『ベスト・オブ・グリーグ』　カラヤン＆ベルリン・フィル、ヤルヴィ＆エーテボリ響、オッター、プレトニョフ、他（２ＣＤ）

ベスト・オブ・グリーグ（２ＣＤ）

ノルウェーの代表的作曲家エドヴァルド・グリーグは、1843年6月15日に生まれ、1907年9月4日に天寿を全うしました。つまり今年2007年は没後100年のメモリアル・イヤーに当たります。当アルバムはそれを記念し、DGが有する数多くの音源から選りすぐりの作品と演奏をコンパイルしたベスト盤。
　抒情詩人グリーグが書いた、最もポピュラーで、かつ美しい作品の数々が、アンネ・ゾフィー・フォン・オッターやヘルベルト・フォン・カラヤン、ネーメ・ヤルヴィ、ミハイル・プレトニョフら、グリーグや北欧音楽のスペシャリストたちによって望みうる最高の演奏で収められています。これだけのクウォリティを集められるのは、やはりDGならではのことでしょう。グリーグの旋律美と香り立つ抒情、テクスチュアから漂う色彩などを心ゆくまで味わっていただきたく思います。
　2枚組でスペシャル・プライスというのも嬉しいところ。グリーグは初めてという方は勿論、ファンにとっても魅力的なセットと言えるでしょう。（ユニバーサルＩＭＳ）

CD 1
・『ペール・ギュント』組曲第1番 op.46
　ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
　ヘルベルト・フォン・カラヤン（指揮）

・ピアノ協奏曲イ短調 op.16
　リーリャ・ジルベルシュテイン（ピアノ）
　エーテボリ交響楽団
　ネーメ・ヤルヴィ（指揮）

・ノルウェー舞曲 op.35-2（管弦楽編曲：ジット）
　エーテボリ交響楽団
　ネーメ・ヤルヴィ（指揮）

・『2つのノルウェーの旋律』〜牛飼の歌と農夫の踊り op.63-2
・『抒情小品集第5集』〜夜想曲 op.54-4
・『抒情小品集第5集〜小人の行進 op.54-3
　アンドレイ・ガヴリーロフ（ピアノ）

・春 op.34-2
　エーテボリ交響楽団
　ネーメ・ヤルヴィ（指揮）

・劇付随音楽『ペール・ギュント』 op.23〜第15曲：アラビアの踊り
・劇付随音楽『ペール・ギュント』 op.23〜第19曲：ソルヴェイグの歌
　バーバラ・ボニー（ソプラノ）
　イェスタ・オーリン声楽アンサンブル
　プロ・ムジカ室内合唱団
　エーテボリ交響楽団
　ネーメ・ヤルヴィ（指揮）

CD-2
・組曲『ホルベアの時代より』 op.40
　ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
　ヘルベルト・フォン・カラヤン（指揮）

・演奏会用序曲『秋に』 op.11
　エーテボリ交響楽団
　ネーメ・ヤルヴィ（指揮）

・4つの交響的舞曲 op.64〜第2曲：アレグレット・グラツィオーソ
・『抒情小品集第3集』〜蝶々 op.43-1
・『抒情小品集第3集』〜春に寄す op.43-6
・『抒情小品集第8集』〜トロルハウゲンの婚礼の日
　ミハイル・プレトニョフ（ピアノ）

・『6つのロマンス』〜モンテ・ピンチョより op.39-1
・『4つのデンマーク語の歌（心の歌）』〜君を愛す op.5-3
　アンネ・ゾフィー・フォン・オッター（メゾ・ソプラノ）
　ベングト・フォシュベリ（ピアノ）

・組曲『十字軍の兵士シーグル』 op.56〜凱旋行進曲　　　　　　　　　ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
　ヘルベルト・フォン・カラヤン（指揮）