ロット、ハンス(1858-1884)

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CD 輸入盤

交響曲第1番 リュックヴァルト&マインツ国立歌劇場フィル

ロット、ハンス(1858-1884)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ACOCD20104
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Germany
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ドイツから質の高いアルバムをお届けするACOUSENCEレーベルをご紹介いたします。
発売アイテムもまだ少ないレーベルですが、地元のマインツを中心として堅実に活躍する演奏家と、マイナーレーベルらしからぬ大胆な企画で興味深い作品を地道に発売しています。
 今回はオーケストラ作品を中心としたLiving Concert Seriesから5アイテムをご案内申し上げます。ACOUSENCEレーベルの今後の活動にどうぞ、ご期待ください。(アルブレー)

ハンス・ロット:交響曲第1番
美しく瑞々しい旋律に溢れたロット22歳の時の作品。

・ハンス・ロット:交響曲第1番ホ長調
 マインツ国立歌劇場フィルハーモニー管弦楽団
 キャスリン・リュックヴァルト(指揮)
 録音:2004年


ハンス・ロット(Hans Rott:1858-1884)
ウィーンで生まれたロットは16歳でウィーン音楽院に入学。オルガンをブルックナーに学びました。両親を早くに亡くし教会のオルガニストとして生活費を稼ぎながら勉学に励み、入学後作曲を始め、1年遅れて入学した2歳下のマーラーと親交を持ちました。発表し始めた作品はブルックナーやマーラー等一部の擁護を除き無視、酷評、失笑を買うに至り、生活に追い詰められたロットは新しい職に就く為にウィーンを離れますが、その途中で精神を病みウィーンの精神病院に収容、自殺未遂を繰り返し、1884年に結核のため死亡してしまいます。入院中も作曲を続けていましたが、生涯、その作品は1曲も演奏されていません。
 多くの資料は友人からロットの娘へと受け継げられ1950年オーストリア国立図書館に移されましたが、その存在はマーラーの調査中にロットへの証言をもとに調査し草稿を発見したイギリスの音楽学者ポール・バンクスの力によって交響曲第1番の初演が行われた1989年に至るまで長く忘れられていました。(アルブレー)

収録曲   

  • 01. Alla Breve
  • 02. Sehr Langsam
  • 03. Frisch Und Lebhaft
  • 04. Sehr Langsam - Belebt

ユーザーレビュー

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ロットの交響曲からは良く知られた作曲家の...

投稿日:2009/10/10 (土)

ロットの交響曲からは良く知られた作曲家の作風に似たところが多く聴かれます。特にマーラーからの「真似?」と思えるところが散見されるのですが、実はこの曲の作曲年は1878〜80年なのです。マーラーの交響曲第一番は1883〜88年です。マーラーを10年も先取りしているわけです。 マーラーもブラームスもロットを強くライバル視し、自分の未来を映す鏡のようなロットを恐れ、無視したり徹底的に酷評したりし、ついにロットは発狂して自殺。 先に才能を発揮しすぎた天才の悲劇といえるかもしれません。 もし、マーラーとブラームスの「いじめ」にあわなかったら、どんなすごい作品群を残してくれただろうかとか、いろいろ思いを巡らせてしまいますが、そういうことを忘れて「マーラーのほうが後なのですよ」ということだけ頭の片隅に置いて曲を味わうのが健全かもしれません。 録音も新しく演奏も特に第一楽章がのびやかで聴きやすいものに仕上がっています。

桐嶋屋勝造 さん | 愛知県 | 不明

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