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2009年7月10日 (金)


  Jazzといってもサウンドは多岐にわたる。場所、歴史、そして人の関わりが複雑に絡み合いながら、新しいサウンドが生まれては消えてゆくといった、人間の生命のような流れの中で、多くの人間に好まれながら行き続けているのが現時点でのJazzサウンドではないでしょうか。その様な多くの種類が存在するJazzサウンドの中から一部分を切り取ってご紹介するのが"Cosmic Jazz Sounds"。この様な名称は担当者独自の造語ですので、一般的ではないと思います。担当者の考える"Cosmic Jazz Sounds"は「Jazzの要素をもって、宇宙的な広大なイメージを持つ音楽」です。考えが深くは無いので基本的にはシンプルですね(笑) Sun Ra、Lonnie Liston Smith、Weldon Irvineなど多くのアーティストがJazzの中で、もしくは結果的にJazzというツールを経て宇宙的なサウンドを作り上げている点は興味深いと思います。現在ではこの様なCosmic Jazz Soundsを通過したサウンドが様々なジャンルで数多く生まれております。その中で担当者自身の心を大きく揺さぶるCosmic Jazz Soundsを生み続けるアーティスト、イアン・オブライアンをフィーチャーしようと思います。 


イアン・オブライアンって?


ian obrien

Ian O'briren
90年代にヨーロッパを中心にデトロイト・テクノ・リヴァイヴァル旋風が巻き起こり、数多のアーティストが独自のデトロイト・テクノ的な作品をリリース。その中でも濃密なデトロイトテイストを作品に表現していたのが、イアン・オブライアンである。彼の1stアルバム『Interigent Desert』(96年)では、アンダーグラウンド・レジスタンスの「〜2〜」シリーズを思わせる、コズミック・ジャズ表現。特に「ハイ・テク・ジャズ」の生みの親でも有り、アンダーグラウンド・レジスタンスのボス、マッド・マイクからの影響は大きく、「Mad Mike Disease」という曲を収録する程である。2ndアルバム『Gigantic Days 』(99年)では、独自の音楽的歴史を盛り込み、より宇宙的で広大なな作品を生み出した。コズミック・ジャズの集大成ともいえる傑作。これにより、自身のオリジナリティと才能が認められたといえる。現在ではデトロイト・フォロアーというよりもデトロイト・テクノ・アーティストでもあり、コズミック・ジャズ・アーティストとして深みがあり、広大なスケールのサウンドを披露し、ジャンルレスに活動を行なっている天才である。
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イアン・オブライアンのレア・ワークス!


ian o'brien

Ian O'brien / タイトル未定
遂にイアン・オブライアンの1st「Desert Scores +1」が再発になり、それを記念して、レア・ワークス+新曲収録作品が発売される。イアン初の作品といわれる「Monky Jazz」やロス・ヘルマノス、カーク・デジョージオをフィーチャーした未発表音源(新曲)やジャザノヴァやジャズの名曲「Naima」のリミックスを収録した豪華コンピ!! コレを聴かずにいられますか? 
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イアン・オブライアンのデビュー作が再発!


ian o'brien

Ian O'brien / Dsert Scores+1
イアン・オブライアンの紛れも無い1stアルバム「Desert Scores+1」が遂に再発! マッド・マイクへのリスペクトを表わした「Mad Mike Disease」を収録した傑作がイアン本人のマスタリング監修を行い、ボーナストラック+オリジナルジャケで完全復刻!! ここからイアンの歴史は始まりました。
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イアン・オブライアンのCosmic Jazz Soundの傑作2nd


ian obrien

Ian O'briren / Gigantic Days
イアン・オブライアンの2ndアルバムにあたる作品。エレクトリックな手法でジャズを表現する試みが頂点に達したとも言える傑作中の傑作。複雑なプログラミングと細かく丁寧なエディットを駆使して、音楽のスタイル的にはもちろん、精神的なところまでを含めてみても、これは来たるべき時代の「ジャズ」を提示した作品だ。緩やかだが精神的な高揚を確かに感じさせてくれる素晴らしい内容。
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イアン・オブライアンが見せるデトロイト愛の結晶!


