ベートーヴェン(1770-1827)

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CD 輸入盤

ピアノ・ソナタ全集 アニー・フィッシャー(9CD)

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
HCD41003
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD

商品説明


ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集(9CD)
アニー・フィッシャーの名盤が復活! デザインも一新!


ハンガリーの生んだ大ピアニスト、アニー・フィッシャー[1914-1995]。彼女は円熟著しかった60代前半の1977年から翌年にかけて、ブダペストのフンガロトン・スタジオでベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲を録音しました。2002年に発売され話題となりましたが、長く入手困難となっていました。生誕百年となる今年2014年に、新装丁スリムボックス仕様で待望の再発売となりました。
 当時、フィッシャーのベートーヴェンのソナタをコンサートで聴いたフンガロトンのプロデューサーが感激し、全集録音を打診。好きなだけテイクを重ねること、好きなだけ録音時間を費やして良く、結果が気に入らなければ発売しないという破格の条件を添えたといわれます。録音は1年で完了しましたが、編集に対するフィッシャーのこだわりは果てしなく、数年にようやく一枚を許可する(数日後に却下もあったそう)というペースで、1995年に彼女が歿するまでにすべてが刊行できなかったいわくつきのものです。フィッシャーの死後、フンガロトンのスタッフや評論家たちが検討した結果、文句なく素晴らしい出来ということで日の目を見たといわれます。
 実際、ちょっと想像を絶する出来です。フィッシャーのベートーヴェンは造形が大きく、感傷性や曖昧さのかけらもありません。テンポは早目で、聴き手の気持ちを煽るようなボルテージの高さが独特。有名な『悲愴』『月光』『熱情』など、はじめて聴く作品のような新鮮さに満ち、また緩徐楽章での語り口の巧さに引き込まれます。正統派でありながら、こんなベートーヴェンは絶対に聴けません。ベートーヴェンのピアノ・ソナタ・ファン必携のセットと申せましょう。(キングインターナショナル)
 A.セーケイとE.ドホナーニより受け継いだ知的な解釈に加えて、男性的な力強さにも不足しないフィッシャーの持ち味が、ここでは見事に結実しています。ベーゼンドルファーの深みある響きも、彼女の解釈に相応しい効果を上げており魅力的。

【収録情報】
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集


Disc1
● 第12番変イ長調 Op.26『葬送』
● 第6番ヘ長調 Op.10-2
● 第31番変イ長調 Op.110
● 第13番変ホ長調 Op.27-1

Disc2
● 第8番ハ短調 Op.13『悲愴』
● 第3番ハ長調 Op.2-3
● 第1番ヘ短調 Op.2-1

Disc3
● 第32番ハ短調 Op.111
● 第20番ト長調 Op.49-2
● 第7番ニ長調 Op.10-3
● 第10番ト長調 Op.14-2

Disc4
● 第18番変ホ長調 Op.31-3
● 第29番変ロ長調 Op.106『ハンマークラヴィーア』

Disc5
● 第27番ホ短調 Op.90
● 第9番ホ長調 Op.14-1
● 第14番嬰ハ短調 Op.27-2『月光』
● 第28番イ長調 Op.101

Disc6
● 第23番ヘ短調 Op.57『熱情』
● 第17番ニ短調 Op.31-2『テンペスト』
● 第15番ニ長調 Op.28『田園』

Disc7
● 第16番ト長調 Op.31-1
● 第30番ホ長調 Op.109
● 第2番イ長調 Op.2-2
● 第24番嬰ヘ長調 Op.78『テレーゼ』

Disc8
● 第5番ハ短調 Op.10-1
● 第21番ハ長調 Op.53『ワルトシュタイン』
● 第4番変ホ長調 Op.7

Disc9
● 第25番ト長調 Op.79『かっこう』
● 第19番ト短調 Op.49-1
● 第26番変ホ長調 Op.81a『告別』
● 第11番変ロ長調 Op.22
● 第22番ヘ長調 Op.54

 アニー・フィッシャー(ピアノ)

