【特集】Artist Focus : Gary Bartz HMV ONLINE presents Crossover Jazz Meetingへ戻る

%%header%%閉じる

%%message%%

CLUB JAZZ STORE

2009年8月26日 (水)


Gary Bartzとは?


Gary Bartz

Gary Bartz
スピリチャル・ジャズ系 アルトサックスプレイヤー。マックス・ローチ&アビー・リンカーン・グループやジャズ・メッセンジャーズで活動し、マッコイ・タイナー・グループやファラオ・サンダースとも共演を果たす1。1970年にはマイルスバンドに抜擢されたことで、評価を高めた。また同時期にNTU Troop(ントゥ・トゥループ)を結成し、よりアフリカ回帰的なアプローチを強めたスピリチャル・ジャズの道へ進んだ。現在においてはレア・グルーヴ・ムーブメントを経たヒップホップ、クラブジャズなどのアーティスト達がGary Bartz作品をサンプリングし、新たなる名曲を生み出す程にGary Bartzへのクラブシーンからの評価は高まっている。
Gary Bartz曲目リストはコチラ

Gary Bartzの歴史
修行時代@ 【Max Roach】


Max Roach

Max Roach / Members Don't Get Weary
ストラータ・イーストの発起人トランペッターチャールズ・トリヴァーにスタンリー・カウエル、アンディ・ベイ、そしてゲイリー・バーツ! スピリチュアル・ジャズの盟友が揃ったこの作品。MAX ROACHのスピリチュアル・ジャズ作品の中での大傑作。ローチのドラムにゲーリー・バーツとトリヴァーのサックス、カウエルのピアノが絡み合う作品は秀逸!! ゲーリー・バーツが持つブラックネスを実感できる1枚。
Max Roach作品はコチラ

Gary Bartzの歴史
修行時代A 【Jazz Messengers】


altz

Art Blakey / Jazz Messengers
 アート・ブレイキー、ホレス・シルバーがリーダーを務めた伝説のグループで、ハンク・モブレー、ドナルバ・バード、リー・モーガンをはじめとする多くの偉大なジャズ・アーティストを輩出してきた若手の登竜門となっているアート・ブレイキーが率いるJazz Messengers。Gary Bartzもここでの修行を経たからこそ、マイルス・デイビスのバンドへの抜擢が実現したと言えるでしょう。ちなみにこの作品はJazz Messengersの過渡期となる作品でホレス・シルバー、ドナルド・バードなどが参加した作品。
Art Blakey/Jazz Messengers作品はコチラ

Gary Bartzの歴史
マイルス・グループ時代 【Miles Davis】


blast head

Miles Davis / Keith Jarrett / 1971 Berlin Concert
激レア映像の2枚組。こちらは、キース・ジャレットが在籍していたマイルス・グループ1971年のドイツ・ベルリンでのライブと、1974年のキースのソロパフォーマンスをカップリング収録したDVD。71年のベルリン・ライヴはかつて音源のリリースはあったようですが、映像は初めてのリリース。5曲をメドレーで演奏、マイルス、キース、そしてゲイリー・バーツのソロが冴えます。マイルス・グループ時代ゲイリー・バーツを映像で見れるとは〜
Miles Davis作品はコチラ



厳選!Gary Bartz作品

まずはGary Bartz作品を知ることが大事!

Gary Bartz / Follow The Medicine Man

Gary Bartzのアフロ回帰プロジェクト"NTU Troop"

Gary Bartz NTU Troop / Follow The Medicine Man

Gary Bartzのアフロ回帰プロジェクト"NTU Troop"としてリリースした作品の再発!プロジェクトをあらわすようなアフロなジャケが印象的ですが、内容も印象的なスピリチャルな1枚。Stylicsのカヴァー「Betcha by Golly, Wow」も相当スピリチャルに様変わり。その他もAndy Beyと共に作り上げたファンキーでアフロな作品の数々はジャズファンは勿論、クラブジャズファンも十分に楽しめるはずです。是非とも試してもらいたい1枚。

