ドヴォルザーク(1841-1904)

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CD 輸入盤

チェロ協奏曲、ピアノ協奏曲 ロストロポーヴィチ(vc)ターリヒ&チェコ・フィル、他

ドヴォルザーク(1841-1904)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
3825
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

SUPRAPHON社の「ヴァーツラフ・ターリヒ・スペシャル・エディション」、7月の第1回発売に続いて、第2弾の2タイトルがリリース。
 ヴァーツラフ・ターリヒは1883年モラヴィアのクロメジーシュ生まれ。作曲家であった父親に音楽を学んだ後、プラハ音楽院でシェフチークにヴァイオリンを師事します。卒業後は、ベルリン・フィルにヴァイオリン奏者として入団し、翌1905年にはオデッサ歌劇場管弦楽団のコンサートマスターに就任します。この頃から頭角をあらわし始めたターリヒは指揮もするようになり、1908年にはリュブリャーナ・フィルの指揮者となります。しかし、自分の専門技術と知識に満足していなかったターリヒは、1910年から1911年にかけてライプツィヒでニキシュやレーガーに師事して指揮法の研鑽を積み、1912年からピルゼン歌劇場の指揮者をつとめ、1918年にはチェコ・フィルに移り、1919年からは同オーケストラの首席指揮者に就任します。以後、22年間にわたってその地位にあり、チェコ・フィルを世界的なオーケストラへとパワーアップして黄金時代を築いた実績はあまりにも有名。その間、1931年から1933年にはストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務め、1935年からはプラハ国民劇場の音楽監督兼ねるなど、精力的に大活躍。
 しかし戦後はナチス占領下での言動が災いして戦犯容疑をかけられ逮捕、釈放後も指揮台に立てず、復帰は1946年9月。さらに1948年にチェコスロヴァキアに社会主義政権が樹立すると、ターリヒはプラハを離れ、スロヴァキア・フィルの首席指揮者を務め(1949-1952)、1953年にはプラハ戻ってプラハ放送交響楽団の指揮者(1953-1954)となり、1954年になるとようやくチェコ・フィルへの復帰を果たしています。しかし1955年以降はほとんど活動をせず、1961年3月16日に没しています。戦後のターリヒとチェコ・フィルは、どれも貴重なものなのです。
 SUPRAPHON 社は、2007年までに17タイトルをリリースの予定です。シリーズはどれも最新テクノロジーによるリマスターが施されているとのことです。

ドヴォルザーク:
・ピアノ協奏曲ト短調 op.33
・チェロ協奏曲ロ短調 op.104

 フランチシェク・マクシアン(p)
 ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(vc)

 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
 ヴァーツラフ・ターリヒ(指揮)

 録音:1951年[op.33]、1952年[op.104]

ターリヒのドヴォルザークを聴いたエフゲニー・ムラヴィンスキーはそのすばらしさに感嘆し、その後ドヴォルザークを演奏しなかったと言われているほど、ターリヒのドヴォルザークは独特の風格があります。ロストロポーヴィッチのチェロ協奏曲は、圧倒的な技巧と豊かな音量でターリヒのスラヴ風演奏を引き立てています。

収録曲   

  • 01. Maxian, Frantisek - Konzert Fuer Klavier Und Orche
  • 02. 1. Allegro Agitato
  • 03. 2. Andante Sostenuto
  • 04. 3. Finale: Allegro Con Fuoco
  • 05. Rostropovich, Mstislav - Konzert Fuer Violoncello
  • 06. 1. Allegro
  • 07. 2. Adagio Ma No Troppo
  • 08. 3. Finale: Allegro Moderato

ユーザーレビュー

総合評価

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若々しいロストロポーヴィチの演奏を格調高...

投稿日:2007/05/06 (日)

若々しいロストロポーヴィチの演奏を格調高く熱く支えるターリヒの指揮。後年のカラヤン、ジュリーニ、小沢盤などもそれぞれ味があるが今はこれが一番気に入っている。先日、訃報をお聞きした。つい数年前、サントリーホールで、シューマンの協奏曲とショスタコの交響曲の指揮に触れ、衰え知らぬ音楽に圧倒されたのを思い出した。

eroi ika さん | tokyo | 不明

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カラヤンが「もし再びターリヒの演奏を生で聴けるな...

投稿日:2007/01/11 (木)

カラヤンが「もし再びターリヒの演奏を生で聴けるならば、片腕を失ってもいい」と言ってた意味がよくわかった。空前絶後のチェロ協奏曲である。終楽章の凄さと言ったら…!

為朝 さん | 京都府 | 不明

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一足先に聴きました。両曲とも見事な演奏。...

投稿日:2006/01/18 (水)

一足先に聴きました。両曲とも見事な演奏。ピアノコンチェルトは改訂版を使用。チェロコンにおけるロストロは、後年の録音に劣らぬ雄弁さで聴かせる。ターリヒの克明、雄渾なバックが見事。音は、最上級のモノラル。買いです!

七海耀 さん | さいたま市 | 不明

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