【第41回】バイヤー寺町知秀のわくわくPOPSランド

2019年12月03日 (火) 10:00

|

HMV&BOOKS online - ロック

HMV渋谷をはじめ計13店舗の勤務を経て現在は本社にて洋楽バイヤーを担当する寺町知秀が洋楽の森からオススメ作品をピックアップするコーナー「わくわくPOPSランド」。社内外から信頼を集める生粋の洋楽バイヤーが、今月の洋楽の森からオススメする必聴の5枚とは?

【第41回】イク年、クル年。

2019年もたくさんの良い音楽に出会うことができたのですが、ここ近年の傾向でスタイル/ジャンルとしての目新しさはあまりなく、引き続きバック・トゥ・ルーツ的な過去の引用がトレンドだったのでは。タピオカ(第3次ブーム)や90’Sファッションなど、音楽以外でも依然リバイバルブームが目立ったたように思います。


フレッシュだったのは、新世代チカーノ・ソウルシーン。ボビー・オローサやマリネロらによるヤング・チカーノ・ソウルの素晴らしい才能が台頭してきたことにゾクゾクしました。




キム・ゴードンの初ソロ作は音楽家としての気迫が凄まじかったです。



ソランジュはもう非の打ち所がない完璧に美しいアンビエント・ソウル作品で、ジャンルを超えて多くの音楽ファンに支持されたのではないでしょうか。



アコースティックで内省的な作品があまり流行ってないっぽいですが、古くもなく新しくもなくただ普通に良いっていう、ラムチョップはかなり愛聴しました。それではみなさん良いお年を。



バイヤー寺町知秀のわくわくPOPSランド

寺町知秀(てらまち ともひで)

1999年にHMV渋谷入社。HMV立川など7店舗で店長を務め、計13店舗の勤務を経て現在は本社にて洋楽バイヤーを担当。

寺町知秀セレクトによる最新コンピ

サイケデリック/ポップ/チル/メロウ/フレッシュ

バイヤー寺町知秀のわくわくPOPSランドへ戻る

Bobby Orozaに関連するトピックス

HMV&BOOKS online最新トピックス

最新トピックス一覧を見る