CD 輸入盤

弦楽四重奏曲全集 ベルチャ四重奏団(2CD)

バルトーク (1881-1945)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
3944002
組み枚数
:
2
レーベル
:
Emi
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ベルチャ四重奏団/バルトーク:弦楽四重奏曲全集(2CD)

ベルチャ四重奏団は、1994年、ロンドン王立音楽院在学中の、ルーマニア出身のコリーナ・ベルチャ=フィッシャー(第1ヴァイオリン)、ロンドン生まれのローラ・サミュエル(第2ヴァイオリン)、ワルシャワ生まれのクシストフ・ホジェルスキ(ヴィオラ)、スコットランド生まれのアラスデア・テイト(チェロ)により結成されました。彼らはアマデウス四重奏団とチリンギリアン四重奏団に師事し、その後、アルバン・ベルク四重奏団にも教えを受けています。
 その間、1999年、大阪国際室内楽コンクールとボルドー国際弦楽四重奏コンクールに優勝し、ヨーロッパ・コンサートホール協会が主催する「ライジング・スター」シリーズのイギリス代表にも選出、カーネギーホール、ウィーン・ムジークフェラインザール、ケルンのフィルハーモニー、アムステルダム・コンセルトヘボウ、パリのシテ・ド・ラ・ミュジク、ロンドンのウィグモア・ホール、バーミンガム・シンフォニーホールなどでデビュー演奏会を実施、さまざまな賞も受けるなどして着実に評価を高めていきます。
 2001年には、ウィグモアホールのレジデント・カルテットとなり、さらにフランスのジグザグ・レーベルからヤナーチェク作品をリリースしてディアパゾン・ドール受賞、秋には、EMIと5年の専属契約を締結し、以後、ドビュッシー、ラヴェル、デュティユー(2001)、シューベルト(2002)、ブリテン(2005)、ブラームス(2004)、シューベルト:鱒(2005)、モーツァルト(2005)のほか、歌曲伴奏作品などもレコーディングします。
 2006年になると、チェロがアラスデア・テイトからフランス人のアントワーヌ・レデルランに交替、新生ベルチャ四重奏団はルーマニア、イギリス、ポーランド、フランスという多彩なメンバーの組み合わせとなり、今回登場するバルトークの全集はそんな彼らによる最初のアルバムということになります。
 ベルチャ四重奏団の演奏は大胆さと繊細さの共存した切れ味の鋭い演奏で人気がありますが、今回のバルトークは、そうした彼らの芸風にぴったりの作品だけに、仕上がりには大いに期待が持てるところです。

バルトーク:
・弦楽四重奏曲第1番 op.7, Sz.40
・弦楽四重奏曲第2番 op.17, Sz.67
・弦楽四重奏曲第3番 Sz.85
・弦楽四重奏曲第4番 Sz.91
・弦楽四重奏曲第5番 Sz.102
・弦楽四重奏曲第6番 Sz.114
 ベルチャ四重奏団

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Quartet No. 1 I. Lento
  • 02. II. Poco a poco accelerando al Allegretto
  • 03. III. Allegro Vivace
  • 04. Quartet No. 3 I. Prima parte – Moderato
  • 05. II. Seconda parte – Allegro
  • 06. III. Ricapitulazione della prima parte – Moderato
  • 07. Quartet No. 5 I. Allegro
  • 08. II. Adagio Molto
  • 09. III. Scherzo – Alla bulgarese
  • 10. IV. Andante
  • 11. V. Finale – Allegro vivace

ディスク   2

  • 01. Quartet No. 2 I. Moderato
  • 02. II. Allegro molto capriccioso
  • 03. III. Lento – un poco più andante
  • 04. Quartet No. 4 I. Allegro
  • 05. II. Prestissimo, con sordino
  • 06. III. Non troppo lento
  • 07. IV. Allegretto pizzicato
  • 08. V. Allegro molto
  • 09. Quartet No. 6 I. Mesto
  • 10. II. Mesto
  • 11. III. Mesto
  • 12. IV. Mesto

ユーザーレビュー

総合評価

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バルトークの四重奏は 偶数番の方が弾き...

投稿日:2011/06/17 (金)

バルトークの四重奏は 偶数番の方が弾きやすいのだろうか? (聞きとりやすいのだろうか?) タカーチ新録音もミクロコスモスも偶数番の方が演奏の魅力が強かった。 ベルチャも偶数番の番の方がノリがずっと良くなっている。気持ちもずっと入っている様な気がする。 正直一枚目の奇数番では曲に押しつぶされているような苦しいところもあって、好演ではあっても今ひとつの感があったが 偶数番は肩の力が抜けて 色々と表現しようとしているところや間の取り方がうまくツボにはまってはっとするような瞬間がある。 「声」がちゃんと聞こえてくる演奏になってる。 是は掘り出し物。ユニークだ。 ブラヴォー 変な言い方だがここではLively & Lovelyなバルトークが聴ける!

ORZ さん | 不明 | 不明

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二人の女性ヴァイオリニストを二人の男性低...

投稿日:2009/12/14 (月)

二人の女性ヴァイオリニストを二人の男性低声部が支えるという構図はクワルテットの一つの理想のようにも思えるが、少なくともメジャーな四重奏団ではこれまでなかった。しかもこの二人の女性の表出力たるや半端じゃない。やや誇張した譬えだが、たとえばムターとサレルノ=ソネンバーグが並んで四重奏をやるとしたら・・・という状況に近い。さてそこでバルトークだが、師匠格のアルバン・ベルクSQが西側から、つまり新ウィーン楽派の語法からアプローチしたのに対し、ベルチャの場合はハンガリーの伝統を受け継ぐ演奏ではないとしても、音色自体に東欧の香りがある(ベルチャ=フィッシャーの故国ルーマニアとハンガリーの音楽はどう違うのか、門外漢の私には明晰に論じられないけれど)。名盤山盛りのバルトーク弦楽四重奏曲全集で独自性を発揮するのは容易ではないが、男性的でバーバリスティックな演奏が主流だったのに対し、ベルチャの強みは軟体動物のようなしなやかさと音色変化のデリカシーにあるように思える。第4番ですら、攻撃的にガンガン弾いた後、一転して柔らかい表情になるところでは、ハッとするような美しさがあるし、調性と歌の要素が優勢な第1、2、6番では彼らの強みが一段と発揮される。 

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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バルトーク (1881-1945)

【新編名曲名盤300】 管弦楽のための協奏曲 | 弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽 | 弦楽四重奏曲(全曲)

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