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カラヤン&BPO、ロンドン公演がCD化!

2009年6月25日 (木)

カラヤン&ベルリン・フィル絶頂期のロンドン公演!
『春の祭典』『英雄の生涯』『田園』『K.287』!
1972年、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール!
BBCによるステレオ・レコーディング!

2008年は生誕100年を大々的に祝ったカラヤンですが、2009年は7月で没後20年を迎えることとなりました。それに合わせ、1972年のロンドン・ライヴ(BBC録音)が2タイトル、リマスターされて登場します。
 カラヤン&ベルリン・フィルによる1972年の演奏旅行ではヴィヴァルディの『四季』からベルクの『管弦楽のための3つの小品』に至るまで多岐にわたるプログラムが組まれていました。当時5つのオーケストラが本拠を置き、世界中の音楽家たちが客演に訪れていたロンドンの公演では、他団体との重複を避けるプログラムの選定も困難を極めたということです。
 第一夜はモーツァルトとストラヴィンスキー、そして第二夜はカラヤンお気に入りの組合せである『英雄の生涯』とベートーヴェンの交響曲第4番が選ばれました。が、この4番は変更を余儀なくされ、第6番の『田園』が代わりに演奏されたのでした。シュヴァルベがソロを奏でる『英雄の生涯』からは、60代半ばを迎えたカラヤン自身の人生観も聴こえてくるようです。絶頂期を迎えていたカラヤン&ベルリン・フィルのコンサート・ライヴをご堪能ください。

JSBT8452
カラヤン&ベルリン・フィル
1972年ロンドン・ライヴ第二夜
『田園』&『英雄の生涯』、世界初発売!

【ブックレットより抜粋】
...シュトラウスを演奏するにはある種の熟達、いや熟達を装う技が必要だ。ローマの名高きアウグステオ管弦楽団[訳注:現ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団]が『英雄の生涯』のリハーサル中、揺らめくような愛の情景のところで、シュトラウスがオーケストラを止めたのはよく知られた話である。このオーケストラは、首席指揮者のベルナルディーノ・モリナーリと共に、細部に至るまで精緻な練習を繰り返してきたにもかかわらずのことだ。シュトラウスは、声高に言った。「皆さん、私には一つ一つの音符が別々に聞こえてしまう。どうか音楽として響かせてください」と。これは、ベルリン・フィルがポスト-カラヤンの時期に改めて理解したことでもあるが、言うは易く、成すは難しいことなのである。
 カラヤンにとって、この作品の偉大さはエピローグにあった。英雄の雄々しき姿、論敵達との戦い、そして家庭内の不和を初めとする様々な争い、現実と想像が描かれた後、英雄はふと立ち止まり、比較的穏やかな田舎での隠遁生活を前にして自分の人生を振り返る(この素晴らしい短いエピソードにおいて、シュトラウスはそれ以前に自身が作曲した交響詩や歌曲から9曲を引用している)。コール・アングレの牧歌風の旋律が、田舎の風景だけでなく、(シュトラウスの交響詩の題材の中でも特にカラヤンのお気に入りであった)ドン・キホーテを思い起こさせる。彼もまた世間からの隠遁者であった。

【収録情報】
・ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調 op.68 『田園』
・R.シュトラウス:交響詩『英雄の生涯』 op.40
 ミシェル・シュヴァルベ(ソロ・ヴァイオリン)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

 録音時期:1972年5月16日
 録音場所:ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
 録音方式:ステレオ(ライヴ)

JSBT8453
カラヤン&ベルリン・フィル
1972年ロンドン・ライヴ第一夜
『K.287』&『春の祭典』、世界初発売!

【ブックレットより抜粋】
...『春の祭典』がカラヤンとベルリン・フィルのレパートリーに加わったのは、1963年のことであった。彼の最初の録音は、ストラヴィンスキー自身の録音と対立した。ストラヴィンスキーは、1964年12月に発売されたLPを自身の録音と比べるために用いたからだった。このことは、批評家や指揮者達(ピエール・ブーレーズやロバート・クラフトもまた「生贄の儀式」に供された)を巻き込んで、憶測や中傷を呼び、まるで散弾を浴びせるかのように互いの立場を批判しあったのだ。
 ストラヴィンスキーは、カラヤンの1964年の録音を「本物というより飼い慣らされた野蛮さ」と評したのはよく知られている。これは、演奏そのものというより演奏が拠り所としている伝統(ドイツ的な要素と過度のソステヌート)を批判したものであった。皆がこれに同意した訳ではなかった。グレン・グールドは、ストラヴィンスキー自身の「リズムにおける推進力、旋律におけるシニシズム、ルバートに対する用心深さが、聴く者を音楽の核心へと誘う」ことを認めている一方、ストラヴィンスキー自身によるストラヴィンスキーが主流となることで、他の解釈の選択肢が締め出されてしまうことを警戒していた。グールドにとって、カラヤンによる『祭典』の1964年の録音は、これまで録音されたことのなかった「最も想像的で、純粋に細分化された意味において、“触発された”具現」であったのだ。

【収録情報】
・モーツァルト:ディヴェルティメント第15番 変ロ長調 K.287
・ストラヴィンスキー:バレエ『春の祭典』
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

 録音時期:1972年5月15日
 録音場所:ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
 録音方式:ステレオ(ライヴ)
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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