとなんですけど、[ATLAS SOUND]という音響っぽいのもやりつつ。で、この人も色々いわくがあって...アルバムを作るごとにメンバーがこの世から...」
MMMatsumoto 「消えてくの...?」
mito 「はい...(苦笑)」
MMMatsumoto 「やばいね、それ(苦笑) 」
mito 「今回もバンドのメンバーが一人亡くなってたりとか...」
MMMatsumoto 「なんか、すごい命がけのバンドだね...」

【解説 by mito】
・アトランタ出身、Bradford Cox率いるサイケデリック・バンド。シューゲーザー的なギター・ノイズの上を流れる 甘美でけだるい唄とメロディはかなりの中毒性を帯びている。楽曲もシンプルに響きながら非常に綿密なアンサンブル を持っていて、聴いていて疲れないのがいい。USではKranky、そしてUKでは4ADからのリリースというのも納得。 なおBradford Coxは[ATLAS SOUND]という別ユニットも平行して活動。こちらは打ち込みもありドローン色も強いが 同じく完成度は非常に高い。


  2nd Set
NO AGE
NO AGE / Nouns
mito「またもや轟音ですけど。え〜、若い力(笑)」
MMMatsumoto「若い力(笑)」
mito「ノイジーで90年代っぽい、ガレージ、パンク、MC5的な。で、去年の5月6日、私の誕生日に発売した(笑)」
MMMatsumoto「おめでとう、なCDなわけですね。」
mito「はい(笑)でも去年もしかしたらグラミーを取ってたかも知れない、ていう」
MMMatsumoto「え、ノミネートとかされたの?」
mito「それがおもしろいんだよ。ベスト・ジャケット〜何とか。」
MMMatsumoto 「いいじゃないですか、うん。」
mito「で、何に負けたかというとMETALLICA(笑)」

【解説 by mito】
・LA出身のギター、ドラムのデュオ。分厚いガレージ・サウンドに、か細く消え入りそうながらも絶唱するポップなメロディ。 そして、普通のガレージパンクバンドには珍しい流麗なサウンドコラージュが随所に出てくるところなど、その一つ一つが 確固としたオリジナリティを持つ。なんと2009年のグラミー賞候補にもなった(アートワーク部門)という驚きのトピックも。 ボーナストラックを入れても40分に満たない、狂気と恍惚の世界。


  3rd Set

    お取り扱いなし
DAVID LANG
mito 「これ、新しいなぁ、てすごい思うんですよ。全然クラシックの幅から抜けてるし。」
MMMatsumoto「うんうん。」
mito 「若い子とか聴いたら結構好きな子いそうじゃないですか。」
MMMatsumoto 「そうですね。」
mito 「これは絶対に聴かせたいな、と思って。今回。サイケとは違うんですけど、空間が別のところに行く、ていう意味では非常にいいサウンドスケープだな、と。」

【解説 by mito】
・LA出身、NY在住のコンポーザー。現在、イェール大学の音楽教授をつとめる。2008年にピューリッツァー賞の音楽部門を 受賞。スティーヴ・ライヒやフィリップ・グラスなどに代表されるミニマルミュージックと、不協和声を多用する作曲家である オリヴィエ・メシアンにも似た空気感。そしてキング・クリムゾンさながらのロックのダイナミズムを持つ彼の音楽は、クラシック というジャンルを超えて若い音楽リスナーにも充分届く説得力とポピュラリティーを持っている。


  4th Set
DRACO
DRACO / Enter The Draco
MMMatsumoto「ドラムの残響感とか、『隙間』の感じがいいんだよね。」
mito「たまに時代とは関係なしに『隙間のグルーヴ』の良さ、てみたいなのがエレクトロとかヒップホップの通過なのかわからないですけど、いま結構ありますよね。」
MMMatsumoto「うんうん。」
mito 「それこそ、Amy WinehouseとかやってるMark Ronsonとか、Hot Chipとか、ま、ああいう人達までくるとミニマルを通過してる部分もあるのかもしれないですけど、何かその素材自体があっけないというか。でもその『あっけない』のがかっこいい、ていう。」

【解説 by MMMatsumoto】
90年代に活動したコークベリー。そこから発展し結成された男女二人組みユニット。活動のメインは2000年代前半。2枚のアルバムが出ている。どちらもグランドロイヤルからの影響を感じさせるブレイクビーツ・サウンドだけれども、ポップなのが命。隙間を活かした鋭角的な切れ味あるトラックがカッコイイ。とってもクールな質感です。でもポップ。バッファロー・ドーターあたりが好きな人は是非!


