CD

ピアノ協奏曲第5番『皇帝』、ピアノ・ソナタ第28番 グリモー(ピアノ)ユロフスキ&シュターツカペレ・ドレスデン(+DVD限定盤)

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
UCCG9671
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD
その他
:
DVD付き, 限定盤

商品説明

グリモー/ベートーヴェン:『皇帝』CD+DVD限定盤

現代で最も聡明なピアニストのひとり、グリモー。深い洞察力と哲学的な解釈、懐の深い感情の起伏、全ての瞬間において音楽が息づき、一心不乱に演奏します。近年の演奏の充実ぶりは目を見張るものがあります。フランスのエクサン・プロヴァンス生まれながら、フランス音楽よりもむしろドイツ・ロマン派音楽へ深く傾倒している彼女が、ベートーヴェンの『皇帝』を録音しました。
 「ベートーヴェンは歴史上もっとも興味深い作曲家です」とグリモーは言います。「もちろん彼はウィーンの学校でクラシックの教育を受けましたが、これらの概念を、特にピアノ協奏曲第5番で、絶頂に到らせただけでなく、新天地を切り拓きました。」この展開はソナタ第28番でも聴くことができます。この曲はベートーヴェンの生徒ドロテア・エルトマン夫人に捧げられており、グリモーは協奏曲と一緒に収録する作品として選びました。
 今回共演するのはカリスマ性を発揮し頭角を現している若き天才指揮者、ヴラディーミル・ユロフスキ。1972年モスクワに指揮者ミハイル・ユロフスキの子として生まれ、モスクワ音楽院で学びます。1990年ドイツに移住し、ドレスデンとベルリンで教育を受けました。グラインドボーン音楽祭の音楽監督、ロシア・ナショナル管弦楽団の主席客演指揮者、エイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団の主席アーティスト。クルト・マズアの後任として、2007年9月からロンドン・フィルの主席指揮者就任が決まった大器です。
 当盤は、CD+DVDの初回生産限定盤です。(ユニバーサル)

ベートーヴェン:
・ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 op.73『皇帝』
 エレーヌ・グリモー(ピアノ)
 シュターツカペレ・ドレスデン
 ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)
 録音:2006年12月 ドレスデン、ルカ教会(デジタル)

・ピアノ・ソナタ第28番イ長調 op.101
 エレーヌ・グリモー(ピアノ)
 録音:2007年7月 ベルリン、ジーメンスヴィラ(デジタル)

日本盤のみのボーナス・トラック
・ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 op.27-2『月光』第1楽章
 エレーヌ・グリモー(ピアノ)
 録音:2007年7月 ベルリン、ジーメンスヴィラ(デジタル)

DVDの収録内容(予定)
・ビハインド・ザ・シーン(収録風景)
・『クレド』(ペルト/ベートーヴェン/コリリアーノ)
・ミュージック・クリップ(バッハ:前奏曲ハ長調 BWV.846抜粋)
・ピクチャー・ギャラリー
・ディスコグラフィ
 収録時間未定/NTSC/カラー/日本語字幕on/off

内容詳細

グリモー初の「皇帝」で、第4番以来およそ7年ぶりとなるベートーヴェン、ピアノ協奏曲。カップリングに第28番のソナタを選んでいるのも面白い。ユロフスキの指揮による、刺激に満ちた一枚だ。(CDジャーナル データベースより)

総合評価

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私自身、好みとして女流ピアニストの弾くベ...

投稿日:2013/10/03 (木)

私自身、好みとして女流ピアニストの弾くベートーヴェン「皇帝」協奏曲にはあまりその対象範囲に入ってはいないようです。そういう事抜きにニュートラルに本盤グリモーの弾く2006年彼女が37歳の頃の「皇帝」協奏曲はバックに若いユロフスキ(34歳)が指揮するSKDOを据えての演奏で第1楽章の滑り出しからそのしばらく続くオーケストラ前奏の何か飛び跳ねる様な・・・敢えて言えば軽いSKDOらしからぬ音色に少し聴く勘乃至手元が狂いやがて参入するピアノが別次元の(女性だからか)官能性帯びた深い音色に映って結果として「女性」の力技の見え隠れになってしまっている様な感じでありました。第2楽章のオーケストラ前奏は若干テンポ速く進められもうそこからバックがリーダーシップを取った如くでピアノは前の楽章ほどの存在感は示しません。最終楽章は再びピアノが強いタッチで「ピアノの巫女」然たるベートーヴェンの魂の世界に同化して行ってる様に聴きました。ただ人の感じ方というのは微妙なものでありまして独奏と伴奏の硬軟それも独奏の「硬」が女性の避けられぬ無理となってしまって果たして今後彼女がレパートリーに比較的男性向き作品(?私の勝手な偏見・・・)を対象に活動する事に百パーセント肯くわけには行かない事が過去の女流ピアニストG.バッカウアーの例で明らかなのではないでしょうか(そう言えば彼女もブラームスの協奏曲をしきりととり上げていましたね)。さて、本盤演奏タイムは@20’08A8’07B10’07と他演奏家と極端な違いは各楽章見られませんが、どうも我々バックハウス、ケンプ「皇帝」協奏曲世代にとっては・・・いつまでもそういうわけには参りませんが・・・one of themの演奏に今現在止まってしまっております。聴き慣れぬバックオーケストラの音色響き・・・そこが指揮者の腕前なのかどうかの判断は保留して・・・も一因かも知れません。本盤は現在購入不可なのですが売りの女性ピアニストとしてクラシックファン拡大用にビジュアルでも攻めて行こうというわけか彼女の収録風景等のDVD盤(トータルタイム22’08)が添付されています、果たしてどれだけの購入モチベーションを当時放ったのかそのDVDそのものを見ていないし併録翌2007年演奏のピアノ・ソナタ第28番(タイム@4’10A5’58B3’21C7’34)も未聴なので本盤全体として当面OKランクにさせていただきます。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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 「皇帝」は悪くはないが、とくにどうと言...

投稿日:2010/08/20 (金)

 「皇帝」は悪くはないが、とくにどうと言うこともない。重苦しくなくて新鮮という面はあるけれど、この大曲でグリモーが何を表現したかったのかがわからない。それよりも私には28番の方がよかった。ベートーヴェンの後期ソナタの中で28番がどういう位置づけになるのか、新しい発見になった。軽快に見えて、実は深い響きを表現した名演奏だと思う。

おっさん さん | 神奈川県 | 不明

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グリモーの解釈は正攻法で、実にしっかりし...

投稿日:2008/11/06 (木)

グリモーの解釈は正攻法で、実にしっかりしている。骨太のタッチではないのに、これだけ貫禄を出せるのは大したものだと思う。しかも、優雅で繊細である。DVDで見てもその真摯な姿勢に感じ入るが、何分オケが実に非力なのでどうしょうもない。SKDを使ってこのような音しか出せないのだとしたら、それはもう指揮者の責任でしょう。このオケの響きは「皇帝」では無いし、ベートーヴェンとも程遠い。グリモーが良いので↑しましたが。でも4番の方が更に出来がいいと思います。

ito さん | 横浜 | 不明

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人物・団体紹介

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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