『サムソンとデリラ』全曲　Ｃ．デイヴィス＆バイエルン放送響、カレーラス、バルツァ、他（１９８９　ステレオ）（２ＣＤ）

CLASSIC OPERA SERIES
コリン・デイヴィス／『サムソンとデリラ』（２ＣＤ）

サン＝サーンスの書いた15ほどのオペラ作品の中でも最も優れた『サムソンとデリラ』は、フランスの生んだ傑作オペラとして、今日でも世界中のオペラハウスのレパートリーとして愛されています。このオペラは1869（1868）年に作曲が始められ、72年に完成。初演は77年のヴァイマールでおこなわれました（演奏会形式では75年に行われています）。フランスでの初演は1890年になってようやくルーアンで行われました。第2幕でデリラが歌う「あなたの声に我が心は開く」は特に有名で、オペラ・アリア集などでは必ずと言ってよいほど採り上げられるポピュラーなアリアです。
　2人のタイトル・ロールにはバルツァとカレーラスを起用。この2人は、『カルメン』での名コンビとして一世を風靡しましたが、それ以外でもシノーポリとのヴェルディ『運命の力』などをDGレーベルに録音しています。『カルメン』はDVDもあり、DG以外でも録音にライヴに共演を重ねた仲であるので、当ディスクでもまさに気心の知れた演奏を聴かせてくれます。（ユニバーサルＩＭＳ）

・サン＝サーンス：歌劇『サムソンとデリラ』全曲
　アグネス・バルツァ（デリラ）
　ホセ・カレーラス（サムソン）
　ジョナサン・サマーズ（大司祭）
　サイモン・エステス（アビメレク）
　パータ・ブルチュラーゼ（ヘブライの老人）
　ドナルド・ジョージ・スミス（第1のペリシテ人）
　ウルバン・マルンベリ（第2のペリシテ人）、他
　バイエルン放送交響楽団＆合唱団
　コリン・デイヴィス（指揮）

　録音時期：1989年2月
　録音場所：ミュンヘン
　録音方式：デジタル（セッション）