【HMVインタビュー】原田知世

2009年10月20日 (火)

やわらかいひかりに包まれながら、ずっとこのまま聴いていたい・・・


『eyja』 / 原田知世
女優として、シンガーとして、今、まさに成熟の時を迎えている原田知世が2年ぶりにアルバムをリリースする。前作に続き、プロデューサーは伊藤ゴロー。さらに細野晴臣や大貫妙子、いしわたり淳治、mum等、素晴らしいアーティストが参加。日本とアイスランドでレコーディングされたという本作。アイスランドの日常的に広がる自然であったり、生活の情景から原田知世が得た感覚が色濃く表現された素晴らしい作品だ。全体から感じられる「やわらかいひかりに包まれているような居心地の良さ」がどこまでも暖かい傑作です。


新作と併せて三部作と名付けよう。

『Music & Me』 / 原田知世
彼女のデビュー25周年記念となるアルバム!「シンプルな上質さ」を追求し凝縮した作品!明らかにこのアルバムで原田知世のクリエイティビティは開花してしまったのだ言う事を感じさせる素晴らしい内容です。プロデュースに伊藤ゴロー、作家陣には鈴木慶一、高橋幸宏、さらにキセルやオニキユウジ、高木正勝といった若手アーティストも参加。
『floating pupa』 / pupa
このアルバムのリリース前の恵比寿リキッドでのライブを幸運にも見れた私はぶっとんだ。そこそこいい歳の(失礼っ!)ベテランさんたちのサウンドのアグレッシブさに!!!攻めまくり、アティテュードはロックそのもの。電子音が心地よく響く温かいサウンドに脱帽です。



原田知世からコメントが届きました!



原田知世コネクション!

アルバムへの参加アーティストや、pupaでの共演。多岐に渡る原田知世のハイセンスなコネクションの中から、きっと『eyja』を気に入った方に響くだろうサウンドをチョイスしてみました。



『eyja』『music & me』のプロデューサー伊藤ゴローによるボサノバデュオの新作。坂本龍一、ジャキス・モレレンバウム参加の全曲ブラジルレコーディングによるオリジナルALBUM!高品質で温かいボサノバが心地よい傑作です


同じくプロデューサー伊藤ゴローのソロプロジェクトMOOSE HILL。原田知世が2曲、ゲストボーカルとして参加しています。弦楽器、管楽器、電子音を繊細に折り重ね、ヨーロッパの風景が浮かぶような、イマジネイティヴな音像が美しい作品です。


PUPAで共演した高橋幸宏のアルバム。世界各国の尖ったアーティストを招き作り上げた最先端の音楽。音響/エレクトロニカ・サウンドを継承しつつも、高橋幸宏のポップ・センスが全曲に炸裂した傑作です。


同じくPUPAで共演した高野寛のニューアルバム。とにかくクオリティの高い楽曲が揃いに揃った、デビュー20周年イヤーを飾るにふさわしいアルバムが完成!!20年前にデビューしたその日に合わせて最高にポップでロックな名盤をリリースしました!!


『eyja』に参加した細野晴臣。クラウン時代の2作品『トロピカルダンディ』『泰安洋行』は全ての音楽ファンが持ってなきゃいけない作品。その2作品に伝説の中華街ライブ音源と、DVDが付いた魅惑のBOX!何回聴いてもスゴさにやられてしまう名盤です。


『eyja』参加アーティスト大貫妙子のベストアルバム。大貫妙子を聴き始めるには最良のベスト盤です。シュガーベイブから、03年までの数々の名曲をレーベルを越えて収録した2枚組Best盤。日本のポップ・ミュージックの中で、女性シンガーソングライターの礎を築き、独自の美意識を貫いてきた大貫妙子の歴史を聴いてほしい!


『eija』に参加したアイスランドを代表するアーティストmum(ムーム)。世界中で絶大な人気を誇るドリーミー・ポップ・バンドの新作。今まで以上にリラックスした雰囲気漂う、エキゾチックで可愛くてちょっと不思議なムームらしさたっぷり!哀愁エレクトロニクス・ポップ・アルバム!


『music & me』に参加したオニキユウジが東京で仲間と作り上げた傑作です。原田知世もゲストで参加しています。故郷を持たないシンガーソングライターが歌に見出したノスタルジー。サイケデリックとメロウを併せ持った唄モノです。