チャイコフスキー(1840-1893)

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CD

チャイコフスキー:『悲愴』、グラズノフ:交響曲第8番 朝比奈隆&新星日本交響楽団(2CD)

チャイコフスキー(1840-1893)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
TBRCD0001
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

東武レコーディングズ(Tobu Recordings)第一弾
朝比奈隆生誕100年記念リリース
朝比奈隆指揮、新星日本交響楽団1992年ライヴ
幻のグラズノフ:交響曲第8番と『悲愴』

東武レコーディングズ・レーベル立ち上げ第1弾は、生誕100年を迎える巨匠朝比奈隆と新星日本交響楽団の最後の共演となったコンサート・ライヴです。
 グラズノフは、コンサート自体も非常な名演として絶賛を博しました。かつて新星日響自主制作盤として発売され、市場に出回ったものの、その数は少なく、すぐに廃盤となったこともあり、正に幻の名盤としてファンは血眼になって探しているものです。演奏は朝比奈ならではのスケール雄大なもので、品格ある響きには感動を禁じ得ません。
 当日のメインプログラムは、十八番の『悲愴』でした。こちらは26日の演奏が採用されております。極限まで遅いテンポで、綿密に描写されるチャイコフスキーの悲劇的なメロディには最初から最後まで身を委ねるしかありません。その凄絶な演奏ゆえに第3楽章が終わると拍手が起きています。つくづくこんな大曲を2曲も熱演する朝比奈の情熱とパワーには驚かされます。90年代後半から没年までの枯れた味わいとは異なる「プレ晩年期」とも言える92年の名演は、壮年期の魅力に満ちております。
 嬉しいことにアンコールとして愛奏したリャードフの『愁いの歌』が含まれており、ロマンティスト朝比奈の面目躍如の美演です。いずれも新星日響の熱演には特筆すべきものがあり、技術的にも申し分なく艶やかな音色や迫力ある轟音など素晴らしい出来と申せましょう。(東武トレーディング)

@グラズノフ:交響曲第8番
Aチャイコフスキー:交響曲第6番『悲愴』
Bリャードフ:8つのロシア民謡より『愁いの歌』
 新星日本交響楽団
 朝比奈隆(指揮)

 録音:
 @1992年1月18日、サントリーホール(ライヴ)
 A1992年1月26日東京芸術劇場(ライヴ)
 原盤:東京フィルハーモニー交響楽団
 プロデューサー&エンジニア:山崎達朗

内容詳細

朝比奈隆と、今はもうない新星日響との最後の共演となった、92年のライヴ録音。新星日響の自主制作盤として発表されたものの廃盤となっていた録音だ。名演として有名なグラズノフと格調高い「悲愴」も味わえる。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. チャイコフスキー:『悲愴』、グラズノフ:交響曲第8番 朝比奈隆&新星日本交響楽団

ディスク   2

  • 01. チャイコフスキー:『悲愴』、グラズノフ:交響曲第8番 朝比奈隆&新星日本交響楽団

総合評価

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グラズノフの8番目当てで買った。この曲は...

投稿日:2019/10/10 (木)

