CD 輸入盤

交響曲第3番『英雄』 D.グロスマン&アンサンブル28

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
PRCD90658
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

快速44分! アンサンブル28の『エロイカ』

これがデビュー録音となる“アンサンブル28”は2003年創立、EU六カ国の奏者28人からなるオーケストラ。時代楽器を使用し、ヴァイオリン各4、ヴィオラ、チェロ,コントラバス各2に管楽器、打楽器という編成で、近代に肥大化してしまった古典オーケストラの作品から本来の響きを蘇らせることを目的としています。
 演奏は、声部がクッキリ浮び上がるのは当然として、推進力やメリハリも効いて実に快適で、第3楽章のホルンも、本来の勇壮な効果が発揮されて痛快。トータル44分強で軽快に駆け抜けていきます。例えば第2楽章は11分11秒で、これは他の主要な古楽器演奏および時代考証派の演奏と比べても非常に快速です。
(アーノンクール[14:35]、ガーディナー[12:41]、サバール[12:42]、シュレーダー[13:27]、ノリントン(旧)[12:31]、ノリントン(新)[12:18]、ハノーヴァー・バンド[13:43]、ブリュッヘン[13:09]、ホグウッド[14:57])
 このオケのリーダー、イリア・コロルは1969年キエフ生まれ。現在はウィーン在住のヴァイオリニスト、指揮のダニエル・グロスマンは1978年ミュンヘン生まれと実に若々しく、それだけに活力が漲った快速エロイカです。


・ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 op.55『英雄』
[T 16:26 U 11:11 V 05:51 W 10:48 計 44:16]
 アンサンブル28
 ダニエル・グロスマン(指揮)
 録音:2003年10月3-5日 ウィーン、エロイカ・ホール(ロブコウィッツ・パレス内)

収録曲   

  • 01. Symphony no 3 in E flat major, Op. 55 "Eroica"
  • 02. Symphony no 3 in E flat major, Op. 55 "Eroica"
  • 03. Symphony no 3 in E flat major, Op. 55 "Eroica"
  • 04. Symphony no 3 in E flat major, Op. 55 "Eroica"

総合評価

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誤解を恐れずに言えば、個人的にはこの演奏...

投稿日:2012/10/21 (日)

誤解を恐れずに言えば、個人的にはこの演奏はカルロス・クライバーを髣髴とさせる。1980年代にホグウッドのモーツァルトの交響曲を初めて聴いた時の『なんじゃ、この音色。とても聴けたもんじゃない!』と思ったような古楽器臭い音色とは程遠い流麗な音色で、グイグイと突き進む勢い(にもかかわらず非常にスマートでもある。)も生半可ではない。 小編成であるにもかかわらず、特に小編成の古楽器ではとかく音が薄くなって物足りなさを感じることが多い1楽章最後や2楽章の真ん中のクライマックスでも、その勢いのためか充分な迫力でもって描き出すことに成功している。2、3ヶ所、一瞬だがオケが乱れる部分があるのだが、セッション録音にもかかわらず編集してないのはその勢いを削ぎたくなかったからかもしれない。 先日発売されたブリュッヘンの演奏は非常にロマン派的なものだったが、この演奏は古典派とかロマン派とかではなく非常にモダンに聴こえる。が、同時に30代に入りここで一発すごい曲を、という野心があったであろうベートーヴェンその人の勢いというかノリもすごく伝わってくるように感じる。 このグロスマンという指揮者が常にそういう演奏をできるのか、たまたまこの録音だけがそうなのか、古楽ではいいが普通のモダンオケでそうでもないのかは、録音があまりないだけに判断が難しいが。

ひばりの舌 さん | 佐賀県 | 不明

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小編成での演奏ということで聴いてみたが、...

投稿日:2012/09/23 (日)

小編成での演奏ということで聴いてみたが、思ったほど「室内楽的な」響きにはなっておらず個人的には期待外れ。快速を謳ってはいるものの、演奏時間はサバールと同じくらいの約45分。弦楽器が少ないせいか、金管が突出して聴こえ諄く感じた。

akiapple さん | 大分県 | 不明

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初演場所での、初演時編成での演奏。キビキ...

投稿日:2005/05/04 (水)

初演場所での、初演時編成での演奏。キビキビしたテンポが良い。1楽章のトランペットの処理は一部復活させており、典拠不明だが、興味深い。

せんちゃん さん | 福岡県 | 不明

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人物・団体紹介

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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