CD 輸入盤

自作自演集(エニグマ変奏曲、序曲『コケイン』、『威風堂々』、他) エルガー&ロンドン交響楽団、他

エルガー(1857-1934)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
8111022
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

『エルガー・コンダクツ・エルガー』

1933年に偶然収録されたステレオ録音を覆刻!(トラック22)
 エルガーのレコード録音史における重要性は評価できないほど大きなものです。最初の録音は、エルガーが作曲家として絶頂期にあった1914年に、アコースティック方式で録られました。しかし、1920年代に電気吹き込みの技術が発達し、交響楽団の生演奏のような再現が可能になってからは、HMVレーベル内における、筆頭アーティストとしての地位は揺るぎないものとなりました。
 ここに収録されたエルガーの自作自演集は、最晩年に録音されたものですが、エルガーが自作を振るときに発揮した、闊達さと精気がよく聴き取れるものです。
 エルガーの名声を確立した代表作である『威風堂々』第1番、エニグマ変奏曲などをこの盤の自演で聴くと、いずれも堅固な様式美、名人芸的な楽器書法、質感のどっしりとした響きに満たされており、それら要素と旋律とが相まって、抜きがたく『英国的』な音楽を作り出していることがわかります。この強烈な個性を確立したエルガーのスタイルを、さらに演奏様式を通じて再認識できる盤といえるでしょう。
 ボーナス・トラックとして、位置の違うマイクによって同時に収録された2盤によって合成され、ステレオ風にしたてた録音が含まれています。(アイヴィ)

・序曲『コケイン』−首都ロンドンにて Op.40
 BBC交響楽団
 エドワード・エルガー(指揮)
 録音: 1933年4月11日 ロンドン、EMIアビー・ロード第1スタジオ

・創作主題による変奏曲『エニグマ』 Op.36
 ロイヤル・アルバート・ホール管弦楽団
 エドワード・エルガー(指揮)
 録音: 1926年4月28日、8月30日 ロンドン、クイーンズ・ホール

・行進曲『威風堂々』〜第1番ニ長調、第2番イ短調
 ロイヤル・アルバート・ホール管弦楽団
 エドワード・エルガー(指揮)
 録音: 1926年4月27日 ロンドン、クイーンズ・ホール

・行進曲『威風堂々』〜第3番ハ短調、第4番ト長調
 ロンドン交響楽団
 エドワード・エルガー(指揮)
 録音: 1927年7月15日 ロンドン、クイーンズ・ホール

・行進曲『威風堂々』〜第5番ハ長調
 ロンドン交響楽団
 エドワード・エルガー(指揮)
 録音: 1930年9月18日 ロンドン、キングズウェイ・ホール

(ボーナス・トラック)
・偶発的ステレオによる『コケイン序曲』のサイド3
 BBC交響楽団
 エドワード・エルガー(指揮)
 録音: 1933年4月11日 ロンドン、EMIアビー・ロード第1スタジオ

ユーザーレビュー

総合評価

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イギリスの大作曲家、エドワード・エルガー...

投稿日:2021/07/06 (火)

イギリスの大作曲家、エドワード・エルガーは晩年は作曲家としてより指揮者として活動が中心でその中には自作自演をEMIに残したりしています。 このCDはそれらを復刻した物。 収録曲はコケイン、エニグマ、威風堂々と代表的な曲をBBC交響楽団やロイヤル・アルバート・ホール交響楽団、ロンドン交響楽団と当時のロンドンの有名オケを振って録音しており、いずれの演奏もメーカーレビュー通り、活力と自由な解釈で、意外と濃い演奏となっています。 作曲者の解釈を知る上で貴重ながら聴くにも問題ありません。 古さはあるものの、復刻もナクソスですから安心して聴ける水準となっています。

レインボー さん | 不明 | 不明

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作曲家の自作自演というのはイマイチなこと...

投稿日:2009/03/06 (金)

作曲家の自作自演というのはイマイチなことが多い印象だが、このエルガーの演奏は、なかなか素晴らしいと思う。今日の耳からすると随分と芝居ががった解釈で、メンゲルベルクやゴロワノフ等に近いか。威風堂々などショルティやプレヴィンの様な真っ直ぐな演奏に耳慣れてるため、随分濃いなと感じた。音質も年代を考えると素晴らしい。

vyuu さん | 東京 | 不明

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エルガー(1857-1934)

近代イギリスを代表する作曲家、サー・エドワード・ウィリアム・エルガーは、1857年6月2日、イギリス中西部ウスター近郊のブロードヒースで生まれました。経済的に恵まれなかったため正規の音楽教育を受けることができず、ほとんど独学で勉強したそうですが、ピアノ調律師で楽器商を営んでいた父親のウィリアムは、生業のかたわら聖ジョージ・ローマ・カトリック教会のオルガニストを務めていたそうですから、やはりその血の

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