Gary Bartz / Music Is My Sanctuary

Gary Bartzのフュージョン的なアプローチ作品

Gary Bartz / Music Is My Sanctuary

スカイハイ・プロダクションのミゼル・ブラザーズをプロデューサーとして迎えた、フュージョン的アプローチ作品。アルバムタイトル曲にもなっている「Music Is My Sanctuary」が抜群に良いですね! アーバン・ソウルとも言える程グルーヴィでありながら、サックスの伸びやかなサウンドは爽やかですらある。是非とも聴いてほしい1枚。

  • Harlem Bush Music: Taifa
    Gary Bartz NTU Troop / Harlem Bush Music: Taifa
    コルトレーンとマルコムXに捧げられたという問題作。音楽が思想を語ることの多かった時期のもっとも先鋭化した作品。

  • Gary Bartz NTU Troop / Harlem Bush Music -Uhuru
    Gary Bartz NTU Troop / Harlem Bush Music -Uhuru
    71年発表のリーダー第5作であり、クラブ世代の愛好家の間で注目を集める『?タイファ』と対をなす『ハーレム・ブッシュ・ミュージック』の後編。

  • Leon Thomas / Gary Bartz  / Precious Energy
    Leon Thomas / Gary Bartz / Precious Energy
    70年代ImpulseなどでのPharoah Sanders仕事において出会いを果たした両雄の1987年、ボルチモアはEthell'sにおけるジョイント・ステージの再発。

  • Quantic / Flowering Inferno Death Of The Revolution
    Gary Bartz / Reflections Of Monk-the Final Frontier
    ゲイリー・バーツは初期の作風とは異なって、1980年代後期以降ドルフィー的な味わいを漂わせるようになったが、本作はセロニアス・モンクにスポットを当てた、エディ・ヘンダーソンとの2トップで制作されたモンク作品集。


Gary Bartzの手を離れても生み出される名作

レア・グルーヴの波に乗り、多くのGary Bartz作品が形を変えて世に出ている。そのGary Bartz作品をサンプリングした名曲を厳選して紹介!

Gary Bartz / I've Known Rivers And Other Bodies

4Heroがリスペクトしたであろう1枚

Gary Bartz / I've Known Rivers And Other Bodies

プレスティッジからリリースされた、1973年モントルー・ジャズ・フェスティヴァルのライブ盤。この作品の中からコートニー・パインがカヴァーし、4ヒーローもRemixした「I've Known Rivers」が収録されている。レア・グルーヴ・ムーブメントにおける重要作品である事が良く分かる。


  • Nitin Sawhney / Prophesy
    Courtney Pine / Modern Day Jazz Stories
    UKジャズシーンを代表するCourtney Pine。その彼ががリバイバルした「I've Known Rivers」を聴くならばこの作品をチェックすべし!

  • 4 Hero / Remix Album
    4 Hero / Remix Album
    本作はこれまで4 Heroが手がけてきたリミックス、また他アーティストが手がけた4 Heroの楽曲のリミックス、さらに未発表ミックスも収録。「I've Known Rivers」Remix収録。


Gary Bartz / Anthology

ATCQ &ミツ・ザ・ビーツも使った「Gentle Smiles」収録

Gary Bartz / Anthology

「Harlem Bush Music」を標榜するバーツの活動の中の作品から選出された名曲が収録された。Andy Bey(kb)Hubert Eaves(kb)Howard King(ds)etc。コルトレーン・ミュージックの精神を継承しさらにあたらしい時代に対応して発展させていった「ハーレム・ブッシュ・ミュージック」の強かな展開が聞き取れる。収録されている「Gentle Smiles」はA Tribe Called Questの「Butter」でも使用され一斉風靡した。ネタが良いので当然ですが。


  • A Tribe Called Quest / Low End Theory
    A Tribe Called Quest / Low End Theory
    「Gentle Smiles」ネタの「Butter」収録。この曲以外にもバスタ参加曲など聴き応えのあるATCQ 2nd。

  • Yusef Lateef / Eastern Sounds
    DJ Mitsu The Beats / New Awakening
    「Gentle Smiles」をサンプリングした「Right Here」収録の1st。Dweleをフィーチャーした点も注目。世界基準のミツ・ザ・ビーツを体感してほしい!