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2009年6月22日 (月)
【schole catalogue】 |
良質な音楽をリリースし続けるレーベル“schole”。そのカタログタイトルをHMVスタッフが一挙レビュー。 |
SCH 02 | Akira Kosemura/Haruka Nakamura 『Afterglow』 二人の紡ぎ出す音は、聴く者の五感に直接訴えかけてくる。 目をつぶると浮かんでくるのは、どこか懐かしく、どこか甘酸っぱい、無限に広がる意識の風景。 こんな美しい音楽あったんですね。 (HMV銀座インズ/古屋 雄裕) 「azure」 「afterglow」 |
SCH 03 | Dom Mino' 『Time Lapse』 まどろみの中にいるような、自分の中で時間の流れが止まるような感覚を与えてくれる音楽。 このアルバムを聴いていると不思議と日常の音、人の声や生活音、人ごみの雑音などまでが音楽の中に溶け込んで音楽の一部として聴こえてくる。 全体的には穏やか且つ哀愁を含んだサウンドが中心だが、5曲目の「seed」や10曲目の「Guitars」などのようにサイケな雰囲気を持った曲も非常に印象的。 (HMV銀座インズ/鈴木 俊介) 「scarlett」 |
SCH 04 | Haruka Nakamura 『Grace』 schole主宰・Akira Kosemuraとのスプリットを経てリリースされた1stアルバム。 アコースティック/エレクトロニックが見事に調和したその奥深い音像に耳を傾けると、のどかな風景や自然の凛とした佇まいが目に浮かんでくるビジュアリスティックな作品。 とりわけ、現在は廃盤となっているschole第1弾作品『schole compilation Vol.1』にも収録されていた「Arne」が含んでいる郷愁感は格別で、一聴して辺りの景色が変わるほど。 素描のようなラフさと繊細さを併せ持った1枚です。 (HMV/村崎 真佑) 「everyday」 |
SCH 05 | Sawako/Daisuke Miyatani 『Hi Bi No Ne』 スピーカーやヘッドフォンの向こう側に人の生活が「見えて」くるような、生活空間が持つ「空気」を音で表した親近感のあるアンビエントミュージック。 「見る」という言葉を使うのは、音声だけの作品であるのに目を閉じて聴いていると自然と映像や景色を想起させる視覚的な要素も多く含んでいるから。 無駄を削ぎ落とした音色、音数で構成されたこの作品は、感情的ではなく、かといって無機的でもなく、心持ちを穏やかにフラットにしてくれます。 このアルバムのような一日を過ごしてみたいなと思いました。 (HMV銀座インズ/鈴木 俊介) 「hanauta」 |
SCH 06 | Akira Kosemura 『Tiny Musical』 『あなたは、たった一つのピアノの音で涙を流した事はありますか?』 音楽の良し悪しは、自分の環境や心境によって左右されると思うんです。 そんな大事な事を教えてくれる一枚。 繊細な電子音のなかに綺麗なピアノの音色ではじまる序曲。そこから出発する休息の世界。 水の中で浮いている感覚になるshorebird。どこか切なく、懐かしいlight dance。 朝霧のかかった庭 雨で憂鬱な昼 疲れながら歩く夕暮れの帰り道 寝る前のゆったりな一時 あなたにとって大切な事、大事な時間をこの世界で感じ取ってみてはいかがでしょうか? (HMVイオン土浦/三好 浩平) 「light dance」 |
SCH 07 | Motohiro Nakashima 『We Hum On The Way Home』 ギターとピアノをメインに、バイオリン、トロンボーンなど、アコースティック楽器を用いて、家族を想う気持ちを表現した3rdアルバム。 過去2作のイメージを持ってこの作品を聴くと、アコースティック特有の自然で柔らかな音色に、気持ちの良い違和感を抱くかもしれません。 繊細で、温もりと優しさを帯びたメロディーが、家族という見えない絆を美しく描き出したサウンドトラック。 Nakashimaさんが微笑みながらギターを爪弾く姿が自然と目に浮に浮かびます。 (HMV/緑川 信宏) 「全曲試聴ダイジェスト」 |
SCH 08 | flica 『nocturnal』 前作「Windvane & Window」が昼から夕方にかけての音楽だとしたら、今作は夕方から夜までの音楽。 これは、電子音楽史上初めて、「夜」の音源化に成功した、文字通り「nocturnal」で「electronic」な、アンビエント・ミュージックの金字塔。 きっと、あなたの「夜」もそこにある。 (HMV銀座インズ/古屋 雄裕) 「fucir」 |
SCH 09 | Paniyolo 『I'm home』 時間は皆平等だけど、感じる速さは人それぞれ。 自分時間をゆっくり保つ事で、有意義でゆとりのある生活ができるんだと思います。 まさにそんな生活にピッタリな一枚。 鳥や虫の鳴き声 草の揺れる音 近所の子供達の騒ぐ声 時計の進む音 いつもはうっとおしく思える日常の音や、いつもは聞き逃してしまいそうな位な微小な音すら、自分の世界に巻き込んでしまうような楽曲達。 (HMVイオン土浦/三好 浩平) 「暮らし」 |
SCH 010 | flica 『Windvane & Window』 昨年2月にシンガポールのレーベルmu-nest からリリースされ、好評の中で廃盤となった1st album『Windvane & Window』の国内盤をschole がリリース。 flicaは、マレーシアの首都クアラルンプール在住のeuseng setoによるソロ・プロジェクト。 デビュー作である今作は、イメージで例えると休日の朝のような澄んだ空気と自然と共に雲がゆっくり流れリラックスしている時に空間を彩ってくれる心温まるそんな作品に仕上がっています。 ボイスサンプリング&ピアノ&ギターが奏でる優しいメロディと緻密に組み立てられたビートがとても上手く絡み合い、デビュー作とは思えない心地よい音の完成度を誇っています。 またこの国内盤には未発表曲[T11]、2nd album『nocturnal』に収録されている「all」の別バージョン[T12] や、2 月にschole から1st album をリリースしたpaniyolo のremix [T13] を収録、scholeのHaruka Nakamuraと Akira KosemuraによるRemix曲も収録! (HMV銀座インズ/小原 優男) 「f」 |
CLA 101 | 『Clarity & Leaf disc 01』 発行される度に店頭から姿を消した、“schole”から発行されている大人気フリーペーパーが『clarity』としてパワーアップ。 第一弾は「心地いいこと」。 scholeではお馴染みDom Minoや、クラムボン原田郁子さんの妹であり、写真や書籍で活躍している原田奈々さんなど、各界の心地よさの達人(?)達がいろいろなお話を聞かせてくれます。 また、フリーペーパー時代にも付いていたCDも『Leaf disc』としてパワーアップ。 paniyoloやmiyauchi yuriなど、あなたの「心地よい時間」を演出します。 (HMVイオン土浦/三好 浩平) 「葉は揺れ」 |
インタビューはコチラから!
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Motohiro Nakashimaインタビュー
新進気鋭のレーベル“schole”からMotohiro Nakashimaの最新作がリリース。
暖かくて美しい極上のアンビエント・ミュージック。 -
Akira Kosemuraインタビュー
エレクトロニカなどの良質な音源をコンスタントにリリースするレーベル“schole”。
代表のAkira Kosemura氏にお話を伺いました。