マスカーニ、レオンカヴァッロ

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DVD

『カヴァレリア・ルスティカーナ』、『道化師』 カラヤン&スカラ座、コッソット、ヴィッカーズ(日本語字幕付)

マスカーニ、レオンカヴァッロ

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
UCBG1242
組み枚数
:
1
:
日本
画面サイズ
:
通常
:
カラー
フォーマット
:
DVD

商品説明

『カヴァレリア・ルスティカーナ』、『道化師』(DVD)
カラヤン&スカラ座、コッソット、ヴィッカーズ

未DVD化だったカラヤンのオペラ映像が待望のリリース。若きコッソットの名唱が聴きものの『カヴァレリア・ルスティカーナ』は、スタジオでの収録にシチリア島でのロケも交えて情趣を盛り上げる映像にも注目です。
 『道化師』は、なんといってもヴィッカーズの熱唱・熱演が見どころ。ヴィッカーズのカニオ役に対するカラヤンの信頼は大変厚く、スカラ座で『カヴァレリア』と『道化師』二本立て上演をおこなった折りには、ヴィッカーズが体調を崩してキャンセルした際に、代役での上演を拒否して公演そのものを中止、『道化師』の代わりに急遽バレエを上演させたそうで、カニオ役はヴィッカーズ以外に考えていなかったと言われています。1965年のレコーディングでは(契約上の問題なのでしょうか)ベルゴンツィが起用されていたため、この映像版は貴重です。

・マスカーニ:歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』全曲
 フィオレンツァ・コッソット(Ms:サントゥッツァ)
 ジャン・フランコ・チェッケレ(T:トゥリッドゥ)
 アドリアナ・マルティーノ(S:ローラ)
 ジャン・ジャコモ・グェルフィ(Br:アルフィオ)
 アンナ・ディ・スタジオ(Ms:ルチア)
 ミラノ・スカラ座管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
 演出:ジョルジュ・ストレーレル
 監督:エッケ・ファルク
 撮影:1968年5、6月、パラッツォ・ジャッキーオ、ミラノ
 録音:1968年5、6月、スカラ座、ミラノ
 芸術監督:ヘルベルト・フォン・カラヤン
 映像監督:エルンスト・ヴィルト
 製作:ホーラント・H・ホールフェルト
 製作総指揮:フリッツ・ブッテンシュテット
 A production of UNITEL, Munich

・レオンカヴァッロ:歌劇『道化師』全曲
 ジョン・ヴィッカーズ(T:カニオ)
 ライナ・カバイヴァンスカ(S:ネッダ)
 ピーター・グロソップ(Br:トニオ)
 セルジオ・ロレンツ(T:ペッペ)
 ロランド・バネライ(Br:シルヴィオ)
 カルロ・リッチャルディ(若い村人)
 カルロ・モレーシ(村人)
 ミラノ・スカラ座合唱団
 ロベルト・ベナーリオ(合唱指揮)
 ミラノ・スカラ座管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
 演出:ポール・ハーガー
 衣装:ゲオルゲス・ヴァケヴィチ
 撮影:1968年5、6月、パラッツォ・ジャッキーオ、ミラノ
 録音:1968年5、6月、スカラ座、ミラノ
 芸術監督:ヘルベルト・フォン・カラヤン
 映像監督:エルンスト・ヴィルト
 編集:ゲラ=マリナ・ルンネ
 録音技術:ハンス・ウェーバー、ギュンター・ヘルマンス
 製作総指揮:フリッツ・ブッテンシュテット
 A production of UNITEL, Munich

 画面:カラー、4:3
 音声:PCMステレオ、DTS 5.1
 字幕:日本語、イタリア語
 NTSC

内容詳細

カラヤンが映像作品を本格的に製作し始めたころの演奏をとらえた作品。映画として制作しているので、映像の質も細かな演技や演出など随所にカラヤンの意図が明確に表われている。特に「道化師」はカラヤン自らが監督した傑作だ。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

  • 01. 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」
  • 02. 歌劇「道化師」

総合評価

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4.0

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『カヴァレリア〜』は1970年、『道化師』は...

投稿日:2015/02/06 (金)

『カヴァレリア〜』は1970年、『道化師』は1968年、いずれもミラノ・スカラ座での収録。出来がいいのは『道化師』のほう。アルバムではカルロ・ベルゴンツィが担当していた主人公カニオ役をジョン・ヴィッカーズ、同じくアルバムではジョーン・カーライルが担当していたネッダ役はライナ・カバイヴァンスカを起用、この起用が大成功だ。ヴィッカーズはその美声はもちろん、舞台俳優としての演技力も高く評価されていた練達の舞台人で、この映像版『道化師』でも嫉妬に狂う道化師が次第に正気を失っていく様を鬼気迫る演技で演じきった。有名なアリア「衣装をつけろ」もすばらしいが、終盤の「俺はもう道 化師じゃない!」からの狂気に満ちた演技が圧巻。ネッダ役のカバイヴァンスカは映画女優顔負けの美貌のソプラノとして人気のあった人だが、評判通りの美貌で不貞を働く若妻にして女優という難役を、小悪魔的な軽やかさで演じていた。カラヤン自らが監督を務めたが、クローズアップを多用した演出で緊迫感を巧みに表現している。ヒッチコックよろしくチョイ役でカラヤン本人も第二幕に出演している。指揮は文句なし、流麗豪華な伴奏で興趣を盛り上げる。 一方『カヴァレリア〜』はジョルジョ・ストレーレルが監督を務め、カラヤンは指揮に専念している。ほぼ舞台の演出をそのまま映像化したような感じで、これといって難はないが『道化師』ほどの強烈さもない。主役のサントゥッツァ役はアルバムと同じくフィオレンツァ・コッソットが担当。この役を当たり役にしているだけあって堂に入った存在感である。アルフィオ役もアルバムと 同じくジャンジャコモ・グエルフィで、いかにもイタリアの伊達男らしい男臭さ。トゥリッドゥ役はアルバムのベルゴンツィからジャンフランコ・チェッケレに交代しているが、チト線が細い。有名な間奏曲はカラヤンの流麗なレガートが優美の極み。オルガンも入っていて、崇高さもある。

金山寺味噌 さん | 愛知県 | 不明

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 おなじみのヴェリズモオペラの2作品の映...

投稿日:2013/01/28 (月)

 おなじみのヴェリズモオペラの2作品の映画仕立ての映像である。ロケーションの効果を狙って、それぞれシチリアの田舎町、また地方都市の情景を取り入れてはいるが、カラヤン好みのアップが多すぎて、ドラマの全体像をとらえにくいのが残念である。キャストの中では、コッソット、ヴィッカーズが主役にふさわしいというよりもそれ以上の圧倒的な存在感を示している。この二人の歌唱を聴けるだけでもその価値を十分楽しめる。またスカラ座オーケストラがめっぽううまく、雄弁なドラマの語り手となっている。音楽的完成度は5点なのだが、映像面で前述のとおりマイナス1点でトータルでは4点。映像にさほどこだわらない人にはもちろんお勧めできる1枚です。

トスカの微笑 さん | 北海道 | 不明

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プレートルの指揮したDVDの評価が高いた...

投稿日:2012/02/05 (日)

プレートルの指揮したDVDの評価が高いため、あまり取り上げられることがない演奏だが、この演奏もなかなかのもの。なおカラヤン自身が演出を担当した「道化師」では「カルメン」の時と同じく、カラヤンが聴衆の一人として登場する。

akiapple さん | 不明 | 不明

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