ian obrien

Ian O'briren / Mi Mix
全てのデトロイトテクノファン注目のイアン・オブライアン、キャリア初のDJミックスCDがMI MIXシリーズ第2弾に登場 !! ホワン・アトキンスの初期プロジェクト、INFINITIやLA SYNTHESIS等のデトロイトフリークも驚きのレア音源からカール・クレイグ作品まで100%デトロイトテクノ作品だけで構成されたフロア直結ミックス。更にイアン・オブライアンの新曲「UMI」、UR傑作「JOURNEY OF THE DRAGONS」のイアン・オブライアンエディット(UR公認!!)、ロス・ヘルマノス「MESSEAGE OF HOPE」のニューバージョンをエクスクルーシヴ収録した話題作。
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個人的にコズミック・ジャズ名盤

コズミック・ジャズの過去の名盤は数多く存在するものの、もはや販売停止になっているものも数多くあります。本来であれば、紹介したかったWeldon Irvineの「Cosmic Vortex」やLarry Youngの「Space Ball」など・・・ それにもめげずにご紹介します!!

Lonnie Liston Smith  / Astral Travelling

ロニー・リストン・スミスの宇宙遊泳!

Lonnie Liston Smith / Astral Travelling

Brit Awardsの「Critics' Choice」やBBC Sound Of2009に選出され、イギリスで注目されているFlorence & The Machineの待望のデビュー・アルバムが到着! Florence Welchのガーリーでありながらも神秘的なルックスとソウルフルな歌声に魂を揺さぶられること間違いなし!アルバムのプロデューサーにはPaul Epworth、James Ford、Steve Mackayが参加!


Cosmic Village / Cosmic Village

コズミック from 沖野修也

Cosmic Village / Cosmic Village

沖野修也をはじめ、黒羽康司、吉沢はじめ、中村雅人の4人のクリエイターが生み出すセンスの良いハイブリッド・ビート。COSMIC VILLAGE名義初のオリジナル・アルバムがリリースとなった。MIKE NIELSENも一部のミックスを担当している。が、今でもこのサウンドに追随する日本人アーティストは出てきていないところを見ると、宇宙以上に時空も超えたサウンドである! 流石!!


コズミック・ジャズを感じるCD

  • 4 Hero
    4 Hero
    4Heroの見せる前向きな宇宙

  • Sun-Ra
    Sun-Ra
    常に宇宙に希望を見ていたアーティスト!

  • 吉澤はじめ
    吉澤はじめ
    吉澤はじめ自身が音楽を宇宙へ放つという意味。

  • Lonnie Liston Smith
    Lonnie Liston Smith
    曲名が「コズミック・ファンク」。まさにですね!

  • Future Sound of Jazz
    Future Sound of Jazz
    過去に人気のシリーズ。敢えての7作目!

  • Johnny Hammond
    Johnny Hammond
    「Fantasy」に宇宙を感じる浮遊感が良い!


コズミック・ジャズ的デトロイト・テクノ名盤

デトロイト・テクノにおいて、激しいエレクトロ・サイドと美しいジャズ・サイドが存在する。その激しさと美しさを併せ持つ、ソウルのあるサウンドを生み出す重要人物Mad Mikeに敬意を払いながら宇宙を感じる黒いジャジー・サイドの名作もご紹介します。

Submerge Live In Japan

コズミック・ジャズの傑作「Hi-Tech Jazz」収録!!

Submerge Live In Japan

2005年2月13日、恵比寿リキッドルームにて行われたUR=Submerge軍団によるライヴが待望のCD化。Mad Mike率いるGalaxy 2 Galaxy、Gerald Mitchell率いるLos Hermanos、Mr. De'率いるElektrofunkによる熱狂のステージをそれぞれ4曲ずつ、計12曲収録。とりわけGalaxy 2 Galaxyの際のフロアの熱狂は凄まじいものがあり、1曲ごとに歓声とも叫びともとれる声が響き、UR軍団ならではの立ち昇るようなシンセがバンド形式の骨太なサウンドで唯一無二の疾走感を生み出していった様子がここからもしっかりとうかがえる。藤原大輔を迎えて演奏された大名曲「Hi-Tech Jazz」は感動の一言。チケットがソールドアウトしたこの公演。見逃した人にとっても嬉しい1枚であり、まさに歴史に残る1枚といえるでしょう。

Recloose / Cardiology

Recloose / Cardiology

Carl Craig主宰レーベル「planet e」にて見出された才能。その名もRecloose。天才は才能の見極めも確か。「Cardiology」の発売された1996年当時に聴いたときの衝撃を忘れない。テクノとジャズの融合をここまでも完成度高く実践した1枚。当時は無名に近かったDweleやPaul Randolphも起用しているなど、注目すべき点も多い。兎に角、浮遊感あるサウンドはこの上ない心地よさを与えてくれる。

コズミック・ジャズ(デトロイト・テクノ編)