ナゴムレコード再発だ!
2005年8月12日 (金)
インディ、バンドブームを裾野に広げた功績者、ナゴムレコード!1980年代に起こったインディーズ・ブーム。
その中核をなしていたレーベルのひとつが「ナゴムレコード」。有頂天や電気グルーヴの前身バンド人生、大槻ケンヂ率いる筋肉少女帯、ばちかぶり、たまなどユニークな才能を輩出し、また当時アンダーグラウンドだったインディーズ及びライヴハウス・シーンをローティーンに開放しました。
またコンピを含めると、その数は37アーティストにも及ぶアーティストを輩出するという、当時の個人レーベルでは最大規模の活動をしていました。
後のバンドブームを誘発し、ロックシーンの裾野を一気に広げたという功績はあまりに大きいものがあります。今回、レーベルオーナーでもあるケラが長い間温めていた再発のアイデアをケラ&シンセサイザーズのスタッフを中心にした『ナゴム再生委員会』が実現!
2005年8月下旬のリリースを機に、約1年をかけて一連の作品をリリースしてゆきます。
1982年、有頂天を結成。またレーベル「ナゴム」を立ち上げ、ナゴムギャルという言葉まで生まれるほど個性的なバンドを見つけ出してはリリースし、“インディーズ御三家”と呼ばれるようになる。1985年には音楽活動だけにとどまらず、犬山犬子、みのすけ、田口トモロヲらと「劇団健康」を旗揚げ。1986年には有頂天がポニーキャニオンを契約しアルバム『ピース』でメジャーデビュー。
その後有頂天は1991年の解散まで活発に活動を行う。1991年にはみのすけ(元筋肉少女帯)、中野テルヲ(元P-Model)らとファッショナブルな新型ポップスユニットLong Vacationを結成。シングル「シェリーにくちづけ」がフジTV「なるほどザ・ワールド」のエンディングテーマになった。1995年に惜しくも充電期間に入る。同年有頂天も解散。
1992年に「劇団健康」も解散するが、1993年にナイロン100℃を旗揚げ、再び演劇活動を始める。1995年には元有頂天のメンバーの三浦俊一とともに有頂天の続きをするべくザ・シンセサイザーズを結成。現在活動中のケラ&シンセサイザーズとともに演劇活動と音楽活動を両立中。
1986年元々は、有頂天や人生のファンでライヴを見に行っていた南波姉妹・マユタンとサブリナを中心に結成。弦楽器にギターではなく大正琴を取り入れているところがとても珍しい女の子バンド。1989年に「イカ天」に出場し、1stアルバム『つちのこ男爵』がAmuseのプロデュースでリリース。
その後大人計画やWahaha本舗のプロデュース公演のテーマソングを担当したりと活動。1994年に惜しくも活動を休止するが、マユタンはその後もマサ子さんのドラマー・ケビ山りよ子とAmmakasie Nokaを結成し、ポンキッキーズの1コーナー「花子さんが来た」の花子さんの声とテーマソングなどを担当している。
元筋肉少女帯の大槻ケンヂ(現・特撮)と内田雄一郎の2人に、有頂天のケラリーノ・サンドロビッチを加えたユニット。1983年5月22日渋谷ナイロン100%にて初めてライヴを行う。エレクトーン演奏を録音したテープに合わせてギターとヴォーカルが展開されるというカラオケ式ライヴの合間にシュールなコントをやっていた。現在も存続中?
収録内容は2枚組とかなりのボリューム内容。収録楽曲のほかにも未発表のライヴテイクを数曲収録予定。また、メンバーからのコメントや内田雄一郎による解説、未公開写真、歌詞を掲載した36Pに及ぶ豪華ブックレット仕様。
1984年11月に知久寿焼、石川浩司、柳原幼一郎の3人で結成。1986年11月に滝本晃司が加入する。1988年からナゴムに関わる一方で1989年にバンドコンステスト番組「イカ天」に出場。5週連続勝ち抜き優勝し、見事グランドイカ天キングになった。(テレビに出た途端にLP「しおしお」がイッキに売れ入手困難になった)。
1990年5月5日、アクシックより1stシングル「さよなら人類/らんちう」でメジャーデビュー。オリコン初登場1位。7月には1stアルバム『さんだる』発売。オリコンチャート2位。9月には2ndシングル「オゾンのダンス」、12月に3rdシングル「夕暮れ時のさびしさに」を発売と続々と音源をリリース。「さよなら人類」は国民的大ヒットとなった。同年レコード大賞ロック新人賞、紅白歌合戦にも出場。
平成のビートルズと評された。社会現象としても取り上げられ、「現代用語の基礎知識」にも載る。その後も活発に活動し1996年には柳原が脱退。その利の月にパイオニアLDCと契約し、11thシングル「あっけにとられた時のうた」を発売。さくらももこが作詞。これは「ちびまるこちゃん」のエンディングテーマにもなった。以降活発に活動を行うが、惜しくも2003年10月に解散する。
ベーターズのキング・パノピカとしてもナゴムに関わっていたヴォーカルのエイジが1985年に結成。エイジ以外のメンバーは流動的で時期によって編成も異なる。ナゴム以外にもサエキけんぞうプロデュースのオムニバス『ハレはれナイト』に参加したり、「イカ天」に参加したりと活動。1994年に解散するも、現在エイジを中心に活動を再開中。
Plastics25周年!
コチラも見逃せないニュースが!
立花ハジメなどを擁したPlasticsが、今年でデビュー25周年を迎えています。先頃発売されたベストアルバムやレア映像集に続いて、今度は立花ハジメのソロやMelonの音源を紙ジャケでリリース!
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。