CD

バリトン八重奏曲集 リチェルカール・コンソート(2CD)

ハイドン(1732-1809)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
MRIC206
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

なかなか豪奢な大規模室内楽!
超豪華メンバーそろい踏み!
コントラバスやナチュラルホルンの超絶ソロ満載
初期ハイドンの面白さが詰まった傑作群

古楽器バリトンの無類の愛好家フィリップ・ピエルロと、リチェルカール・コンソートの腕利きソリストたちなくしては成立しえなかったであろう(そして現役盤でこれ以上の成功作はまず望みえない)、ハイドン初期の八重奏ディヴェルティメント全集! 演奏曲目すべてに初期〜中期のハイドン特有の「おもしろさ」満載、全員がソリストとして活躍中の名手による、全トラックまったく手抜きのない傑作録音です。
 「古楽器のバリトン」とは、ヴィオラ・ダ・ガンバのネック裏に、ちょうどヴィオラ・ダモーレと同じように、弓で弾かない共鳴弦をたくさん張り巡らした弦楽器。弓で弾くだけでなく、この共鳴弦を左手ではじいてギターのような妙音も得られるというハイブリッド楽器ですが、ハイドンの主君エステルハージ侯ニコラウスがこれを愛奏していたため、ハイドンら同宮廷の作曲家たちがバリトンを含む室内楽をたくさん残しています。ヴィオラ・チェロ・バリトンという三重奏編成の曲がいちばん多く録音も少なくないのですが、ここで聴けるのは弦楽五重奏とバリトン、それにナチュラルホルン2本という、室内交響曲ばりの大編成によるディヴェルティメント(+五重奏編成の貴重な作例のひとつ)。1760〜70年代の曲ですが、この頃といえばハイドンが、新しく指揮することになったエステルハージ家の楽団が腕っこきの名手ぞろいなのに驚喜して、ソロだらけの協奏曲的な交響曲を次から次へと書いた時代。ハイドン特有の手際よく整然とした曲構成を崩さず、各楽器の味わいがきわだつソロが頻出する書法は、これら八重奏曲群にもちゃんと健在。ヴィオラやチェロは当たり前、なんとナチュラルホルンまで協奏曲ばりの高音域を響かせ(コープマンやミンコフスキらの信望もあついクロード・モーリだからこそ吹ける超絶パッセージ)、古楽器コントラバスのしぶーい美音を堪能できるソロまで随所に出てきます。
 楽器好きはとにかく必聴! 折々でチェロとは違う妙音を奏でるバリトンにも耳を傾けながら、じっくり愉しみたい傑作アルバムです。(マーキュリー)

ヨーゼフ・ハイドン:
・8声のディヴェルティメント全7曲(Hob.X-1-6, Hob.X-12)
 (バリトン、2挺のヴァイオリン、ヴィオラ、2本のホルン、チェロとコントラバスのための)
・バリトン、2本のホルン、ヴィオラとチェロのための五重奏曲 ニ長調  Hob.X-10

 リチェルカール・コンソート(古楽器使用)
  フィリップ・ピエルロ(バリトン)
  フランソワ・フェルナンデス(ヴァイオリン)
  アルダ・ステューロプ(ヴァイオリン)
  山縣さゆり(ヴァイオリン)
  寺神戸 亮(ヴィオラ)
  ライナー・ツィパーリング(チェロ)
  エリック・マトート(コントラバス)
  クロード・モーリ(ナチュラルホルン)
  ピート・ドンブレヒト(ナチュラルホルン)

 録音:1989、1991年(デジタル)

内容詳細

エステルハージ侯は、なぜかバリトンという共鳴弦を持つヴィオール属の楽器が大好きで、ハイドンはこの楽器のための曲を大量に作っている。これは八重奏曲の全部。けっこう手の込んだ曲で、みんな上手い。バリトンという楽器の独特の響きの面白さがよく出ている。(T)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. バリトン八重奏曲集 リチェルカール・コンソート

ディスク   2

  • 01. バリトン八重奏曲集 リチェルカール・コンソート

ユーザーレビュー

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ハイドンのバリトン八重奏曲は隠れた名曲。...

投稿日:2008/12/09 (火)

ハイドンのバリトン八重奏曲は隠れた名曲。バリトントリオよりも規模が大きくシンフォニックな響きが楽しめる。もっと知られて演奏されて欲しい曲集です。ブリリアントのハイドン・エディションの演奏も良かったですが、こちらの方が録音も演奏もさらに溌剌としている。特にナチュラルホルンの超絶技巧がすばらしい。

ハイドンおたく さん | 東京 | 不明

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人物・団体紹介

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ハイドン(1732-1809)

ハイドンは1732年に生まれ、1809年に亡くなっています。その77年の生涯は、29歳から58歳までを過ごした30年に及ぶエステルハージ時代を中心に、それ以前とそれ以降の3つの時期に分けて考えることができます。「エステルハージ以前」の28年間は、幼少期の声楽やさまざまな楽器演奏の修行、青年期に入ってからの作曲の勉強に

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