【インタビュー】COLDFEET pt.2
Friday, July 10th 2009
- --- 実際このアルバムが完成してみて、そこから触発される部分などありましたか?
W いろいろ面白いよね。例えばJABBERLOOPはオール生音で攻めてきてLiveみたいじゃない?僕ら普段アコースティックなスタイルでLiveやってないから、「このカンジでLiveもいいね!」とか。これからのことも含めて、そういう空想・夢想をして楽しみました。
- --- そういうLiveも是非観てみたいですね。
L 生楽器は最高ですよね、生演奏って。(そういうLiveも)出来たら最高ですよ。
W そんな絵も見えたりするよね。なかなか普段やってない観せ方が出来るとか。- --- その中でも「コレは意外だったな」というのはありますか?「この曲でこうきたか!」みたいな。
L 結構あったよね?曲が送られてきて聴いたら毎回「おー!すごい!」ってビックリしてたね、今回は特に。
W 「コレどの曲!?」みたいな(笑)。WEEKENDERSなんてねぇ、「エレポップ!?」みたいなね。すごい引き出しと振り切り方が楽しいなと思った。何周もして今フレッシュ!みたいな(笑)。- --- 例えば、今回のようなClubアーティストではない人選でRemixを依頼するとしたら、誰に依頼しますか?
W Club系じゃないアーティストのRemix?
- --- えぇ。
W んーなんだろ……、山崎まさよし君とか。
- --- おぉー!
W いつも(山崎まさよしの)バンドで一緒にやってるゲンタときたろうさんと3人で「やってみて!」とか。歌ってくれても良いし、自分で。モチロンLoriの声使ってくれても良いけど。
- --- それ良さそうですねー。
W ねぇ。彼なりの良いブルースの匂いと、楽しいアンダーグラウンドな匂いと、あとファンキーな匂いととにかく自由なカンジ。そういう空気とかがあって、すごい好きなんだ!あの3人編成のLiveとか。
- --- 逆に今、自分達がRemixまたはカヴァーするとしたら、誰のどの曲をやりたいですか?
W Remixねぇ…(しばし考え込む)。
L 基本的にRemixもすごく楽しいし、頼まれると「やるやる!」って気持ちで、ね。
W うん。
L すでに出来上がってる曲を全然違う風にするのもすごい楽しくってね。
W だね。例えば大ネタだったら…プリンスとかのRemixはやってみたいねぇ!- --- あー!良いですねぇ!
W ねぇ!殿下が頼んできたらもう、お金払ってでもやっちゃいますよ(笑)!
- --- (笑)。そういうRemixをする時ってプレッシャーみたいなのはありますか?
L 怖いことを言う(笑)。
W 怖いよね(笑)、たしかにね。怖い…、「怖楽しさ」だね。ほら、オリジナルはある種、絶対超えられないものだから、超えるんじゃなくってそこに自分の解釈を入れて、自分も興奮出来るモノが判りやすく出せたら最高なんだけど、考えすぎちゃうと良いRemixにはならないし。
あとは瞬発力ってのもあるよね。運動神経とか普段養っている、そういうバックボーンありきだけど、その(音楽的な)瞬発力・運動神経をどう見せ合うのかがRemixアルバムの時によく見えてもくるなぁって気がする。- --- それでは最後に、リスナーの皆さんに向けて一言お願いします。
L mixiもやってるんで是非マイミクに(笑)。
W (笑)。全然話が脱線しちゃうんだけどさ、京都のパーティーに行った時にフロアでいきなり声かけてきた子がいて、「あの僕、mixiでCOLDFEETのコミュニティやってます!」って言われたんだけど、Loriは当時、mixiのこととか何のことかさっぱり知らなくて「いつもお世話になってます」って返してて(笑)。- 一同 (笑)。
W その子大阪の子だったんだけど、ある日東京に出てきて、気がついたら○○で働いてて。
- --- へぇ〜!
