SACD 輸入盤

交響曲第6番イ短調『悲劇的』 ハイティンク&シカゴ響(2SACD)

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
CSOR901807
組み枚数
:
2
レーベル
:
フォーマット
:
SACD
その他
:
ライブ盤, ハイブリッド,輸入盤

商品説明

《CSO•RESOUND》
=シカゴ交響楽団ライヴ=

1891年設立、ことし2007年で116年の歴史を数える名門シカゴ交響楽団が、新たなオーケストラの自主レーベル“CSO・RESOUND(シーエスオー・リザウンド)"を立ち上げました!
“シカゴ交響楽団はとどろく"という意味のレーベルの名称は、オケそのもの、つまり輝かしい音色で名高いアンサンブルのめざましくパワフルな響きを表しています。大注目レーベルの誕生です。

超優秀録音
あのスタート・リリースの第3番での圧倒的な手ごたえを再現!
2007年10月最新ライヴ
首席指揮者ハイティンクによるマーラーの『悲劇的』


シカゴ響のあらたなシェフとなったハイティンクが、首席指揮者就任コンサートでマーラーの第3交響曲を取り上げて圧倒的な成功を収めたのが2006年10月。それからちょうど一年後、ここにまたマーラーとともに巨匠がシカゴ響に帰ってきました。CSOリザウンド最新アルバムは、ほとんど完璧とまで大絶賛された第3番を受けてコンサートのスケジュール段階から早くもリリースが切望されていたマーラーの第6番ライヴ。
 ハイティンクにとってはRCOと2種(68年ライヴ、69年スタジオ)、ベルリン・フィル(89年)、フランス国立管(2001年ライヴ)につづいて、じつに5種目となるCSOとのマーラーの第6番。
 歳月を重ねて音楽に深みを増しているともっぱら評判のハイティンクは、同じ第6番で大きな話題を集めるゲルギエフ&LSO(LSO.0661)とは対照的に、ここでは終始遅めのテンポでじっくりと描いてゆきます。ライヴの熱を帯びながらも、いつもとまったく同じように誇張を排し、マーラーのスコアの指示を忠実に守るのがいかにもハイティンク。ちなみにこれまでの録音でも一貫してそうしているように第2楽章スケルツォ、第3楽章アンダンテの順に演奏、フィナーレでのハンマー打撃は楽譜通り2度実行しています。
 いっぽうのシカゴ響も、第6番についてはドラティによる楽団初演(68年)に始まり、録音ではショルティ(70年)、アバド(79年)以来とあっていよいよ機も熟してのことでしょう。心服を置く巨匠の意図に十全に応えます。なかでも印象に残るソリストの顔触れをあげてゆくと、あたたかく優美な音色を聴かせたチューバのジーン・ポコルニーに、メローに沁みるバス・クラリネットのJ・ローリー・ブルーム。そして、首席打楽器奏者のシンシア・イエ・シュトラウス。彼女はフィナーレでハンマー打撃を必死にこなし、立派に大役を果たしています。じっさい演奏の内容が期待に違わぬものであったことは各紙レビューからもうかがえます。

「破格で決然として…(フィナーレのハンマー打撃による)運命の叫びがこんなにも恐ろしく聞こえることはめったにありえない。」(シカゴ・トリビューン)

「シカゴ響はいままさに絶頂期にある。(中略)マーラーの巨大で重厚な第6交響曲は、ハイティンクとシカゴ響により明解にかつきめこまやかに演奏された。それは時を止めているかのようにおもわれるものだった。」(シカゴ・サン・タイムズ)

ハイティンクの首席指揮者就任から一年を経て、シカゴ響が着実に黄金時代を迎えつつあることを実感させるマーラーの第6番。やはり大きな反響を呼んだRCOとの第4番ライヴや先述の第3番の再現ともいうべき完成度の高さと圧倒的な手ごたえを感じさせるものとなっています。(キングインターナショナル)
 なお、このアルバムはハイブリッド・タイプのSACDなので、通常CDのステレオ音声のほか、SACDのステレオ音声、SACDのマルチチャンネル音声という3つの音声が収録されています。
 直接音の切れ味、楽器の音の細密な描写を味わうのであれば2チャンネル・ステレオが、ホールに響く全体の雰囲気を味わうにはマルチチャンネルが適しているとよくいわれますが、それらを聴き較べて楽しむのもハイブリッドSACDならではの楽しみと言えるでしょう。

【収録情報】
・マーラー:交響曲第6番イ短調『悲劇的』
 シカゴ交響楽団
 ベルナルド・ハイティンク(指揮)
 録音時期:2007年10月18、19、20 & 23日
 録音場所:シカゴ、シンフォニーセンター、オーケストラ・ホール(ライヴ)
 プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
 エンジニア:クリストファー・ウィリス

収録曲   

ディスク   1

  • 01. マーラー:交響曲第6番イ短調『悲劇的』

ディスク   2

  • 01. マーラー:交響曲第6番イ短調『悲劇的』

総合評価

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これは恐るべき名演ではないか。あまた名盤...

投稿日:2017/01/14 (土)

これは恐るべき名演ではないか。あまた名盤は多く、情念美演派と構造明晰派に大別できたと思うが、ハイティンクはこの二つを両立させた。一言で言うとどっしり構えたテンポで全ての声部をしっかりバランス取りながら、なおかつマーラーの情念美を描き切った演奏。もしチェリビダッケがこの曲を演奏したらハイティンクのこの演奏のような表現を目指すのではないか、とすら思った。小生バイエルンとのブルックナー5番を聴いて、「美に流れすぎ」と思っていたので、ここまでハイティンクが構造側に舵を切るとは思っていなかった。無知を恥じるし、ハイティンクという指揮者を代表する名盤だと申し上げるのになんの躊躇いもない。また、これだけの要求をこなし切ったシカゴ響も凄い。このオーケストラは、書道で言うと「楷書」的アプローチの上に音楽性を要求する指揮者の下で最良の演奏をする。通常CDでの感想だが、SACDだったらもっとすごいのかな。これ以上クリアになると逆にバランスが崩れるような、そんな気もした。確かに3楽章が白眉だが、小生は4楽章も「よくぞここまで頑張った」と賛辞を送りたい。

てつ さん | 東京都 | 不明

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2009年来日公演で聴きました。いや〜〜!今...

投稿日:2011/04/06 (水)

2009年来日公演で聴きました。いや〜〜!今でも鮮明に覚えています。あの音、そしてハイティンクの姿!!ホントに素晴しかったな!!! 3楽章の最後は神がかっていた!弦楽器のメロディに他の楽器の音色がミックスし、頂点に達した瞬間!・・・忘れられません。。。そして、4楽章のハンマーで完全に打撃! このCDは、あの感動をすべて伝えるに至ってませんが、思い出すために、今でも聴いてます。 ちなみに、ハイティンク様、ピッチカートで終わる最後の一音、左手が小刻みに動いてました。その静寂後の大拍手、やっぱり思い出すな〜〜。

kiyokaane さん | 石川県 | 不明

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マラ6は何枚か持っていますが、僕が持って...

投稿日:2010/11/22 (月)

マラ6は何枚か持っていますが、僕が持っている中ではこれが最高の一枚です。聞くときは毎回、感動をというか、それを通りこしたショックに近い状態を感じないではいられません。他の盤では味わえないものです。それ故、余程の時でなくては聞きませんが。音量が少し小さめなので、大きめで聞かれることをお勧めします。

自分なり さん | 神奈川県 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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