 録音時期:1977-78年
 録音場所:ブダペスト、フンガロトン・スタジオ
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

収録曲   

  • 01. A flat major Op.26
  • 02. F Major Op. 10/2
  • 03. A flat major Op. 110
  • 04. E flat major Op.27/1
  • 05. C minor Op. 13 "Pathetique"
  • 06. C major Op. 2/3
  • 07. F minor Op. 2/1
  • 08. C minor Op. 111
  • 09. G major Op.49/2
  • 10. D major Op.10/3
  • 11. G major Op. 14/2
  • 12. E flat major Op. 31/3
  • 13. B flat major "Hammerklavier" Op. 106
  • 14. E minor Op. 90
  • 15. E major Op.14/1
  • 16. C Sharp minor Op.27/2 "Mondschein"
  • 17. A major Op. 101
  • 18. F minor Op. 57 "Appassionata"
  • 19. D minor Op. 31/2
  • 20. D major Op. 28 "Pastorale"
  • 21. G major Op.31/1
  • 22. E major Op. 109
  • 23. A major Op.2/2
  • 24. F sharp major Op.78
  • 25. C minor Op. 10/1
  • 26. C major Op.53 "Waldstein"
  • 27. E flat major Op.7
  • 28. G major Op.79
  • 29. G minor Op.49/1
  • 30. E flat major Op.81/a
  • 31. B flat major Op.22
  • 32. F major Op.54

総合評価

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以前からアニー・フィッシャーさんのピアノ...

投稿日:2023/03/28 (火)

以前からアニー・フィッシャーさんのピアノ演奏が素晴らしいと感じており、是非ともベートーヴェンのピアノソナタ全曲を聴いてみたいと思っていたのですが、なかなか入手出来ませんでした。最近、やっとこのCDを入手出来ました!凄いだろうなとワクワクして、いざ聴いてみると「あれっ!」というケースもかなりあるのですが、この全集は数々のレビュー通り素晴らしい演奏ばかりでビックリし、ますますフィッシャーさんに嵌ってしまいました!ベートーヴェンのソナタ全集を買って、一気に全曲聴いたのは、クラシックを聴くようになってからの50年で今回が初めてです。女性とは思えない強靭なタッチとかつ綺麗な音を持ち合わせており、教科書のような型にはまった単調な演奏ではなく、どの曲も絶妙な間を有する歌心のある音楽がまるで生きてるかのような素晴らしい演奏でした!その後、フィッシャーさんの感情移入された表情豊かな演奏姿をDVDで拝見し、確固たるテクニックを駆使して、まるでオーケストラを指揮してるかの如く、ピアノから音楽を導き出していたのだと納得するとともに、改めてその才能に脱帽いたしました。もっと早くアニー・フィッシャーさんのピアノと出会いたかったです!

RCS さん | 長野県 | 不明

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ベートーヴェンのピアノソナタ全集は数多い...

投稿日:2021/02/22 (月)

ベートーヴェンのピアノソナタ全集は数多いが、全て良い演奏のみという物は無い様に思う。例えばベートーヴェンのスコアにスタッカート指示があれば普通はその通り演奏する。しかしシュナーベルはその箇所をペダルを使ってレガートに弾いた。確かにその方が良く聞こえる。同様にバックハウスならでは、ケンプならではの良い演奏がある。フィッシャーの全集は、それら先人のエッセンスを凝縮させた様に感じる。従って数少ない、良い演奏のみの全集だと言える。この全集、フィッシャーの存命中は発表しない様に希望したとの事だが、理由の一端であるかもしれない。

ぽんた さん | 静岡県 | 不明

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自分にとって、すべてが全く新しい曲に聞こ...

投稿日:2018/09/02 (日)

自分にとって、すべてが全く新しい曲に聞こえる。聴き手として音楽への引きこまれ方が半端ではない。いろいろな演奏家でベートーヴェンのソナタを聴いてきたが、今までにない体験。自分にとって、今まで耳にした演奏家の音は理想ではなかったということなのか…

JAZZMAN さん | 神奈川県 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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