Aphex Twin、AFX名義で新作発売！

2006年3月21日 (火)

Aphex TwinことRichard D Jamesが、AFX名義で新作を完成！12インチのみでリリースされた「Analord」シリーズの完結版となります！

2001年にアルバム『Drukqs』を発売以来、再発、または12インチのみでのリリースを中心に作品を発表してきたRichard D Jamesがこの春、彼自身のレーベルRephlexより、5年ぶりとなるニューアルバムをAFX名義で発売！

昨年、全部で11作品発売された「Analord」は、12インチでの発売だったにも関わらず、各タイトル5桁の売上げを記録！これらの全41曲より、James氏自身が10曲をセレクトし、リアレンジ＆コンパイル。1枚のアルバムとして構築したのがこの『Chosen Lords』となります。もちろん初のCD化！

ニューヨークのエレクトロからシカゴ・ハウス、デトロイト・テクノ、夢見心地なアンビエント・サウンドまで、アナログ・シンセ、ヴィンテージ、モダン、ホームメイドのマシンを使いこなし作り出した音世界は、もはや誰も真似できない「AFXミュージック」としかいいようがありません！

【トラックリスト】

1) Fenix Funk 5
2) Reunion 2
3) Pitcard
4) Crying In Your Face
5) Klopjob
6) Boxing Day
7) Batine Acid
8) Cilonen
9) PWSteal.Ldpinch.D
10) XMD5A

Aphex Twin　作品ガイド

Analord
「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」「9」「11」
AFX名義で12インチのみでリリースした最新シリーズ。アシッディなトラックス。*一部廃盤。

Aphex Twin
『Drukqs』
今のところの最新アルバム。2001年10月作。2枚組30曲。かつての狂気のようなものはややなりを潜め、トイ･ピアノなどが切なく鳴り響くパーソナルな音源集。

「Windowlicker」
水着を着たRichardアイコンがなんとも気持ち悪い99年シングル。収録曲「Nannou」はのちに『Morvern』のサントラに使用される。

「Come To Daddy Ep」
クリス・カニンガムによるビデオとイメージ同じく、怖い音。暴力的なまでのビート群。

『Richard D James Album』
ストリングスを迎え入れ現代音楽と電子音楽との調和を図った1作。統制と破壊、狂気と美しさ、ダイナミズムとメランコリックという二面性が多重に表現されたアルバム。悪疑心と音楽への素直な愛情というRichard自身のものともとれる二律背反性が交互に訪れ、聴くものに緊張と油断を提供する。なかでも"Girl/Boy Song"はAphex史上でも1-2を争う佳曲。

『I Care Because You Do』
君が気にするから僕も、というタイトルが意味ありげ。乱れ打ちつんのめるビートがドリルンべースと呼ばれた。『Richard D James Album』へと続く名作。

『Selected Ambient Works Vol 2』
静寂よりも静寂が似合う音楽。ほぼノンビートの音のさざ波。アンビエントとしても傑作に数えられる。

『26 Mixes For Cash』
これまで手がけてきた数々のリミックスをひとつにしたベスト仕事集。かなり挑戦的なものも。

『51 / 31 - Aphex Singles Collection』
“On”や“Ventolin”、“Donkey Rhubarb”といった秀逸なシングルとそのリミックスを収録。

『Classics 』
「Girl / Boy Ep」

Afx
『Hangable Auto Bulb』
05年発表。Afx名義にて95年に限定3000枚ほどで発売されたアナログ「Hangable Auto Bulb pt.1-2」の2枚をまとめCD化。ドリルンベース前夜の破天荒なブレイクビーツ。

『Analog Bubble Bath』
91年作。チープな音色。4曲入り。すでに狂気と静寂のようなものが同居した世界観がある。

『Analogue Bubblebath 3』
「Analogue Bubblebath Vol.4」
「Smojphace Ep」

Polygon Window
『Surfing On Sine Waves』
『Selected Ambient Works Vol 2』への雛形ともいえる“Quino-phec”を収録。Polygon Window名義での唯一のアルバム。

Caustic Window
『Cd Compilation』
Caustic Window名義の作品を集めた作品集。92年作。

その他
『Acostica: Alarm Will Sound』
ニューヨークの若手現代音楽アンサンブルAlarm Will SoundがAphex楽曲を演奏。クラシックの現代音楽とテクノが融合した近未来サウンド。

『Artificial Intelligence』
＜Warp＞伝説のコンピレーション。Dice Man名義で“Polygon Window”を収録。

『Artificial Intelligence 2』
第2弾。Polygon Window名義で“My Teapot”を収録。

『Warp 10 + 3 Remixes』
＜Warp＞10周年企画。Aphex楽曲をFour TetとRichard Devineがリミックス。

『Rough Trade Shops Electronic 01』
レコードショップ、ラフ・トレードのコンピ。Aphex Twin名義で“Inkey$”を。

関連
『Warp Vision The Videos 1989-2004』
＜Warp＞15周年記念DVD。“On”、“Come To Daddy”、“Donkey Rhubarb”、“Windowlicker”、“Nannou”のビデオを収録。

『Chris Cunningham Best Selection』
Aphex関連の気持ち悪い映像で知られるChris Cunninghamの仕事集。Bjorkビデオなどなど。

■　エレクトロニカ注目リリース