ムソルグスキー(1839-1881)

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CD 輸入盤

組曲《展覧会の絵》 ,ほか キーシン

ムソルグスキー(1839-1881)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
09026638842
組み枚数
:
1
レーベル
:
RCA
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ムソルグスキー : 展覧会の絵
エフゲニー・キーシン

2001年7月&8月フライブルクでの24bit/96kHzデジタル録音。《展覧会の絵》は、2001年4月の日本公演で目玉となったレパートリーで、聴衆・評論家から圧倒的な支持を勝ち得たのは記憶に新しいところ。今回のレコーディングはそれからほどなく南西ドイツ放送のスタジオでおこなわれたもので、来日公演同様、1枚1枚の絵画を徹底して描き抜く表情付けの巧みさには驚くほかありません。
 スタジオ録音ならではの音響条件の優秀性が、強大な低音から繊細なピアニシモまで、いっそう魅惑的に聴かせてくれる点も見逃せないところでしょう。
 その音色の豊かさ、ダイナミック・レンジの幅広さはまさにロシアン・ピアニズムの正統な後継者にして最も高度な天才というにふさわしく、軽快な走句でのきらめくような音色の美しさと俊敏な運動性、切れ味に加え、「ビドロ」や「バーバ・ヤガー」といった作品では、人間心理の暗部を覗かせるような凄みあるダイナミズムを展開してくれるあたりもさすがです。
 《展覧会の絵》には、古くはリヒテルやホロヴィッツ、新しいところではポゴレリチ、ウゴルスキー、プレトニョフ、アファナシエフといった話題盤が存在しますが、今回のキーシン盤はそれらの演奏に十分に伍する、あるいは上回る素晴らしい内容を持っています。
 ブゾーニの編曲によるバッハの有名オルガン作品《トッカータ、アダージョとフーガBWV564》には、これまでにもホロヴィッツやフランソワ、チェルカスキー、ルービンシュタイン、デミジェンコといった録音がありますが、キーシンの演奏は、メリハリの効いたトッカータ、詩情豊かなアダージョ、各声部を克明に響かせるフーガといい申し分のない仕上がり。華やかな高声部と逞しい低声部の対照も作品にピッタリです。
 バラキレフの編曲によるグリンカの《ひばり》は、元々は歌曲ですが、その物悲しさを秘めた美しさにより静かな人気を得ている作品。 かのニキタ・マガロフが来日公演でアンコールに取り上げていたのが懐かしく思い出されるほど、ここでのキーシンの演奏にはノスタルジックな情感が湛えられています。

収録曲   

  • 01. Toccata
  • 02. Adagio
  • 03. Fugue
  • 04. Promenade
  • 05. Gnomus
  • 06. Promenade
  • 07. II Vecchio Castello (The Old Castle)
  • 08. Promenade
  • 09. The Tuileries Gardens
  • 10. Bydlo
  • 11. Promenade
  • 12. Ballet of the Chickens in Their
  • 13. Samuel Goldenberg and Schmuyle
  • 14. Promenade
  • 15. The Market Place at Limoges
  • 16. Catacombae
  • 17. Cum Mortuis in Lingua Mortua
  • 18. The Hut On Fowl's Legs (Baba-Yaga)
  • 19. The Great Gate of Kiev

総合評価

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少し長めの残響の中で抑揚の効いた細やかで...

投稿日:2022/10/30 (日)

少し長めの残響の中で抑揚の効いた細やかでありながら実にスケールの大きな演奏が次々と展開されてゆく。展覧会の絵は表情がとても豊かでダイナミックで、実に興味深く聴ける素晴らしい演奏だったが、何と言っても、ブゾーニ編曲のトッカータとグリンカのひばりが掘り出し物だった。高度で安定したテクニックだけでなく、アーティストとしての自信と高い精神性を感じさせる。元々は天才少年として売りだしたピアニストだが、この演奏を聴くと、キーシンは天才を超えた孤高の境地に達している。非常に優れたアルバムである。

saitaman さん | 埼玉県 | 不明

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購入当時、NHK-FMか何かでキーシンの演奏(...

投稿日:2021/03/04 (木)

購入当時、NHK-FMか何かでキーシンの演奏(曲名は覚えていない)が気に入って、「展覧会の絵」も入ってるし・・・程度の気持ちで入手した。1曲目はバッハのBWV564、最初の一音で音の良さに驚いた。初めて聴く曲だったが気に入って、何度も繰り返し聴いた。その後、バッハ全集BOXを購入してこの曲を聴いてみた。恥ずかしながら原曲を聴いて初めて、この曲がオルガン演奏だったことを知った。ブゾーニ編というのはそういうことだったのかと納得した。音楽的なことはわからないが、ブゾーニの編曲とキーシンの演奏は見事だと思う。「展覧会の絵」も凄いとしか言いようがない。ここまでの演奏を聴くと、他の演奏を聴こうとは思わない。

snk さん | 北海道 | 不明

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日本語タイトルは「展覧会の絵」です。クラ...

投稿日:2021/02/22 (月)

日本語タイトルは「展覧会の絵」です。クラシックの知識はほとんどないので、エフゲニー・キーシンという人がどの程度の人かはよくわかりません。実はこの曲も、富田勲バージョンの方が先に聴いていたりして、どこまでも亜流な私なので、評価欄はまったく参考になりません。お好きな方に。

どん さん | 東京都 | 不明

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