CD

『パシフィック231』『ラグビー』『夏の牧歌』『クリスマス・カンタータ』 マルティノン&フランス国立放送管、他

オネゲル(1892-1955)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
TOCE13289
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

マルティノン/オネゲル:パシフィック231、他

1971年ステレオ録音。フランスのルアーブルに生まれたアルチュール・オネゲル[1892-1955]は生涯のほとんどをパリで過ごした事実上のフランス人ですが、両親がスイス人のため国籍はスイスということで、一般にスイスの作曲家として認識されていますが、スイスとの関わりは、第一次世界大戦の際の国境警備などあったものの、それほど強いものではなかったようです。6人組の一員ということもあり、フランスの作曲家と考えるのがやはり妥当と思われます。
 当アルバムで指揮をとるジャン・マルティノンは、1910年にリヨンに生まれ、1976年にパリで亡くなったフランスの指揮者で作曲家。彼の指揮するフランス音楽にはすでに定評がありますが、オネゲル作品でもその水準はきわめて高く、ともすると激しいだけの演奏になりがちな『パシフィック231』や『ラグビー』でも、色彩豊かで変化に富む演奏を繰り広げています。もちろん、高速蒸気機関車としての迫力や、ラグビーのダイナミックな躍動感は十分に示されており、これらの作品の代表的名演としての地位は今も揺ぎ無いものがあります。
 アルチュール・ランボーの詩「夏の暁を抱きて」にインスパイアされ、夏のスイスの美しい風景の中で作曲された佳作『夏の牧歌』は、どこかヴォーン=ウィリアムズやディーリアスを思わせるところもある作品ですが、マルティノンの演奏はここでも実に美しいもので、若きオネゲルのイメージのふくらみを繊細に描いてゆきます。
 『クリスマス・カンタータ』は文字通り声楽のための作品でバリトン独唱、児童合唱、混声合唱、オルガン、オーケストラという編成で演奏されます。当アルバムの中ではこの作品のみが晩年に書かれたもので、神秘的な雰囲気も漂いますが、旋律そのものはクリスマスの賛美歌を使用しているため、親しみやすいものとなっています。
 最新24ビット・リマスタリングされた「EMIクラシックス決定盤1300シリーズ」の中の一枚。

・交響的運動第1番『パシフィック231』
・『夏の牧歌』
・交響的運動第2番『ラグビー』
 フランス国立放送管弦楽団
 ジャン・マルティノン(指揮)

・『クリスマス・カンタータ』
 アンリエット・ピュイグ=ロジェ(オルガン)
 カミーユ・モラーヌ(バリトン)
 フランス国立放送合唱団
 フランス国立放送管弦楽団
 ジャン・マルティノン(指揮)

内容詳細

名演としてよく知られた録音だ。音の運動性を追究した(1)と(3)など、過度な盛り上げ方を排した演奏で、気品すら漂っている。(2)もまことに美しい。カンタータはオネゲル最後の作品で、マルティノンの優れた把握力と構成力、洗練されたうたわせ方に、あらためて感嘆した。★(田)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

★
★
★
★
☆

4.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
4
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
☆
交響的運動はここにない第3番を含めオネゲ...

投稿日:2017/05/06 (土)

交響的運動はここにない第3番を含めオネゲルの定番です。「夏の牧歌」との組み合わせも世に多く音源が出ています。注目はこれらの曲と『クリスマス・カンタータ』の組み合わせです。『クリスマス・カンタータ』はクライマックスで感涙に及ぶ圧倒的な感動を提供してくれます。

テリーヌ さん | 兵庫県 | 不明

0
★
★
★
★
☆
交響的運動はここにない第3番を含めオネゲ...

投稿日:2017/05/06 (土)

交響的運動はここにない第3番を含めオネゲルの定番です。「夏の牧歌」との組み合わせも世に多く音源が出ています。注目はこれらの曲と『クリスマス・カンタータ』の組み合わせです。『クリスマス・カンタータ』はクライマックスで感涙に及ぶ圧倒的な感動を提供してくれます。

テリーヌ さん | 兵庫県 | 不明

0
★
★
★
★
☆
中学生のころにLPで購入し今も聴いている。...

投稿日:2012/07/15 (日)

中学生のころにLPで購入し今も聴いている。パシフィック2-3-1というタイトルからそうとう鉄分の高い作曲家だと思い中身を問わずに衝動買いした記憶がある。蒸気機関車は当時の最先端メカ。今なら新幹線の楽曲(笑)加速こそやや重たいが、巡航速度に入ると様々な風景の中を疾走していく様が楽しい。予想外に重たい列車だったのか、最後のブレーキングはやや急減速気味なのもいい。意外な出会いで今もお気に入りなのが「夏の牧歌」強い日差しの草原を乾いた風が流れる、ジブリアニメのような風景が若い感受性豊かに表現される。フランス物だけはフランスオケの甘い音色と信じるワタシ的にはこの奏者はベストだと思える。夏の旅行先の草原で空を見ながら仰向けに寝転がってこの楽曲を聴いてみていただきたい。

かめ さん | 東京都 | 不明

0

オネゲル(1892-1955)に関連するトピックス

管弦楽曲 に関連する商品情報

おすすめの商品