チェリビダッケ指揮シュトゥットガルト放送交響楽団
メンデルスゾーン:《真夏の夜の夢》序曲
ドビュッシー:《ノクチュルヌ(夜想曲)》
1981年収録。まだまだ元気で、立って指揮をするチェリビダッケの雄弁をきわめた指揮ぶりが見ごたえ十分。特に繊細な指示の多い《ノクチュルヌ》は、音だけで聴くよりもはるかに興味深く、当時のヨーロッパでの「チェリビダッケのフランス物は最高」という賛辞も十分に頷けます。
そういえば同じ頃に収録されたドイツ・グラモフォンのCDについて、御大吉田秀和氏も絶賛していました。
チェリ・マニアに限らずお薦め出来る高水準なオケ物DVDだといえるでしょう。
収録作品:
メンデルスゾーン:《真夏の夜の夢》序曲(正味演奏時間:約13分20秒)
ドビュッシー:《ノクチュルヌ(夜想曲)》(正味演奏時間:約32分20秒)
演奏者:
チェリビダッケ指揮シュトゥットガルト放送交響楽団、南ドイツ放送合唱団
画面:4:3 カラー
音声:リニアPCM(モノラル)
片面1層ディスク
収録時間:48分
70年代のチェリビダッケの勇姿が鑑賞できる、ファンには嬉しい作品。CDにはないメンデルスゾーンも聴きものだが、CDでも聴かれた精妙なドビュッシーがやはり素晴らしい。チェリの鋭い眼光が緊張感を生んでいる。(CDジャーナル データベースより)