『Peter Barakan’s LIVE MAGIC!』今年も開催

　音楽・映画・料理など、ピーター・バラカンのこだわりを凝縮したフェスティバルが、10月24日（土）・25日（日）恵比寿ガーデンホール/ガーデンルーム/ガーデンシネマにてまもなく開催される。

ピーター・バラカンが音楽への情熱をもって監修する音楽フェスティバル

　今年で2回目となる『Peter Barakan's LIVE MAGIC!』は、ピーター・バラカンが「自信をもって聴いてもらいたい。」という国内外のアーティストが勢揃いとなっており、中でも、アメリカン・ルーツ・ミュージック界で話題の女性3人組「アイム・ウィズ・ハー」、オーストラリア先住民の盲目シンガー「グルムル」、人気DJのジャイルズ・ピーターソンが絶賛するキューバの歌姫「ダイメ・アロセナ」、スティール・ドラムをフィーチャーする注目の「ジョナサン・スケイルズ・フォーケストラ」など、期待の初来日アーティストも出演する。

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※左から、アイム・ウィズ・ハー、グルムル、ダイメ・アロセナ、
　ジョナサン・スケイルズ・フォーケストラ

　また、細野晴臣・林達夫・鈴木茂によるバンド Tin Panにはスペシャル・ゲストとして久保田麻琴と小坂忠が参加し、LIVE MAGIC!でしか実現しない演奏を繰り広げる。


　さらに、名作音楽映画作品を大きなスクリーンで堪能できる「CINE MAGIC!」、バラカン家の英国料理も登場する「FOOD MAGIC!」など、他にはない手作り感覚を楽しめる。

「CINE MAGIC!」上映作品

『Red, White & Blues』
　1960年代まで、アメリカではブルーズは黒人音楽とされ、白人が聴くことはほとんどなかった。一方イギリスでは、最初はジャズの延長線上に、ミュージシャンたちがブルーズを取り入れオリジナルに敬意を表しながら独自のブルーズを発展させていった。人種問題とは無縁のイギリスの若者は夢中になり、ブリッティッシュ・ブルーズとして花開き、逆にアメリカでのブルーズの評価を高めることになった。
　アビーロード・スタジオでのライブ・セッションや、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ローリング・ストーンズなどのインタビューを交え、この時代を実際に体験したマイク・フィギス監督がブリティッシュ・ブルーズのムーブメントを追ったドキュメンタリー。

2003年、アメリカ映画、93分
監督：マイク・フィギス
出演：エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、トム・ジョーンズ、
ヴァン・モリスン、BBキング、ビッグ・ビル・ブルーンジー、ロニー・ドネガン、
アレクシス・コーナー、ローリング・ストーンズ　他

『Monterey Pop』
　ヒッピー・ムーブメントの真っただ中、1967年6月16日〜18日、カリフォルニア州モンタレーで大規模な野外コンサートが開催された。ロックからジャズ、フォーク、民族音楽まで、３０組以上のアーティストが出演。まだ無名に近かったジャニス・ジョプリン、ジミ・ヘンドリクスはこのフェスで知名度を上げた。
　その後行なわれた大規模ロック・コンサートの先駆けとなった音楽史上歴史的なコンサートを、D.A.ペネベイカーが監督・撮影したドキュメンタリー。貴重なライブ映像とともに、当時のヒッピー文化が楽しめる。

1968年、アメリカ映画、79分
監督：D.A.ペネベイカー
出演：ママズ＆パパズ、キャンド・ヒート、サイモン＆ガーファンクル、
ヒュー・マサケラ、ジェファスン・エアプレイン、ジャニス・ジョプリン、
エリック・バードン＆ジ・アニマルズ、ザ・フー、カントリー・ジョー＆ザ・フィッシュ、
オーティス・レディング、ジミ・ヘンドリクス、ラヴィ・シャンカール

『Diva』
神秘的な歌声を持つオペラ歌手シンシア・ホーキンズの大ファンである郵便配達夫の青年ジュールは、パリ公演で彼女のアリアを盗み録りする。一方、ある売春婦がジュールのバイクに組織の内幕を暴露した告白テープを滑り込ませる。それぞれのテープを追った2組から追われる身となったジュールは、パリの街を逃げているうちにベトナム人少女アルバとその恋人ゴロディッシュに助けられる。青を基調とした色彩の中に、様々なポップ・アートが点在する。１９８１年、ジャン＝ジャック・ベネックスがセザール賞最優秀新人監督賞を受賞した他、セザール賞・最優秀音楽賞、最優秀撮影賞、最優秀音響賞を受賞。

1981年、フランス映画、118分
監督：ジャン＝ジャック・ベネックス
音楽：ウラディミール・コスマ
出演：ウィルヘルメニア・フェルナンデス、フレデリック・アンドレイ、
リシャール・ボーランジェ、チュイ・アン・リュー、アニー・ロマン　他

ピーター・バラカン コメント

　第2回のLive Magicを開催することになりました。去年、生まれて初めてコンサートの送り手側に立って、会場でそれまで知らなかったミュージシャンの演奏に感激する方々の姿を見てぼくは更に感激しました。もう病みつきです。今度もまだ馴染のない顔もあると思いますが、去年に負けず劣らず、素晴らしいイベントにします。Live Magicはルーツ・ミュージックの好きな人が毎年必ず集まる恒例のお祭りに育てて行きたいので、皆さんぜひお越しください。

ピーター・バラカン

Peter Barakan's LIVE MAGIC!概要

■開催日：2015年10月24日(土)・25日(日) 開場：12:00 / 開演 13:00
■会場：恵比寿ザ・ガーデンホール / ザ・ガーデンルーム / ガーデンシネマ
■出演：

10月24日（土）

I'm With Her (Sara Watkins ? Sarah Jarosz ? Aoife O'Donovan)
Boukou Groove
Gurrumul
Dayme Arocena
Jonathan Scales Fourchestra
ランキン・タクシー＋ノダチン（ランチン） 濱口祐自
David Ralston
Delehei
Eire Japan
臼井ミトン
[CINE MAGIC!（映画上映）]
『Diva』
『Monterey Pop』

10月25日（日）

Tin Pan (with special guests 久保田麻琴・小坂忠)
I'm With Her(Sara Watkins - Sarah Jarosz - Aoife O'Donovan)
Gurrumul
Dayme Arocena
Jonathan Scales Fourchestra
Oki Ainu Dub Band
Marewrew
Rei
[CINE MAGIC!（映画上映）]
『Red,White & Blues』
『Derek Trucks Band - Songlines Live』

■チケット：
＜前売り＞
1日券：12,000円（税込/1ドリンク別/スタンディング）
2日通し券：21,000円（税込/各日1ドリンク別/スタンディング）

＜当日券＞
1日券：13,000円（税込/1ドリンク別/スタンディング）
2日通し券：22,000円（税込/各日1ドリンク別/スタンディング）

■オフィシャルサイト：http://livemagic.jp/