モーツァルト(1756-1791)

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SACD 輸入盤

レクィエム(レヴィン版)、アダージョとフーガ マッケラス&スコットランド室内管弦楽団

モーツァルト(1756-1791)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
CKD211
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明

マッケラス&スコットランド室内管/モーツァルト:レクィエム(レヴィン版)

マッケラスのモーツァルト録音はすでにプラハ室内管弦楽団と交響曲全集が完成しており、さらに『イドメネオ』『後宮』『コシ』『フィガロ』『ドン・ジョヴァンニ』『魔笛』といった主要オペラ、後期ピアノ協奏曲の数々はスコットランド室内管弦楽団と組んだ見事な録音があります。しかしなぜか、これほど確かなキャリアを持つマッケラスがこれまで名作『レクィエム』は録音したことがありませんでした。こんなキャリア豊富な人がなぜ? という問いに対する答えは、今回の演奏が通常のジュスマイヤー版ではなくロバート・レヴィン版であるということがカギになりそう。
 「アーメン・フーガ」が1分30秒! 当代一流のフォルテピアノ奏者として活躍するロバート・レヴィンが校訂した版は、1991年のモーツァルト没後200周年にちなんでヘルムート・リリングの手で初演されたもので、いわゆるジュスマイヤー版をベースに、オブリガートなど、よりモーツァルトらしさを加え、加筆・修正したものとされています。
 この版の白眉は、ジュスマイヤー版にはない「ラクリモーサ(涙の日)」の「アーメン・フーガ」でしょう。発見されたモーツァルト自筆のスケッチは声楽部だけ、それも途中でとぎれてしまっているため、正味30秒程度のものですが、レヴィンは可能な限りモーツァルトのスタイルに即してこのフーガを展開し、オーケストレーションを施して、1分半にわたる見事なものに再構成しました。この「アーメン・フーガ」再創造の試みはノリントンが採用したドゥールーズ版でも行われていますが、あまりに長すぎ、スタイルもモーツァルトから逸脱してしまっている、という声があります。したがってレヴィン版は書法の洗練さからいって「現在存在する版の中では最も完成度の高いもの」との評価が一般的。ですがこの版の録音は、他にはまだ決して多くありません。マッケラスと、彼が桂冠指揮者をつとめるスコットランド室内管弦楽団は、これまでにも素晴らしいモーツァルト演奏を聴かせてくれたコンビだけに、このディスクは今後長くレヴィン版のスタンダードとして君臨する可能性が高いと思われます。なお、英文ライナー・ノートはロバート・レヴィン自ら執筆したものが掲載されています。(東京エムプラス)

【収録情報】
モーツァルト:
・レクィエム ニ短調 K.626(ロバート・レヴィン校訂版)
・アダージョとフーガ ハ短調 K.546
 スーザン・グリットン(ソプラノ)
 キャスリーン=ウィン・ロジャース(メゾ・ソプラノ)
 ティモシー・ロビンソン(テノール)
 ピーター・ローズ(バス)
 スコットランド室内管弦楽団&合唱団
 チャールズ・マッケラス(指揮)

 録音時期:2002年12月14日−16日
 録音場所:スコットランド、ダンディー、ケアード・ホール
 録音方式:デジタル(セッション)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND

収録曲   

Requiem

  • 01. Requiem (Introitus)
  • 02. Kyrie
  • 03. Dies Irae (Sequenz)
  • 04. Tuba Mirum
  • 05. Rex Tremendae
  • 06. Recordare
  • 07. Confutatis
  • 08. Lacrimosa
  • 09. Amen
  • 10. Domine Jesu (Ovatorium)
  • 11. Hostie
  • 12. Sanctus (Sanctus)
  • 13. Benedictus
  • 14. Agnus Dei (Agnus Dei)
  • 15. Lux Aeterna (Kommunion)
  • 16. Cum Sanctis Tuis

Adagio & Fugue

  • 17. Adagio
  • 18. Fuge

総合評価

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5.0

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下手とは思わないが、より実力のある合唱団...

投稿日:2024/05/04 (土)

下手とは思わないが、より実力のある合唱団を起用していたらもっと良くなったと思う。テンポは早めでありながら、ドライにはならずドラマティックに進行していきます。独唱陣も悪くない。評判のアーメンフーガは、モーツァルトの風味が感じられず、失礼ながら取って付けたような印象。まあ実際そのとおりなのですが。全体の出来が良いだけに、細かいところが気になってしまいますが、名盤には違いありません。音質も最高に近いと思います。

あぶらげ さん | 東京都 | 不明

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まずジャケットデザインに釘付け。まさにモ...

投稿日:2013/01/13 (日)

まずジャケットデザインに釘付け。まさにモーツアルトの白鳥の歌にぴったり。演奏はマッケラス流儀の速めの流れるようなテンポ。聴いているうちに耳に馴染んでくるテンポです。版による好き嫌いはあるにせよ、金管や打楽器を目立たせた解釈は非常に説得力があると思います。合唱の素晴らしさは特筆に値します。併録のアダージョとフーガは清冽な表現で出色の出来だと思います。

淳メーカー さん | 愛知県 | 不明

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出だしを聴いて、早足のモツレクだな、もっ...

投稿日:2011/03/09 (水)

出だしを聴いて、早足のモツレクだな、もっとゆっくりしっとりと演ったらいいのにと、初めのうちは感じていましたが、その後アーノンクール、ベームのSACDを聴いた後、なぜか、物足りなくて、結局この盤にもどってきていました。そういう、一度耳に馴染むととてもしっくりくる、永くつきあえる演奏です。レヴィン版のアーメンコーラスを聴いてしまうと、あれがないと物足りなくなってしまいますね。きびきびした、現代風モーツァルトがお好きな方は必聴盤です、先に挙げたアーノンクール、ブリュッヘン、ガーディナー、シュペリングと聴きましたが、その中ではピカいちです。シュペリングは、別の楽しみがありますが。オーディオメーカーとしても高名なLinnレーベルで録音も極上(SACD2chでの試聴)です。

かくとしらじ さん | 愛知県 | 不明

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モーツァルト(1756-1791)

1756年:ザルツブルクで誕生。 1761年:最初の作曲(『アンダンテ ハ長調 K.1a』)。 1782年:オペラ『後宮からの誘拐』初演。 1783年:大ミサ曲ハ短調 K.427(417a)を上演。 1785年:弦楽四重奏曲集(ハイドン・セット)をハイドンに献呈。 1786年:オペラ『フィガロの結婚 K.492』初演。 1787年:父レオポル

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