世界初録音!
ブレイン:交響曲全集
エドヴァルド・フリフレート・ブレイン[1924-1976]は、ノルウェーの第2次世界大戦後世代作曲家のひとり。指揮者としてベルゲンでデビュー。クラリネット四重奏のための『愉快な音楽家たち』(作品1) と序曲(作品2)(PSC3117)を発表、作曲家協会のメンバーになりました。
交響曲第1番がオスロで初演された後、作曲家協会の奨学金を得てパリに留学。ジャン・ルヴィエの下で学びました。オペラ『アンネ・ペーデルスドッテル』)(PSC3121)が代表作。管弦楽のための『外海へむけて』(PSC3117、BIS367) は、憧れの気分にみちた簡素なメロディをもち、もっとも演奏されることの多いノルウェー管弦楽作品となっています。
交響曲は3曲。第2次世界大戦後の愛国的気分を反映した、伝統的語法の第1番。第2番は、表面的な装飾を排したネオクラシカルな音楽。オスロ・フィルハーモニックによる1964年の演奏を聴いた批評家、クラウス・エッゲ、ライマル・リフリング、フィン・モッテンセンの3人はそろって、ショスタコーヴィチの作品との類似性を指摘しました。ドラマティックな単一楽章の第3番。3曲のうち対位法的手法がもっとも際立ち、不協和音のクラスターなど、モダニスト的手法も使われています。(キングインターナショナル)
ブレイン:
・交響曲第1番 op.4 (1949-50)
・交響曲第2番 op.8 (1951-54)
・交響曲第3番 op.16 (1968)
ノルウェー放送管弦楽団
ペーテル・シルヴァイ(指揮)
録音:2005年1月、オスロ、ノルウェー放送(NRK)大スタジオ
制作:アーリル・エリクスタード
録音:モッテン・ヘルマンセン