W その京都の夜にすっかり仲良くなっちゃって。そんでその次に大阪にツアーで行った時にはもう物販やらせてたから(笑)。「コミュニティの代表だろ!」って(笑)。
- --- (笑)。そういう繋がりが多いですね。
W 面白いよね!そういうふうに10年間楽しんできたんで。本当に身近な、リアルな繋がりを。それがアンダーグラウンドなのかオーバーグラウンドなのか自分では考えもしないけれど。モノは長くやればやるほど楽しくなるぞ!っていう事もみんなに伝えたい、っていうね。2年より3年、3年よりも5年やった方が全然楽しくなるんで。
今どんな気持ちか判らなくても、騙されたと思って、楽しいことを自分なりにやれるように続けてやってみると良いかな、と。そんな気分でやっています。- --- ありがとうございました!
- 新譜 COLDFEET『TEN remixes』
- 2008年末にリリースされたCOLDFEETのデビュー10周年記念アルバム『TEN』が、豪華リミキサー陣の手により新たに生まれ変わります。アルバムを丸ごとRemixした今作には、DAISHI DANCEやJAZZIDA GRANDE、JABBERLOOPやM-Swiftなどが参加。House/Jazz/クロスオーヴァーを始め、全Clubミュージック・リスナー必聴盤。
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- TEN remixes
COLDFEET - 2009年8月5日発売
- TEN remixes
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- TEN
COLDFEET - 2008年12月10日発売
- TEN
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- FOR DJS FOR DANCING
COLDFEET - 2008年10月15日発売
- FOR DJS FOR DANCING
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- BEST
COLDFEET - 2006年3月29日発売
- BEST
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- BODYCHOP
COLDFEET - 2006年3月15日発売
- BODYCHOP
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- BODYPOP
COLDFEET - 2005年12月14日発売
- BODYPOP
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- jazzfeet
COLDFEET - 2003年9月6日発売
- jazzfeet
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- FOOTWORKS
Lori Fine - 2008年6月25日発売
- FOOTWORKS
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COLDFEET are
Watusi [produce/programming/bass]
Lori Fine [vocal/compose]
アメリカ人の心理学者を父に、そして琴の演奏者である日本人を母に持つオレゴン生まれのコンポーザー兼ヴォーカリストのLori Fineが、プロデューサー/ベーシスト/プログラマーとして豊富なキャリアを持つWatusiと出会い結成。 98年初頭にファーストシングル「Pussyfoot」をリリース、その後3枚のアルバム(含むRemixアルバム)、1枚のミニアルバム、5枚のシングルを発表。CompostやBPM King Street、Disorientなどのレーベルを通じて世界各地でもリリースされ話題を呼んだ。 COLDFEETとして制作する傍ら、アンダーグラウンドとメジャー・シーンを繋ぐプロデュース・チームとしても活躍し始める。中島 美嘉を初めhiro、BoA、Chemistry、安室 奈美恵などを手がける。 Loriは作詞/作曲家としてSMAP、Chemistry、birdなどに延べ100以上の楽曲を提供。またその印象的なVocalはMONDO GROSSO、m-flo、SUGIZO、FreeTEMPO、DAISHI DANCEなど多彩なアーティストからのオファーを受け、数多くのClubヒットを生み出す。 Watusiのソロワークも海外のレーベルのオファーを受け、英Climate Records、米Kriztal Recordsなどからリリースされている。 05年12月、MONDO GROSSOも参加の4枚目のアルバム「BODYPOP」は日本のみならず韓国、中国、台湾、タイなどでもリリースされ、国内主要ラジオチャートにチャートイン。 Remixを中心とした「BODYCHOP」、初のベスト盤「BEST」も06年3月にリリース。 07年7月には1年半ぶりの5thアルバム「Feeling Good」がリリース。 08年6月、今までにLoriがゲストとして参加した楽曲を集めたコンピレーションアルバム「FOOTWORKS feat. Lori Fine」をリリース。 12月にCOLDFEET 10周年を記念しリリースされた6thアルバム「TEN」は、即日iTunes Storeダンスアルバムチャート1位を獲得する。
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