  5th Set
ANNE PIGALLE
ANNE PIGALLE / Everything Could Be So Perfect
mito「いま聴いても80年代のエレポップ感もありつつ、でも何かおかしい、ていうか異世界な感じもあるし。あとシンセとかデジタルなモノを使った、生楽器に肉薄しようとしてたあの、いい意味で『無駄な努力感』(笑)」
MMMatsumoto「ははは(笑)」
mito「あれが究極までやるとすごいよなぁ、ていう。」
MMMatsumoto「いま聴いて思ったんだけど、やっぱトレヴァー・ホーンなんだよね、っていますごく思った。80年代の半ばにこんな洗練されたね、こんなんやってたんだ、ていうか。」
mito「そうねぇ〜。普通の人が聴いても、これすごいな、て思えると思うんですよ。このゴージャスさ。」
【解説 by mito】
・南フランス出身。20歳の時にロンドンに移り、音楽活動を行う。ON-Uレーベルのエイドリアン・シャーウッドなどと交流を 持ちながら、アート・オブ・ノイズやフランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドを輩出する『ZTT』レーベルと契約。トレヴァー ・ホーンなどをプロデュースに迎え作ったのがこのアルバムである。当時最先端であったシンセサイザー『フェアライト』や『 シンクラヴィア』を使ったゴージャスでオーケストラルなサウンド、そしてフランス語訛りで卓越した唄を聴かせる彼女の表現力 が素晴らしい。この一枚の残して音楽業界から姿を消すというストイックさも納得の作品。


  6th Set
Henry Cow
SERGIUS GOLOWIN/Lord Krishna Von Goloka
mito「無駄なく好きですね(笑)すごい気持ちいい。」
MMMatsumoto「気持ちいいよね。結構古いですよ。70年代の前半ですよ。でもこの人が何なのかよくわかんないんだよ(笑)タイトルがさぁ、なんか新興宗教系というかヒッピー系なわけですよ(笑)」
mito「なるほどねぇ(笑)」
MMMatsumoto「スイスの山でこう(笑)」
mito「ジャケがもう(笑)目つぶって崖と丘の間にこう(笑)」
MMMatsumoto「太陽浴びて(笑)」
mito 「佇んでいる(笑)」
MMMatsumoto 「そうそう。誰だこのオッサンは!ていう(笑)」

【解説 by MMMatsumoto】
70年代初期ジャーマンロックを代表する3レーベルの一つ、コスミッシェ・ムジークの第一弾。かなりアシッドです。アナログのドローンとも言うべきリバーブのかかったフルートやオルガン、パーカッションが延々と続く中に、語りが入るという瞑想的な作風。全3曲中、アコースティックギターとウィンドチャイムの響きも天上的でメロディックなM-2が秀逸。何か宗教的で清涼感のある神秘的なサウンドです。







MARQUEE Vol.72

2009年4月10日発売

800円(tax in)
コード ISBN978-4-434-13069-4

第一特集にベスト盤リリースの安藤裕子を17ページ。第二特集に今の俊敏な音楽シーンを二組特集してます。一つが「NEW GENERATION MUSIC」と題し、決定作(3rd アルバム)をリリースの・として時雨を9ページ大フィーチャー、続いてlostage、ミドリ、相対性理論、トクマルシューゴらを。もう一つを「ELECTRO '09」と題し、こちらには大注目のポップアイコンimmiを筆頭に、capsuleやTIGARAH等のクラブサイドからRELOADED 21 FILMや1000sayのバンド勢まで多岐に。音楽の今最先端の動きを特集です。その他、巻頭特集にクラムボン、巻末特集にニルギリスを。また、ベスト盤に続き完全オリジナルな3rd アルバムを完成させたトミー・ヘヴンリーや、髭、serial TV drama、Mellowhead等もフィーチャー。


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