グラズノフの8番目当てで買った。この曲は以前から大好きな曲で、出ているCDはほぼ全部を所有している。私とこの曲の出会いは、中学生時代にFM放送で聴きその後すぐ購入したスヴェトラーノフ・モスクワ放送交響楽団とのものだった。原版はソ連のメロディアだったがレコードは日本コロンビアの国内版で音も悪くなく、それまで聴いてきた曲とは違った清新さに心が躍ったものだった。その後CD時代になり、多くのディスク購入してきたがすべての演奏に満足できなかった。スヴェトラーノフ・ソヴィエト国立管弦楽団とのディスクも購入したが、音質がひどくとても聴けたものではなかった。なぜスヴェトラ・モスクワ放送響とのディスクが出ないのかとモヤモヤしながら同演奏のレコードをCDに焼き聴き続けてきた。  前置きがやたら長くなったが、このディスク、かなり購入を躊躇していた。理由は私が日本のオーケストラにアレルギーがあったためである。N響の地方公演で「田舎者のお前らにはこんなもんでいいだろう」と散々陳腐な名曲を聴かされてきたからだ。そして朝日奈・大響にも決して感動できなかった。しかしこの曲があまりにも好きな私は賭けに出た。朝比奈の特性を逆に判断・期待した。満足できなかった多くのディスクはテンポがやたら速く、この曲の持つ歌謡性と対位法的な技法が聞き取れなかったからだ。そこで朝比奈のブルックナー的重厚長大路線に期待した。結果大当たりだった。第1楽章から情緒満点。決して遅いテンポではないが、各主題をしっかり歌い込む。ただのモチーフの様なメロディが美しい歌に代わってる。第2楽章。この重々しく葬送曲の様な曲を朝比奈は浄化されたアダージョ(楽譜上の指示はメスト)にしている。第2主題部で現れるフルートのメロディはスヴェトラのそれより美しい。闊達なスケルツォ(第3楽章)は丁寧な中にもユーモアを十分感じる。そして聴きどころの第4楽章。序奏の音階の4分音符を一歩一歩丁寧に丁寧に積み上げる。単純な音階が歌になっている。そしてヴァイオリンの高音のなんと美しいことか。その後ホルンとヴィオラ。チェロで奏でられる第1主題は地に足が着いておりかっこいい。クラで奏でられる第2主題もロシアの春の様に清新さに満ちている。その後展開部の対位法的な面白さ、再現部での堂々とした曲運び、感動的なコーダと朝比奈はまさにブルックナーのようにこの無名な交響曲を歌い上げる。実に堂々として爽やかな名演だった。この曲の良さを最大限に引き出した朝比奈に脱帽する。新星日響も時にロシアのオケか?と思わせる気迫で朝比奈に応えている。この演奏でスヴェトラでも感じなかったこの曲の良さに気付くことができた。やっと理想のグラズノフの第8番に出会うことができた。偏見とは良いものを見のがさせる、と反省した。朝比奈さんごめんなさい。日本オーケストラごめんなさい。買って良かった。早く買っておけばよかった・・・。既存の名交響曲に飽きたリスナーの皆さん。この機会にいかがでしょうか。

のだめノビルメンテ さん | 新潟県 | 不明

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朝比奈のロマンティシズムが爆発した名盤。...

投稿日:2010/12/22 (水)

朝比奈のロマンティシズムが爆発した名盤。録音盤として考えれば、彼のブルックナーよりも成功している。グラズノフも素晴らしい。

ushio さん | 東京都 | 不明

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晩年に朝比奈さんが新星日響を振ったのはこ...

投稿日:2009/05/17 (日)

晩年に朝比奈さんが新星日響を振ったのはこの定期1度だけだったと思います。 私は池袋で聴きましたが、収録されているこの日の「悲愴」は特別な大熱演でした。 録音でも確認できますが、3楽章が終わって思わず起こった拍手がそれを物語ります。 客席で聞いていても金縛りにあったような緊張感で、起こってしまった拍手にも共感できました。 改めて録音を聴き返してみると、こんな経験が日常的に出来た当時がなんと幸せだったかと思うのと同時に、二度と接することの出来ない寂しさを今更ながら痛感してしまいます。

KT さん | 東京都 | 不明

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人物・団体紹介

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チャイコフスキー(1840-1893)

1840年:ロシアのウラル地方ヴォトキンスクで鉱山技師の次男として誕生。 1859年:法務省に勤務。 1861年:アントン・ルービンシュタインが設立した音楽教室(1962年にペテルブルク音楽院となる)に入学。 1863年:法務省を退職。 1866年:交響曲第1番『冬の日の幻想』初演。初のオペラ「地方長官」を完成。 1875年:ピア

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